「あなたは何をしている人ですか?」と訊ねられて答えられるような職種を僕は羨ましいと思っていました。どこかの企業に勤めている、一般的な職業など共通認識として扱えるものということでしょうか。
「スピリチュアルカウンセラー」ですと返答しても、「え?」と思われるのが一般的のように感じるのは僕だけでしょうか?
前回の記事「スピリチュアルカミングアウト『シークレットシューズの法則』」では、僕自身、恥ずかしい経験から得たエッセンスを教訓に今を生きていることをお伝えしたかったわけです。
簡単に求めている身長になってしまった錯覚と親しい人たちが引き戻す現実に僕は自己乖離を起こしそうになっていたのです。
スピリチュアルなことを扱って起業する場合、
この自己乖離があると後々、それは自己矛盾となり、苦しむことになると僕は思います。
一足飛びに手に入ってしまったかりそめの自尊心を保護するのは難しいためです。それは幻だから…。
一足飛びに手に入りそうな仕掛けは世の中にたくさんありますね。
さて、話がずれましたね。
今でこそ、「スピリチュアルカウンセラーです。」と
周りの人たちの問いに答えることができますが、
AQUA MIXT が立ち上がり、僕自身も他人からセッションのお申込みが入り始めた頃、
当時はあるコールセンターのような職場で働いていました。
職場仲間とカードリーディングをして遊ぶこと、占うこと、鑑定?することも増えました。
僕は楽しくてリーディングさせてもらい、何かしらのメッセージを受け取った同僚たちは喜んでくれました。
「水本さんって結局、何をしている人なんですか?」
と訊ねられると、
「オ、オラクルカードでメッセージをね、伝えたりしているの。」
と答えるのが精一杯でした。
「オラクルカードって何?占い?」とかぶせて訊ねられると、
「そうだなぁ、タロットカードみたいなもの?」と
相手の理解の範疇を気にして迎合した応対に僕はなるのでした。
その職場を離れる時、
僕はタロットカード占い師として独立するらしいと
仲間内では言われていました。
タロット占い師の方にも失礼な僕の応対ですね。
残念ながら、その職場から、僕のセッションを受けることになった人はひとりもいません。
僕の迎合した態度が、覚悟無き起業家と思われたようです。
残念な僕の姿勢がひょっとしたら未来につながるかもしれないご縁を断ち切ったのだろうと思います。
今なら、「オラクルカードって何?占い?」と訊ねられたら…
「占いというよりは、その人の守護する存在、例えば天使、聖人、守護霊、
妖精などからのメッセージを伝えるのに使うよ。よりその人の魂が望んでいる未来に導くカードかなぁ?」
あたりの返答をするでしょう。
カミングアウトは一直線に、相手のハートに届けたいところです。
カミングアウトが力みすぎて、説得・過度なアピール・ポジティブずれについてはまた…。