いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。
AQUA MIXT 潤治です。
先日、「旬を楽しむ目利きマスター講座」を開催しました。
あなたは野菜・果物を選ぶ際、
どんな基準で選んでいますか?
青果物はたくさんありますが、産地や作型、品種や時期で味が大きく違います。
それを知って買い物をすることで食の奥深さや豊かさをさらに感じられるようになります。
旬の野菜、果物を楽しむ「食」の講座です。
20代の頃、青果業に携わっていた潤治の経験値や知識を寛子がテキストにしてくれて、分冊百科や付録を毎回集める冊子で有名なデアゴスティーニ のように、毎回その時の旬をご紹介するテキストで、その食材を使って料理を提案させていただきます。
その旬の野菜・果物を理解したうえで、
スーパーマーケットにて「目利きマスター」の実習をします。
今年の節分から始まったこのコースは全12回を予定しています。
今回は、春野菜のほのかな苦みを味わい、身体の排毒効果を高めました。
わらびとぜんまいの違い、皆さんはご存じですか?
こごみとわらびとぜんまい、あく抜きが楽なものはどれでしょうか?
タケノコ前線を感じていますか?
スーパーマーケットによって、(企業力によって)
春野菜の品揃えや価格帯、販売時期は違います。
また、売り場のチーフの性格や情熱の有無で売り場が全く変わります。
そんな売り場を確認しながら、
買い物をすると売り場と対話できるようになりますよ。
自然の中を散歩していると…、
移りゆく自然に心を奪われることは誰しもあるかと思います。
…と同じことがスーパーマーケットの売り場で起こりうるのです。
移りゆく売り場の姿を見て、
その向こう側にある生産地に思いを馳せるという感じでしょうか。
副産物的に食に対する知識や考え方が深まり、
自然と健康志向になったりもします。
是非、次回、御一緒しましょう。
さて、今回のメニューは、
・台湾バナナとブルーベリーのシェイク
台湾バナナの芳醇な香り、甘さをたっぷりと味わいました。
口に入った時の鼻に抜ける香りと舌にとろける味わいがたまりません。
・徳島産人参が甘くて香る 筑前煮
春のこの時期、アッという間に売り場から消える販売期間の短い人参です。
甘さとやわらかさを堪能しました。
・ヤンソンの不惑 新ジャガともちあわチーズ
ヤンソンの誘惑というスウェーデン料理の菜食版です。生クリームとバター、アンチョビの風味に
宗教家のヤンソンさんが堪らず口にしてしまったという一品を再現です。
・野菜と豆を一緒に摂ろう レグメス野菜のギー炒め
絹さや・いんげん・そらまめ・スナップエンドウ たちは
野菜と豆の栄養素を同時に摂れる逸品です。
それをアーユルヴェーダでよく使われるギーで炒めました。
豆とさやの甘さとみずみずしさはこの時期ならではです。
・やわらかシャキシャキ 愛知県産セロリの漬け物
水はけのよい土壌を活かして栽培された
セロリのたくましさとシャキシャキ感を楽しみました。
自家製ぬか床の植物性乳酸菌が身体を癒します。
・タケノコ前線北上中 福岡産生タケノコご飯
タケノコの仄かな苦みを上品に味わいました。
歯ごたえは水煮のものとは雲泥の差で、タケノコはあまり煮込まず、
その風味を最大限に活かしたたけのこご飯です。
・多摩市産のらぼう菜 排毒醤油和え
のらぼう菜も旬の短い、限定的な地域でしか食べることができません。
それを排毒スパイス湯で茹で、排毒醤油をちょっとからめます。
絶品の歯ごたえと甘さ、仄かな苦みの味わいに箸が止まりません。
・群馬県産タラの芽と新ジャガのアーリオオーリオ
タラの芽の柔らかい苦みと新ジャガの甘さが
オリーブオイルとにんにくが際立たせます。
この一品でどんぶりご飯のおかわりも可能です。
・秋田県産こごみの胡麻よごし
さっと茹でたこごみを排毒醤油・すりごま・胡麻ペーストで和えた一品
コゴミのぬめりと歯ごたえ、胡麻の香りが五感で食を楽しませてくれます。
・茨城県産わらびのおひたし
あく抜きをしたわらびを丁寧に取り出し、おひたしにしました。
わらぎの歯ごたえと味わいはこの時期にしか味わえません。
深く理解することで感じて生きたいと思います。
そして、目利きがきくことで
野菜や果物を丁寧に作る人たちの気持ちを受け取り、
実のある買い物をして、料理をしていきたいと思います。
次回は「小満の頃、6月2日(日) 」に開催予定です。