私が今まで視てきた過去生リーディングから、印象的なお話を。
守秘義務を守りながら、または許可を得ながら、ご紹介していきますね。
仲の良い兄妹が生き別れた前世の記憶
旅に出た兄を待ち続ける妹
ある時代、仲の良い若い兄妹がいました。
時は戦国時代、旅をするには命がけともいえる時代でした。
兄はある日、どうしてもやり遂げたいことがあり、故郷から旅立ちました。
きっと帰ってくると、妹に約束して。
しかし、何年たっても。
その兄は、故郷には帰ってくることはなかったのです
旅先で流行り病にかかり、亡くなっていたのでした。
故郷に残された妹はその事情も知らず、
生死の分からない兄の帰りを待ちつづける人生を送りました。
兄にもう一度会いたかった
兄の気持ちを尊重したけれど、本当は離れたくなかった。
そんな想い残しを持ったまま。
生まれ変わった兄妹の出会いと前世の影響
その2人は、現代の日本に生まれ変わりました。
妹だった女性が進学した先で、
兄だった男性に先輩として出会いました。
もちろん2人は、潜在意識の中にある前世の記憶は覚えていません。
ただ分かるのは・・・
不思議な懐かしさを感じる
ここにいた…会えた…という静かな喜び。
平和な2人の先輩後輩としての関係が、続いていました。
前世の喪失の感情が出てくる時
数年経ち、その男性は卒業し
地方へ就職することとなりました。
兄と生き別れた前世の記憶は覚えていないものの、
その女性は、その時思ったのです。
「このまま離れたら、もう一生会えないかもしれない…」
記憶は思い出せなくても、
似たような状況で感情はリアルに思い起こされます。
その恐れは前世の記憶によるものだったけれども、
彼女はその出どころはわからずにいました。
それでも、なんとかしなければ!
死に別れの場合、後に残された者の方が、
強い想い残しを持っていることが多いです。
そうして、女性は交際を申し込みました。
今世は共に生きる選択をする二人
2人の関係は兄妹ではなく、男と女となったけれども、
交際することで共に生きる選択をしたのです。
男女としてお付き合いすることで、
絆を深めるという今世での選択でした。
転生してまた出逢う意味・ソウルメイトの奇跡
前世で死に別れた2人が、転生してまた出会う。
生き別れや死に別れをした過去生があったとしても、
また出会いたいという想いがあれば。
転生を通して、また生まれ変わった時に出会うことが出来ます。
ちゃんと、また来世以降でも、巡り会える。
そして、前世では出来なかった
「共に過ごすこと」を実現することもできるのです。
ソウルメイトは、恋愛関係だけではなく、
家族として生まれ変わったり、
近しい友人関係で出会うことも少なくありません。
色々な関係で転生を繰り返し絆を深めてきている、
その人との出会いなのです。
初めてあったのに、
初めてあった気がしない、
のは当然かもしれませんね。