天使の祝福を伝えるセラピスト
AQUA MIXTの寛子です。
妊娠体験記、ま~だ夏の話ですが続きます。
私の妊娠2ヶ月目(4~7週) 2012年8月26日~9月22日のお話は、
[忘れた頃にやってきた命☆妊娠2ヶ月目(4~7週)Part.4]の続きです。
念願の燧ヶ岳(ひうちがたけ)登山、そして下山はトラブルが続きましたが、泥んこになっても、土砂降りでずぶ濡れになることなく尾瀬沼湖畔・沼尻まで到着しました。
晴れていれば、こんな素敵なところです。
(尾瀬3日目、次の日午前中の写真)
しかし、いつの間にかくじいていた足首をかばい、荒れた登山道を下りてきて予想以上に時間が掛かり。
手持ちの水も切らしてヘトヘトでした
沼尻休憩所は、残念ながら水場がありませんでした。
頼みの綱の売店も、夏の繁忙期を過ぎて閉店期間に入っていました。
どうしよう…
尾瀬2日目 8月27日(月)
午後1:50~2:00頃 沼尻休憩所
休憩所では、雨宿りしているグループが5名いました。
ハイキング客ではなく、みんな草刈り機など持ち作業着を着ていました。
年配の方2名、若者3名という組合せ。
水飲み場がなく呆然とする私に、若者たちが自分たちの持っている水を
「もう帰るだけなので、好きなだけどうぞ!」と分けてくださいました
普段、水に困らない生活をしているけど…大自然の中では水も貴重品ですね。
本当に有り難く、帰り道2時間弱の道のり分をいただきました。
お礼にエネルギー補給用の黒糖の塊を配り、逆に喜ばれちゃった
(白砂糖を使ったお菓子は逆に疲労を増すので、注意です。)
5名のグループは、尾瀬沼反対側の長蔵小屋という歴史ある山荘で働いている人たちで、若者は夏休みを利用して働きに来ているのかな。
尾瀬沼周辺のルートの、草刈りをしていたそうです。
「ナデッ窪から下りてきたんですけど、途中登山道がなくなってて…」と私。
(下山した燧ヶ岳は、厚い雨雲に覆われ見えません)
「あぁ~、途中まで草刈りしてたところ!」
なるほど。
私が藪を乗り越えでんぐり返しして着地したところまでは、今日彼らが草刈りをして登山道を整えてくれていたのです。
急に開けたのは、そう言う意味。
確かに、道には刈りたての草があったような。
道が見えなくなるほど藪が茂るって、どれだけ成長が早いんだろう。
尾瀬は基本的に手つかずの自然を残している国立公園ですが、人が通ってもいいよという場所だけ、木道や草刈りをして整備しているのです。
改めて、登山道も人の手が入らなければ山の厳しさを見せつけるものなのだな、と実感しました。
午後2:00過ぎ 沼尻発
宿泊予定の燧(ひうち)小屋のある見晴地区まで、沼尻から5Kmの道のり。
軽く峠越えがありますが、基本的に下りが多いルート。
木道も多く、歩きやすく整備されています。
くじいた足も、平らな場所ならば全く痛まず。
小雨の降る中でしたが、登山マップよりも早い所要時間で無事宿に到着出来ました
午後3時半 見晴地区 燧小屋チェックイン
明日も良い天気になりそう
午後9時 消灯・就寝
尾瀬3日目 8月28日(火)
午前5:30起床
とても気持ちの良い朝、まずは山荘から朝のお散歩。
目的は、条件が揃えば尾瀬ヶ原に現われるという「白い虹」を観に行くため。
霧の濃い早朝、太陽が顔を出して霧が晴れるまで少しの間だけ見ることが出来る、あまり知られていない尾瀬の名物です。
うっすら白いアーチが見えますか
前日の夕立のお陰で霧が出て、そして短い時間の、光と水が織りなす芸術を見ることが出来ました。
ドキドキした夕立は運の悪いことでも無く、すべての事は必然で今があるのですね。
3日目最終日は、尾瀬沼経由でのんびりハイキングしながら大清水まで。
(大清水は、地図右側1番下)
のんびり遠回りルートで尾瀬沼を周り、ハイキングを満喫しました。
(尾瀬沼から燧ヶ岳を望む)
この日も晴天に恵まれ、尾瀬沼から峠を越えて午後2時過ぎには大清水に到着。
15時に予定の新宿直通ツアーバスに乗って帰ってきました。
帰り道に気付いたのは、くじいたはずの足首が、平地や整備されたハイキングルートならば痛まないってこと。
前日は荒れた登山道の下りで苦戦をしましたが、3日目に足首が辛くて時間が掛かるようなことはありませんでした。
どういうことだろう…
これも、新しい命を守ろうとしていた天使のサポート
妊娠初期は、流産しやすい時期とも言われています。
初期流産は赤ちゃん側の問題がほとんど(染色体異常など自然淘汰)なのですが、母体も気をつけた方がいいことがいくつかあります。
避けるべき事の中に「振動」があります。
受精卵が子宮に着床したばかりの時期は、まだ臍帯もないので不安定。
(だから臍帯が出来ると安定期になるのですね)
もし足が痛まなかったら、大きな岩を乗り越え急斜面を下りていくのに 足の届かない段差を飛び降りる という動作がかなり入っていたと思います。
燧ヶ岳下山のナデッ窪ルートはとにかく大きな岩がゴロゴロしていましたから、常に飛び降り続けなければならない区間が多かったのです。
でもそんなに長時間、振動を与え続けていたら…流産まで行かなくても、お腹の赤ちゃんに良い影響はなかったでしょう。
まだ妊娠に気付く前の妊娠初期段階、自然にお腹の赤ちゃんの成長を護る方へと、導かれていたのです
初日の夕立で遭難者が出た登山を諦めたこと、ご褒美の素敵な風景や、足をくじいて時間が掛かっても結果的には大きなトラブルにも見舞われなかったこと。
いつも天使たちに護られていました。感謝
よい子は真似しない方がいいこと、いっぱいしてしまいましたが…
母になる自覚が芽生える前に、安全に冒険や無茶をさせてくれた最後の機会だったのかもしれませんね
妊娠2ヶ月目はこの後妊娠に気付き、つわりの症状が出始め、それでもサムライローズのプレミアムライブへ突っ走る期間へと突入です。
(つづく)