親の心理的汚染を乗り越えてしあわせな男女関係

トラウマ人間関係・良縁運

僕は心理カウンセラーを20年以上しています。
スピリチュアルカウンセラーとしてのお仕事は17年ほど、それよりも長く生業としてしていることになります。

心理カウンセリングは、さまざまな心理的療法を用いて「症状の消失」「その症状の発生しやすい癖の変容」を目的としています。

症状と言えば、なにかとてつもないたいへんなことみたいに思う人もいます。

「わかっちゃいるけど、やめられない」
「外界の刺激に反応しやすいことがある」
「原因不明の怖れや不安が発生する事象がある」

といったことです。

その症状の種になりやすいのが、親からの影響です。
それが過度なものの場合「心理的汚染」と呼びます。

幼少期にその汚染を受け容れて、そのまま自分のものにする場合が多いですね。

それをどう変容させていくかは、その人その人の「選択」によります。

誰もが親の影響を受ける

ひとりで生きることができない状態でわたしたちは生まれてきます。そのため、誰かのお世話にならざるを得ません。誰もが親や養育者からの「愛情」をもらいます。歪んだ愛を持った親のもとで育つと以下のような心理的影響を受けます。

自己肯定感の低さ

親からの否定的なメッセージや批判により、自己肯定感が低くなることがあります。自分自身を受け入れることや自分を大切にすることに苦労するかもしれません。「自分を大切に」と言われても何をしていいのか分からない場合があります。

片時も忘れられない不安や恐怖

親からの暴力的な言動や身体的虐待、心理的虐待などにより、常に不安や恐怖を感じることがあります。その恐怖の対象は常に日常にあり、過度な緊張や心配、恐怖症の症状につながることがあります。

対人関係の困難

親からの虐待や否定的な扱いにより、他人との関係に対して不信感や警戒心を持つことがあります。信頼関係を築くことや自己開示することに難しさを感じるかもしれません。

自己犠牲的な行動

親との関係で、自分の欲求や需要を抑えることを強いられた経験から、他人のニーズや要求を優先する傾向があるかもしれません。自己犠牲的な行動や過度な努力をすることがあります。そうすれば、愛されるという経験を獲得したのでしょう。

完璧主義やコントロールへの執着

親からの厳格な期待や支配的な態度により、完璧主義やコントロールへの執着を抱えることがあります。自分自身や周囲の状況を厳しく評価し、完璧を求める傾向や、事柄をコントロールしようとする傾向が見られるかもしれません。「ちゃんとしなさい!」「きちんと!」などの言葉が口癖であることが多いでしょう。

被害者意識や自己否定

親からの虐待や否定的な扱いにより、被害者意識を持つことがあります。自分自身を責めたり、自己否定の感情を抱えることがあります。過去の出来事に囚われ、自身の成長や幸福を阻害することもあります。「しあわせになってはいけない」という潜在意識の自動パターンがあるかもしれません。

身体的な影響

とくに女性に多い症例で、母親との関係により、身体的な影響を受けることもあります。女性として氣をつけてきた母親の思考に影響されます。睡眠障害、食欲の変動、消化器系の問題、生理痛、筋肉の緊張などの身体的な症状が現れる場合もあります。

 

親の心理的汚染が問題となる男女関係

そして、その種が発芽しやすいのが、男女関係です。
自分の女性性と男性性との統合途中も同じくです。

そのために、できることは何でしょうか。

幸せに男女関係を紡ぐために、癒しておきたい心理的な側面をいくつか出してみます。

  • 異性の親からの肯定的な評価や支援
  • 異性の親とのショックやトラウマを癒す
  • 評価を氣にせず、自分を優先させて、自分自身を愛すること
  • 異性の親とオープンなコミュニケーションを通じて、自分自身や親との関係を理解する

そして、男女関係において、起こりうる問題としては、以下のようなものがあります。

  • 相手への信頼の欠如
    親との関係が信頼に基づかなかった場合、他人への信頼感が希薄になることがあります。異性との関係において、相手を信じることや自分自身を開示することに抵抗感を抱くかもしれません。
  • 対人関係の不安
    親からの虐待や否定的な経験があった場合、異性との関係に対して不安や警戒心を抱くことがあります。恋愛や親密さを表現するための触れ合いに対して不安を感じる可能性があります。
  • 自己表現の困難
    親からの非難や否定的な刷り込みがあった場合、自分を表現に対して不安や恐怖を感じるかもしれません。異性とのコミュニケーションにおいて、自分自身を適切に表現することや感情を伝えることに苦労するかもしれません。ついつい我慢してしまうこともあるでしょう。
  • 境界線の問題
    親があなたに対して、「あなたのためを思って…」と「支配欲」を醸し出し侵略的だった場合、自己と他者の間の境界が曖昧になることがあります。異性との関係において、個人のプライバシーや個別のニーズを適切に尊重することに難しさを感じるかもしれません。
  • 過度な依存または自立(逃避)
    親との関係が不安定だった場合、異性との関係において過度に依存する傾向があるか、逆に関係を避ける傾向があるかもしれません。安全なバランスを見つけることや相手との健全な関係を築くことに難しさを感じるかもしれません。「ちょうどいい」が難しいという感覚でしょうか。
  • 感情のコントロールの困難
    不安定な親の影響下で育った人は、感情のコントロールに困難を抱える場合があります。過去のトラウマや感情的な傷が、異性間のコミュニケーションにおいて感情の起伏や怒りの爆発を引き起こすことがあります。ドラマチックな男女関係は感情的に疲労します。
  • 同じパターンの繰り返し
    親からの虐待や否定的な経験があった場合、それと似たようなパターンの関係を繰り返す傾向があります。再び苦痛やトラウマを経験する可能性があります。

などのことがあります。

しかし、心理カウンセリング&セラピー、自己成長の取り組み、良好な関係のモデルがそばにいるなどの経験を通じて、健全な異性間のコミュニケーションを発掘、磨いていけます。

異性の親に対しての心理的汚染は、その後の男女関係にある一定のパターンを生みだすことが多いです。それを自覚することよりも、まずは吐き出すことが大切と言えるでしょう。

AQUAMIXTのエネルギーマスターセッションは、そのひとつです。もちろん、認知療法としての心理カウンセリング、過去生からの認知を深めるスピリチュアルカウンセリングもいいでしょう。

 

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