もう3月も終わり、すっかり聖ヶ丘は花の季節
AQUA MIXTの寛子(妊娠9ヶ月後半)です。
やっと妊娠6ヶ月目(20~23週) 2012年12月16日~2013年1月12日の体験記、
妊娠中期に入ると病院での健診から移行して、助産院での健診を定期的に受けるようになります。
「お産の家 Be born」助産院での健診、2回目20週健診の体験談です。
安定期に入ってから、それまで動けなかった分を取り戻すかのように連日びっちりのスケジュール(参考:初めての助産院健診)
北海道出張から戻って直ぐに12月からキャンペーンを2つ始めたり、仕事にも全力投球中。
この日も午前中の健診を終えたら、すぐに帰宅してセッション予約が4件という日でした
さて、前日にBe born助産院より電話が掛かってきました。
出産準備教室の「バースムーブメント・エクササイズ」に健診の前に参加予定だったのですが、この教室が中止になったとのこと。
講師を務める院長たつの先生がここ数日咳が止まらないので、というお話でした。
あらま。
まだお目にかかれていないたつの先生に、やっと会えると思っていたのに…
まだ会うタイミングではないと思いながら向かった健診でした。
■12月17日(月) 午前
20週妊婦健診
お産の家Be bornにて
閑静な住宅街にある「お産の家 Be born」に着き、玄関を開けると。
お休みだと思っていた院長たつの先生が、マスクをしていらっしゃいました。
やっと初対面
しかしご挨拶もそこそこに、
「はい、母子手帳出して」と言われ健診とケアの準備を始めます。
<Be bornでの妊婦健診の流れ>
温浴器による腕・足湯
計測
コンディションに合わせたケア
セルフケアのご紹介
次回の予約
(所要時間約60分)
バースムーブメント教室はお休みになったけど、先生の体調は…
「この咳ね、ウィルス性じゃないからうつらないし、大丈夫」
だそうで…
今回も、尿検査用のお小水を取ったら温浴器による腕・足浴からです。
温浴器の前でズボンを捲っていると、それをみたたつの先生に
「うわ~、足、ひどいむくみ!
確かお仕事はセラピストだったわよね。
頑張り過ぎてるんじゃないの?」
「仕事は一応、減らしているんですけど…」
(いや本当は、夜更かししないだけで、しっかり仕事してます
つい今がその時とばかり、2つのキャンペーン同時進行してしまいまして…)
「セラピストの人たちってね、人のために頑張り過ぎるからかしら。
自分の身体のこと疎かにしがちなのよね。
他の職業、例えば事務仕事の人の方がよっぽど身体が緩みやすくて。
セラピストとかエステやってる人とか、人からも影響受けやすいのか、
身体が硬くなりやすくて、むくみやすくて。」
うう、耳が痛いお話です
職業柄、自分よりも他人を優先してしまう傾向はあるようですね。
もっと自分に意識を向けていくこと。
助産院でのお産のためには、そこは意識して変えていかないといけないというお話でした。
確かに11~12月は、仕事のスケジュールがみっちりで休み無し。
ぎっちり働いてその後、ちょっと長めの休暇を取るのが自分の好みのサイクル
そして実はこの健診の次の日から、2泊3日でマタニティ温泉旅行の予定を入れていました。
それもあって、休暇前だしと休み無しで働いていたわけです。
温浴器による腕・足浴が終わっても、足のむくみはひどいものでした。
まるで象の足
「今日は足のむくみがひどいから、足で踏みながらケアをしますね」
足踏み…足を使って、体重の移動で圧をかけ、リンパの流れ、血液の流れ、気の流れを整えるのだそうです。
ということで、ベッドに横になるとグイグイと足で踏まれていきます。
リンパの流れは相当滞ってる模様…痛いところもあります
ケアを受けながら、初対面のたつの先生とやっとお話が出来ました。
うちでスピリチュアル・リーディングを仕事にしている話になって、
「じゃあ、子供が来るのも何か
(スピリチュアルなメッセージの)お知らせがあったの?」
と聞かれました。
お知らせと言えば、5,6年前からになるのでしょうね。
そこから、夫婦共に子供を迎え入れる様々な準備をすることになったので。
(参考シリーズ:魂を迎え入れる)
今の仕事の話から、食生活の話へ。
菜食の話から、アーユルヴェーダも取り入れて、夫がアーユルヴェーダのスープやサブジ(野菜の炒め物)など作ってくれる話になり…
「香取薫さん本人が作るインド料理は大丈夫なのに、
彼女のレシピで他の人が作ると、スパイスが多すぎるのよね~」
あ、それは納得
彼女のインド料理・アーユルヴェーダの本は大好きで何冊も持っていて参考にしています。
しかしレシピ通りに作るとスパイスの量が多過ぎると感じるので、いつもスパイスは半量程度で作っているのです。
そしてこれって、料理全般で言えること。
同じレシピでも作る人が違うと、全く味もエネルギーも変わる
不思議なようで、でも分かります。
だからこそ、AQUA MIXTの料理教室はレシピ紹介に重点を置かないのです。
レシピ教えて下さいって言われるのが、一番困ること。だって同じレシピでも、決して同じものは出来ないですから。
それより大切なものがありますからねそちらを伝えたい…(文章じゃ難しい)
それがつかめれば、レシピに縛られることなくその時最高の料理が出来ます
そしてスパイスやアーユルヴェーダの話になってから先生がハッとして
「もしかして、クミン結構摂っている?」
インド料理の定番スパイスの1つ、クミン。
クミン、コリアンダー、ジンジャーが3大スパイスですね。
「昨日も結構食べたかも…」
「アーユルヴェーダの本に書いてあるわけじゃないんだけど、経験的に分かってきたのがね。
妊婦がクミンを摂ると、身体が硬くなって筋張るのよ。妊婦じゃなければいいんだけどね~。
出産が終わるまで、クミン禁止ね」
夫婦して大好きなクミン、ここに来て禁止令が出てしまいました。
でも身体が筋張っているのは、助産院の出産では致命的ですから…
そして身体作りの話に。
何しろアラフォー出産ですから、助産院で産めない可能性も…一応他の人より高いわけです。
そこのところはよ~く自覚した上で、身体作りをしていきましょう、という話から、
「たとえ帝王切開になったとしてもね、
産前に身体作りをしっかりしておくと、
産後が本当に楽だから」
そう、今こうしてアラフォー出産の身体作りをせっせとしているのも、助産院での自然なお産に固執するためではなく…
出産を通して、自分の身体・女性性に向き合うこと。
お産という人生最高のデトックスの機会に、身体を生まれ変わらせることも出来るということ。
そんなことを再確認しました。
お産に向けて身体作りをしていくことで、女性は産前よりも産後によりずっといい状態になれる最高の機会だそうです。
(逆もしかりです。産後老け込んでしまうタイプの人は…)
足踏みケアが終わり、身体のゆがみや状態のチェックに移りました。
「ご主人、整体やっているんだっけ?
ここ普段からしっかりほぐして柔らかくしてもらってね。
うちでは、そのケアのバランスのチェックをするので。」
特に強調されたのは、内ももと座骨結節。
ここが柔らかいと、骨盤が開きやすくなる特に大切なポイント。
この後毎回の健診で思うのですが…
うちは夫が整体師だから「日々のケアは大丈夫」と思われているようで、潤治責任重大
先日は夫婦参加の分娩説明会も終えて、いよいよお産本番が近づいてきていることもあり、
前回33週の健診でもたつの先生に言われました。
「水本さんのところは、ご主人が何とかしてくれるから大丈夫」
夫婦初めての体験ですが、本当に潤治が何とかしてくれるんだろうか…
しかし夫婦で参加する教室で、何度かたつの先生も潤治に会っています。
「やりたいことをやっている人って、目の輝きが違うわね~」
と後で言われたり、たつの先生の中で潤治評価はとても高いようです
出産当日は、助産師さんたちの期待のまなざしの中でマッサージするのかな。
そしてBe bornで充実している出産準備教室にいろいろ参加して分かったのは、
「お産を通してのパートナーシップや、パートナーとのコミュニケーション」
をとても大切にしている助産院であるということ。
パートナーとは夫であることが多いけど、もう少し広義にお産を手助けしてくれる人全般。
お産は1人でするものではない
ということをいろいろな形で気付かせてもらっています。
初めてのたつの先生との対面、そして健診はとても充実した内容でした。
ケアも良かったですが、やはり心構えの部分や、本では得られない生きたお産の知恵がたくさん詰まっていました。
咳は辛そうでしたが、忙し過ぎだったとたつの先生も反省していると思いきや…
「私はお産しないからいいけど、お産を控えている人は忙しくしちゃ駄目」
はい…
最後に。
実はこの時期(初冬・12月半ば)、アーユルヴェーダの体質論ドーシャでは、季節がピッタ(火)の季節からヴァータ(風)の季節に移り変わるとき。
身体の中のヴァータも乱れやすいと言われています。
そして私もたつの先生もヴァータ体質で、11~12月は特にヴァータが乱れて体調を崩しやすい時期だったのです。
(体質チェックはこちら)
どうりで、秋にヴァータエネルギーでテンション高くいろいろなことをしてしまうツケが12月にやってきて…
私は冬至前は日照時間や季節が陰に傾くせいで無理が利かない、体調を崩しやすいのだと感じていました。しかし、さらに季節のサイクルでアーユルヴェーダのドーシャでも説明がつくことが分かり、深く納得でした。
マタニティシリーズ全体
コメント
行こっと♫ そこすごく楽しそうですね。
分かち合ってくださるなんて・・いやあ嬉しいですねえ^0^
私も寛子さんやたつの先生みたいに独立したいです。
Keikoさん
是非、その時が来たら私の経験を分かち合いますよ!
助産院には医師はいないので(医療行為は出来ないところなので)たつの先生は助産師さんです。
助産師であり、鍼灸師であり、看護師としての病院勤務経験もあり・・・
独立する人って、いつまでも飽くなき追求をしているなと思います。
「昨日タイ式マッサージを教わったの!」といって練習台にさせられた検診日もありましたよ(*^ー゜)
たつの先生って、足踏みマッサージまでしてくれるんですか?すごいな。それで産婦人科医でもあるのですよね?こういうお医者さんもっと増えないかしらね~。私も縁があったら、こういうところで産みたかったですね。万が一もし本当にそうなれたら、寛子さん、またいろいろ教えてくださいね。あ、仕事はどうぞほどほどに・・体休めてくださいね。