桜の開花、今年は早すぎですね…
AQUA MIXTの寛子です
妊娠5ヶ月目(16~19週) 2012年11月18日~12月15日
の体験記は、5ヶ月目の妊婦健診です。
助産院での出産は、そんなにハードルが高いものなのかと実感する
院長外来と助産師外来のお話。
助産院で産むための準備は、身体作りだけではなかったのです。
いつの時代でも変わらず、お産は命がけのもの。
それはそれで肝に銘じた上で、どんな形になってもいいお産をしたいですね。
■2013年12月4日(火)午前 妊娠18週1日(5ヶ月なかば)
妊婦健診 府中の森土屋産婦人科
車で多摩川を越えて、いつもの通り潤治と一緒に向かいました。
安定期に入ると通院が月1になるので、4週間ぶりです。
この日の病院は空いていて、スムーズでした。
(写真:病院内もクリスマス仕様)
5ヶ月目の妊婦健診は、
いつもの「妊婦健診」と「超音波検査」に加えて
おりもの(膣分泌物培養)検査がありました。
クラミジア抗原検査、B群溶連菌(GBS)検査
かみくだいて言えば、これらは感染症の検査です。
もし陽性だと産道を赤ちゃんが通る時に感染してしまう可能性がある、普段はあまり自覚症状がない感染症。
万が一陽性の場合は、お産の場合に抗生物質の注射を打つ必要があるそうです。
・院長外来にて妊婦検診・超音波検査・膣分泌物培養検査
超音波検査は、いつも不思議な感じがします。
子宮の中で赤ちゃんが動いている様子、しっかり分かるんですもの。
でも、赤ちゃん自身は超音波検査がそれほど好きではないと聴いたことがあります。
親がお腹の赤ちゃんのことを心配して、やたらと超音波検査を受けることは良くないみたいです。
胎教としても、お腹の赤ちゃんを信頼し、自分の身体の感覚で赤ちゃんの状態を感じられるのが良いのでしょうね。
しかし最近は病院の人気取りなのでしょうか、超音波検査も進化して3D/4Dとより立体的にリアルに赤ちゃんが映し出されるもの、動画としてDVD化してくれるところもあるそうです。
私としては、そこまで必要とは思えないんですよね…
土屋産婦人科は、2Dとピンぼけの3Dの画像(何が映ってるのかとても分かりにくい)をくれるだけです。
助産院では、触診と胎児の心音確認しかしません。
赤ちゃんが無事に育っているかどうか分かること、それで充分じゃないでしょうか。
今回もまず、最初に超音波(エコー)検査
前回キウイ大(約10cm)の胎児だった赤ちゃんは、頭だけで鶏卵サイズに!
順調に週数通りの成長を遂げています。
写真はイメージです。
(参考サイト:妊娠5週[妊娠4ヶ月] 超音波写真でわかる赤ちゃんの様子-gooベビー)
大きくなってきたので、エコーのモニターには全身が映らなくなってきました。
そして内診台では、膣分泌物を採取して、胎盤と臍帯の様子をチェック。
これも特に問題なし。
さて土屋先生からは、やはり高齢出産のリスクを心配されてのお話でした。
「何かあって助産院から病院へ運び込まれるのも、
(助産院の37週正常分娩の条件を満たせず)
直前に病院に転院するのも、
かなりバタバタすることになるので、
出来れば落ち着いて出産が出来る環境を、
あらかじめ選ぶ方が良いと思いますよ。」
先生なりの、病院で産むと最初に決めておいた方が安心ですよ、というメッセージでした。
土屋先生からすると、40歳を超えての初産・助産院で医療介入なしの自然分娩をしようなんて、無茶もいいところみたいです。
そんなに助産院での出産って、
ハードル高いんでしょうか…
土屋先生なりに「お産は今でも、命がけの仕事ですよ」って伝えてくれているのですね。
それでも妊婦と赤ちゃんの主体性を重んじてくれる理念の病院ですから…
「(Be born助産院の院長)たつの先生と
よく相談して、決めて下さいね。」
で終わりました。
ちなみにこの頃、タイミングが合わなくてまだたつの先生には一度もお目に掛かれていないのでした
私自身はリスクを無視しているワケでもなく(むしろリスクを最小限にすべく身体作りに余念無し)、助産院で医療介入なしの出産に固執しているわけでもないのです。
何かあれば土屋産婦人科にお世話になれば安心、って思っているんです。
でも病院側・助産院側双方の話によると、助産院出産希望の方の中には頑なに医療介入を拒もうとする人もいるそうです。
西洋医学と東洋医学(中医学やアーユルヴェーダ)、どちらもうまく共存しての医療だと思うのですけどね
「次回は、年内にもう1度だけ来て下さいね。
その後は(30週・36週ポイント健診以外)Be bornさんにお任せしますので。」
・助産師外来
細かい質問や今後の事は、助産師外来での対応となります。
ここでもやはり、助産院で産むということについて最終確認です。
まず現状の説明から。
助産院での出産を希望する人の
20%(10人に2人)が、
病院に転院せざるを得ないとのこと。
どうしても20%の人は、出産間近・出産中のタイミングで医療介入なしの自然分娩が難しいと判断されるのです。
この事実をとても強調されました。
よっぽど「助産院で産みたかったのに…」と固執する妊産婦さんが多いのでしょうね。
そして助産師さんがカルテを確認しながら
「Be bornさんですか~。
あそこ、特に厳しいですよね」
実は、土屋産婦人科の助産師さんたちにしょっちゅう言われるこの台詞。
次の日に病院主催の「マタニティ・ヨガ」教室に出た時にも、やはり言われました
数多くの助産院と提携している土屋産婦人科ですから、その中でもピカイチ厳しいのかしら
でも私にとっては、何が厳しいのか…
自分の今のライフスタイルに合った産院を探していたら、Be born助産院になっただけなんですが。
でも普通の現代人のライフスタイルだったら…
食生活を気をつけて、早寝早起きをして、日常のセルフケアも怠らず、自分自身を内観し続け、女性の身体知を引き出し自然なお産を目指した身体作りをしていくBe bornの指導。
いきなりライフスタイルそのものを変えようとすると、厳しいのかもしれません。
病院や他の助産院と比べても、Be born助産院の様々な身体作りの指導や各種教室があるのは珍しいと思いますもの。
そしてもう一つ確認されました。
「助産院で産むことについて、
ご家族の反応はいかがでしょう?」
横でニコニコしている潤治をみて「ご主人は協力的みたいですね」
これは百聞は一見にしかず、直ぐに理解いただけました。
「でもご主人が一緒に来られない方の中には、
実は理解を得られていない方も多いんですよ」
なのだそうです。
そうすると、パートナーとのコミュニケーションの問題も、助産師さんが扱うのだとか。
そして、実家の家族の反応についても聞かれました。
私の両親も、私の主体性を特に重んじて昔からあまり口出ししてこないのです。
(お陰さまで、とても主体的な人間に育ちました。)
病院がどこなのかさえ、最初は聞くのを忘れているほどの執着のなさ。
私が助産院で出産希望ということも、周りに助産院での出産経験者がいないせいかイメージが全然湧かないまま、かといって自分で調べるわけでも無く…(これが妊娠8ヶ月になってから、認識のズレ発覚に繋がるのですが)
潤治の両親はさらに、口を出してくることは一切無く。(一応、長男なのですが…)
両家とも問題なし。これも
「おじいちゃん・おばあちゃんが、色々とコントロールしてくることも多いんですよ。
その場合は、一緒に来てもらってお話する必要があるんです。」
なのだそうです。
その点は本当に自由にさせてもらっていて、自分たちのこだわりを最優先に実践出来ることに、感謝ですね
今回の助産師外来はこのように
「助産院で産むための、
周りの環境が整っているかどうか?」
の確認だったようです。
なるほど。
自分の身体作りやライフスタイルの面だけではなく、周りの理解や協力も得られているかどうか。
そこも助産院出産は、ハードルが高くなる部分のようですね。
Be bornの出産準備教室に参加すると
「年齢を考えると出産は病院で、その後の産褥入院をBe bornで予定している」という方にも出逢います。
出産には不安もリスクもつきものですから、常識的な選択と言えば当然なのかもしれません。
「もう40代なのだから、いろいろ心配もあるし病院で出産しなさい」
なんていう家族がいなくて、本当にありがたかった。
うちの両親はこの40年間、常に彼らの常識を超えた予想の付かない選択をし続ける私を、放任するしか選択肢はなくなってしまったのかもしれません。
進学、就職、結婚、今の仕事…私の人生の分岐点すべてにおいて、両親からしたら理解出来ないことだらけ。
(交際期間無く入籍って、一番衝撃的だったかも)
天使に導かれていつも予想を超えた結果になるけれども、自分ではとても納得している人生だから
そんな私をみて「心配しても、無駄」と悟ってくれたようです
(でも波瀾万丈な人生、とても心配をかけてきたことは重々承知しています…)
さて、妊娠5ヶ月・18週にもなると胎動を感じる人も出てくるのですが、私はまだでした。
19~20週が胎動を感じ始めるピーク、遅くとも21~22週には感じられるようになるとのこと。
さて、私の初めて胎動を感じた日は…
妊娠6ヶ月体験談に続きます。
マタニティシリーズ全体
コメント
景子さま
いつも一番乗りコメント、ありがとうございます。
助産院は、最初に自然なお産を目指すことが可能かどうか、そこで振るいにかけられるんですね。
受け入れて貰えて、良かったです。
でも、結局は年齢じゃないところに行き着くんだと思いますよ。景子さんも、そんなに齢変わらないじゃないですか!
土屋産婦人科は助産師外来に力をいれているので、きちんとコミュニケーションを大切にするところがいいですね!
この数年「女性性」と向き合うテーマに取組んできた結果の、妊娠出産なんだなぁと、改めて実感中です。
またまた一番乗りです♪
面白かったです!
いやあ、寛子さんで高齢出産なんて言ったら私なんて老齢出産ですよ・・そうか、助産院って受け入れてくれないこともあるんですよね、忘れてました。でもその産婦人科の土屋先生って良さそうな先生ですね。ご両親の意見まできいてくれるなんてすごくいい方針の病院なんですね。赤ちゃんなんて、つるーんと、にょろーんと出てくるんじゃないんですね。そうでした、出産はタイヘンなことでもあるんですよね。みんな忘れてるなぁ・・大事なことなのにほんと縁のない世界です。少なくとも私の世代は仕事するのに忙しくて、とても大切な本来の「女性性」なんて無視してきたから。
早く5月になってご対面したいですね。今度は出産レポート待ってます!