「キラキラ起業女子」という特集がテレビで放送されて以降、それに対する声もSNSを通して僕の目にも入ってきます。
「キラキラ起業女子」とは何なのか?
キラキラとした充実したライフスタイル、仕事への取り組みなどをSNSで発信し、集客していく女性起業家のこと、だそうです。
見せかけを上手に使い、それを見る人たちの見栄を張りたがる氣持ちを刺激し、思いがけない利益や幸運を望む氣持ちをあぶり出すと言った感じでテレビでは扱われていました。
そして、キラキラ起業女子に対しての世間の冷たい声とセットで世間に広まっているところでしょうか。(常に考えたいのは、メディアがどのような大衆心理操作をしようとしているのか?ですが…)
自分らしい人生を歩む人は、静かな自己満足と感謝で穏やかな世界に生きているようです。そういう人と少し対話をするとその充実した穏やかさは空気として伝わってきます。素敵な人だなぁと嬉しくなることも多いものです。
そういう人に憧れて、自分らしく生きようとする人たちが増えるのは素敵なことだと僕自身は思います。
自分らしく生きることの後ろめたさ、世間の価値観とのギャップ、罪悪感と向かい合い、それでも自分の人生を生きたいと決意している人の心は静かです。そして、幾ばくかの豊かさやお金も手に入れているかもしれません。
しかし、安易にその結果だけを見せて、お金などの収入面を際立たせて、それを見る人たちの射幸心を煽る心理操作がSNSだとやりやすいのだろうと僕自身は思います。
「幸せは誰かと比較して分かる」
「お金持ちになることが成功」
他者との関係・比較の上で「幸福感」というものは成り立っているということかもしれません。
簡単に他人とつながれたように思える道具は、十数年前に比べて増えました。
その中で、人の心は成熟して、それらを使っているでしょうか。
相対的な評価をされてきた教育の中で、絶対的な自分の価値を信じられるには、リハビリが必要でしょう。地面にしっかりと根をはった大木になれないでいる大人は少なくありません…と浮き草のような僕は思います。
絶対的な自分の価値を知るためにはどうすればいいだろうか?
自分の心の動きを理解し、自分を知る作業はどのようにすれば?
ライフパーパス個人レッスンでは、寛子と潤治が一緒になって取り組みます。
「深い河は静かに流れる Still waters run deep.」