自分の氣持ちに正直になることは素晴らしい!「不登校が呼び覚ますもの」

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不登校児の急増は、時代の必然

小学校・中学校の不登校児数は、令和2年の時点で20万人を超える勢いです。新型コロナウィルス回避のための長期欠席を加算すると、+2万人です。(文部科学省調べ)

娘の不登校をきっかけに、いろいろな方と接する機会が増えました。そして、「アンスクーリング」という言葉も知りました。「学校」を選択しなくても、いろいろな選択肢で子どもたちは育つわけですね。

しかし、「不登校」という言葉に、負のイメージがあるようです。
「学校は(誰もが)行くもの」が前提として語られているイメージですが、いかがでしょうか?

僕自身は、ベビーブーマー世代ですから、子どもが多くて統制をとるのに、学校の先生も親たちもたいへんだったことを記憶しています。

統制をとるため、ある程度のコントロールをするために、

「学校に行かないとたいへんなことになる」
「りっぱな大人になるために学校に行け」
「我慢してでも、学校に行こう!」

と思わせた方が良かったのでしょう。

いつまでも、自分には合わないと思う人を、学校というシステムに合わせようとするのは無理が生じてきています。多くの不登校児、そして、深刻な状況と言われる(令和3年度版 自殺対策白書 より)10代の自殺者数の増加は、今の時代の問題点をあぶり出す。

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「自立への道 不登校が呼び覚ますもの」映画監督 種蒔夫氏

不登校児が大人になり、その彼らにインタビューを行い、ドキュメンタリー映画を作成した種蒔夫監督。

「学校」にまつわる自分自身の「思い込み」をほぐす映画と僕自身は思います。

なぜなら、義務教育とは、子どもが学校に行かなければならないという義務だと思っていましたし、そうしないと「立派な大人になれない」「社会で苦労する」と思っていました。

種監督の映画を観て、思ったことは「自分の気持ちに正直になることは素晴らしい」ということでした。その映画に出てくる「不登校」を経験した人たちの笑顔、自信のある顔つき、何とかなるという自己信頼感、自己肯定感のある雰囲氣は、とても印象的でした。

そして、「不登校」という選択を肯定してくれる人が周りにいること。

映画を観て、自分の「生きる力」を自ら育てようとする娘の意志をあらためて確信しました。

その娘のインタビューをするために、中野と清瀬の上映会で仲良くなった種蒔夫監督が我が家にやってきました。我が家のセラピールームで小一時間、話をしていました。

どんな話をしたのかは、僕たちは知りません。
そのインタビューの間、監督の連れているワンちゃんのお散歩でしたから…。

さて、監督曰く、不登校というものに対しての父親の介入が日本では少ないそうです。
その自主上映会でも、父親の姿があまりありませんでした。

父親視点の「不登校」への取り組みも発信していきますね。

そして、「不登校」を選択する娘のおかげで、種蒔夫監督のような大人がいて、あらためて「自由に生きること」の意義を感じます。

我慢せず、誰かの期待に振りまわされず、自分の直感を信頼して、生きる自由を、今後もセラピーを通じて、お手伝いをしていきます。

また、残念ながら、日本では不登校の「不」の字は良い印象がありませんが、登校しなかったということが、多くの不登校児の宝ものになるような現実を創り出していきたいと思っています。

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