おはようございます、潤治です
朝焼けの綺麗な多摩市聖ヶ丘。
すっかり朝はひんやりとして、暦では今日は寒露です。
スーパーマーケットでは、おでん商材・鍋商材が並びはじめます。
我が家で、おでんというとサーモス製のシャトルシェフです。保温しながら、調理をしてくれます。さっと煮込んであとは保温しておけば、煮崩れもなく美味しく仕上がります。この季節から、シャトルシェフの出番です。
さて、先日友人と話をしているときのことです。
その友人の悩みはもっぱら何かをやり始めるが、それが長続きしないということ。
そんな自分を責めてしまうこともあるかもしれません。そして、将来に対する不安も大きいかもしれません。
その友人の人生がまるで試験前夜のようだね…という話になりました。
高校生の頃、試験前夜…。
明日の試験は数学・現代文・英語
まず、試験範囲の英単語を覚え始めます。
ひととおり、暗記し終え、次に英文にとりかかります。
スラスラと読み進めないので、不安になります。
英単語をチェックしなおしますが、ほとんど忘れていることに気づきます。
“こんなことしていて、いいのかな?大丈夫なのかな?”
暗記は試験前ギリギリまでやるとして、次は現代文にとりかかります。
現代文はそこそこの点数をとれそうなので、安心して勉強も進みます。
平均点くらいは取れるだろうと予想します。
問題が解けるのが楽しくて、ついつい集中して現代文に時間を割きます。
そのうち、もっとも心配な数学のことが気になりだします。
“数学は何もしなければ、とんでもない点数をとってしまいそうだ…”
慌てて、数学の教科書を持ち出し、数式を解き始めます。
一問解くのにとても時間がかかります。
“試験は明日なのに、自分は何をしているんだろう?
一問にこんな時間を割いていたら、終わりそうもない…”
気を取り直して次の問題を解き始めますが、ソワソワしてしまいます。
“こんなことなら、英語だけ完璧にして、平均点をあげよう!”
また、英語にとりかかり、試験範囲の総点検をします。
せっかく暗記した英単語もほとんど忘れてしまっていて…、焦ります。
そのうち、また気はそぞろになり…
“いや、やっぱり数学をやっておかなければ、最悪な事態になる!”
と混乱します。
そして、夜は更けていき…
“よし、少し眠って朝に集中しよう!朝に詰め込んだほうが頭もすっきりしているし!”
と仮眠をとります。
…そして、朝、寝坊をしてそのまま学校へ…。
“こんなことだったら、英語だけでもしっかりと終わらせておけばよかったなぁ…”
“何かひとつ、集中して終わらせておけばよかったなぁ…”
と後悔するのでした…。 (終)
その友人と今の状況を話しながら、
「それ、笑えない…、まったく今の状況と合致するもの…(笑)。
結局、気になりだすのよね、これでいいのかな…とか、これって意味あるの…とか。
やらなきゃならないことは後回しで、でも気になっていて、何ひとつ集中できないの。
これって意味あるの?って自分に問いかけ始めちゃうんだよね…。」
「これって意味あるの?」
自分が自分に問いかけてみるのも本当はおかしな話です。
「私ってトイレ行きたいの?」「トイレ行くことに意味があるの?」と言っているようなものです。
意味があるかどうかは、自分がそれとどう関わるかによります。
むしろ、“どうしたいか” が解っているから、“何をするか” を決められるのであって、
“何をするか” を決めてから、“どうしたいか” を考えるのは、順番が逆になっています。
大好きな英語を勉強したい…だから、試験前夜に関係なく、勉強する。
試験は通過点にしか過ぎず、そこに標準をあわせて勉強するのは、違うかもしれません。
やらなくちゃいけない勉強をしていた僕も、この試験前夜を何度体験したことか…。
試験前夜のような人生を考え直す時間が、僕には必要でした。
「これって意味あるの?症候群」 が出てくるときは、自分が役割や義務で動いているときです。
「意味があるかどうかはわからないけど、楽しいからやっているんだ!」
と言える人生にしていきたいと思っています。
満月のリトリート癒しと浄化の3日間那須高原
・2010年10月22日(金)~24日(日) 2泊3日
満月と自然のエネルギーの中で自分自身を解き放ち、心、身体、魂を開放するゆったりとしたリトリートワークショップです。