言いたいことを言えていますか?
言いづらいことでも、自分の言いたいことを口にでき、相手と良好な関係でいられるなら、人間関係に悩むことはないかもしれません。
例えば…
- 言いたいことをはっきりと伝えられずにモヤモヤする
- 後になって、本当の気持ちに気づいてしまう
- モヤモヤした氣持ちを他の人にぶつけてしまう
- 言えなかったもどかしさでイライラし、中毒性のあるものに逃げる
などで悩むことがあるでしょうか。
言えなくなった原因はどこに?
言いたいことを言わないことで起こる症状があります。
イップスは、心因性動作失調と言われる心理的な原因による身体症状です。つまり、何らかの不安や恐怖などの心理的要因により、普段ならできるはずの動作が思うようにできなくなります。
心因性の身体症状として、イップスもそうですし、どもり・過呼吸・パニック・拒食症・過敏性大腸症候群・夜尿症自律神経失調症などもあげられます。
発症しやすい人としては、
- 災害や事故に遭った人
- 虐待を受けた人
- 恫喝や激しい叱咤などを受けた人
など、トラウマ体験がある人に発症しやすいです。
不安な気持ちや恐怖が発現しやすい環境に陥ったり、似たような状況になるとなぜだか身体がコントロールできないというわけです。
その原因には、過去生でのトラウマや、両親の喧嘩で傷ついたり、大切な人の症状を模倣してなってしまっていることが多いです。
この世が安全だと思えるとこうした症状は出にくいのですが、ある特定の人や場面になると身体が言うことをきかなくなるわけです。
言いたいことを言える人、言えない人
言いたいことを言える人は、言いたいこと言うことに対してどのように感じているのでしょうか。
- 言いたいことを伝えるとスムーズに事が進む
- 言い合いを経て、お互いの理解が進む
- 相手が何を言いたいのか、受けとめようとする
言いたいことを言えない人はどのような世界を見ているのでしょうか。
- 言いたいことを言うと喧嘩になるかもしれない
- 言い合いからエスカレートして言い争いになって空気が悪くなるかもしれない
- 自分さえ我慢すれば、その場は丸く収まる
など、その人が過去からどう生きてきたか、何を獲得してきたかによって見える世界は全く変わっていきます。もちろん、変えることはできます。
相手を尊重するために、自分が我慢することは、結果的に相手を尊重することにはなりません。自分を尊重し、相手も尊重する道を模索することで、心は成熟に向かい、魂は成長します。
家族療法・前世療法・過去生リーディングが効果的
では、言いたいことを言わない、言えない人に何が起こっているのでしょうか?
それを心理学でいう「家族療法」、スピリチュアルな視点で「前世療法」「過去生リーディング」などで紐解くとより相手を理解できるかもしれません。
家族療法であれば…
その家族の中でその人がどのような役割を負ってきたのか?
家族はどのような現実を作り出していたのか?
両親のちょっとした言い合いが言い争いになるような場面を幼い頃から見ていれば、「言い合い=言い争い」となってしまうのは当然でしょう。
その子が幼いながら、泣いたり、わめいたりして、その喧嘩を仲裁しようとしていたとして、両親から「おまえが口出すことじゃない!」と脅されたり、一喝されたりしていたとしたら…
異なる意見を出すことに、実際以上の「怖れ」を感じてしまうでしょう。その子にとっては、異なる意見を出すことが、トラブルのもとなのです。
しかし、その多くの「怖れ」は杞憂になることが多いと大人になり、試してみていくと思うでしょう。
スピリチュアルな視点で過去生を見ていくと…
過去生で戦争などの中に生きたことがあるでしょう。時には国どうしの争いや、または異なる意見を持っているだけで迫害や糾弾、処刑されたこともあるかもしれません。
異なる意見を持つことで命を危険にさらしたこともあるわけですから、どこから来るかわからない「怯え」も過去生を見ていくことで合点がいくかもしれません。
今、わたしたちがこの日本を選び、生きているということ
この安全な世界に生まれ、子どもの時に、人と人とが対立しても安全だという認識を持てるかどうかは、その人のその後の人生にとって、とても大切なものとなるでしょう。
より、その対立を相乗効果にするような知恵を磨くでしょう。
(伝え方や受け止め方、内省する力、受け流す力 など)
対立に関する怖れを克服するというステージをすでに終了して、人間関係に進めるわけですから。
その関係が磨かれる時、必要なことのひとつに「本音で言い合う」があります。
一時的に不穏な空気になるかもしれませんが、そこから生まれるクリエイティブな世界もあります。
それを実践できるのが、ビジネスパートナー、夫婦、同志、仲間、などの関係でしょう。
言いたいことをどう上手に言えるか?伝えるか?に怯えることに使うエネルギーを注いでみるのもいいかもしれません。