AQUAMIXT のオンラインサロンでは、「自分を癒す心理学 ミニクラス」という動画を配信しています。
担当は、潤治です。
僕の心理カウンセラーとしてのキャリアや学び、そして、氣づきを共有するコーナーのひとつです。
その中で、たびたび登場する「交流分析」。
人は誰かとやりとりをして生きています。
そのやりとりの性質を分析することでより自分を理解し、他人とより親密な交流をすることが可能になります。それを知らずに自分の抑圧した感情、潜在的な欲求に振り回されることも多々あるのです。ですから、他人とのやりとりを分析することは人間関係において、とても大切です。
交流分析の中でも、「ゲーム分析」というものがあります。
人は多かれ少なかれ他人と「ゲーム」をします。
他人とのゲームから何を得るのか?
それは心理ゲームとも言い替えることができ、自分がその人生で(不本意ながらも)決めてしまった生き方を証明する人とのゆがんだやりとりです。
- ゲームは他人からの愛情や注目を集めるゆがんだ手段
(一時的な満足は得られるが、またゆがんだ方法で求めざるを得ない) - ゲームは自由意志から遠ざかるための手段
(人生で本当に大切なことをスタートさせなくて済む) - 自分の人生の責任を取らずに済む
(責任転嫁している自分を直視しなくていい) - ゲームをすれば、少なくても他人とやりとりができる
(やりとりが全くないよりはいい) - 自分のこれまでの(間違っているとしても)生き方を証明するのを助ける
- 無為な時間ではなく、少なくても意味のある時間を過ごす助力になる
(魂は望んでいなくても)
さまざまな「ゲーム」があり、それはそのやりとりからその人の人生が透けて見えるわけです。
どのように愛を獲得してきたのか
何を怖れているのか
何を不安に思っているのか
何を隠しているのか…
それを知ることで、多くの意味のない軋轢は生じないでしょう。
よりよい氣持ちのいい、良好な人間関係を目指して
特に親しい人に対して、または、仕事など、協働しなければならない人間関係などに表出します。
もちろん、セラピストとクライアントという関係にも…。
例えば、親しい人になら…
本当は自分の氣持ちを分かってもらいたいのに、
「僕の氣持ちなんて君に分かるはずがないじゃない。」
と相手の人格を否定するようなことを言う。
本当はパパなんてやってられないのに、子どもの手前、そんなことも言えず、
そのプレッシャーや自立心の苦しさを妻に分かってもらう前に、妻のママとしての働きにケチをつける。
なども、ゆがんだ手段での愛情欲求、つまりは「ゲーム」です。
多くは不穏なやりとり、自分も相手も傷つけるやりとり、不快な結果で終わるでしょう。
さて、
職場では、もう少し巧妙なゲームが発動するかもしれません。
上司からのプレッシャーに対して、過労や病気を引き起こし、相手に罪悪感を与える。
周りの同僚を巻き込み、責めたい人の失敗や汚点を大騒ぎする。
ずっと昔の部下の失敗を今になって言い出す上司。
やるかやらないかなどの2択を用いて、追い詰めるようなことを言って、相手を萎縮させる上司。
大事な時に必ず失敗する部下。
などなど、相手に踏み込めば踏み込むほど沼にハマっていくような面倒なことになるでしょうか。
人間関係における「ゲーム」を理解することはすべての人間関係を良好にするでしょう。
人と深く関わることが多い職種、または、家族と調和を求めるなら、この「交流分析」は多くの光明になるでしょう。
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