漢方そして腎臓にいい豆☆妊娠9ヶ月(32・33週)

40代マタニティ・出産体験
安らかな時間AQUA MIXTの寛子(妊娠10ヶ月・37週)です。

妊娠9ヶ月目(32~35週) 2013年3月10日~4月6日の体験記
『安産のために出来ること☆妊娠8ヶ月(31週)』の続きです。
Be born助産院で紹介された「漢方岡田医院」へ、行くことになりました。
貧血検査でヘモグロビンの値が(正常値ではあるけれども)やや下降気味だったこと、冷え症やむくみの症状も気になると言うことで、臨月に向けてより高いレベルで身体をいい状態に持って行くため。
初めての漢方体験ですが、ベテランの先生に診断をしてもらって漢方薬を処方してもらえるし、保険もきくしいいかも。
実は2月にもたつの先生からは、岡田医院が週3回の診療日に減ってしまったことなどもあり、笹塚にある別の病院を紹介されていました。
けれども妊娠後期は出産準備の予定が多くて、先延ばしにしている間に3月になってしまい。
うちからだと小田急線で玉川学園前駅も近いので、やはり岡田医院にお世話になることに。


■3月15日 (金) 午前中 漢方岡田医院
妊娠32週

玉川学園前駅から近く、徒歩5分もかかりません。
昔ながらの個人の診療所、という懐かしい感じがします。
事前に電話で初診の確認をした時に、木曜日は午前・午後の診療がある日で混み合いますと聞いていたので、午前診療のみの金曜日に行きました。
数人の待ちで、思ったよりも混んでいなくてホッわーい(嬉しい顔)
診察室に呼ばれると、岡田先生の診察です。

・Be born助産院の紹介であること、妊娠32週であること
・貧血対策(基準値より上だがヘモグロビンの値が下降気味)
・冷え、むくみ、低血圧

これらを伝えて、視診・触診などを受けました。

「(貧血検査の値が)基準値より上ってだけじゃ、駄目なんだよ。
余裕を持った高い値になっていれば、ちょっとの出産時の出血でも輸血しなくて済むから。
安産には、貧血対策とむくみ対策は必須だよexclamation×2


やはり西洋医学の基準値をクリアしているだけでは、予防医学の視点からは助産院で何の医療介入も無く安心して出産出来るレベルではないのですね。
改めて、健康診断などで「正常値」と判断される基準の幅の広さ(病気手前の人もいれば、とても健康な人もいる)を感じます。
「鉄分は生理の周期と同じ28日かけて血液になるから…
すぐには値は上がらないから・
まだ出産まで時間があるから対策をしておかないと
exclamation×2

ああ、これ以上先延ばししないで来て良かった…いい気分(温泉)

「手を出して、脈を計るから」
岡田先生が手首に指を当てて、脈の様子を見て下さいます。

「元気だね」

低血圧なのだけど、これといって朝も起きられるし元気に動き回るし、低血圧で困ったことはなかったりします。

「足出してみせて」

重ね履きした靴下とレッグウォーマーを脱いで足を出すと、見事に靴下の跡がついています…バッド(下向き矢印)
そして、ぎゅーっと指を押し当てて触診。
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「母子手帳(の妊婦健診のチェック項目)は、病院で浮腫(むくみ)の欄はなんてかかれてる?」
「浮腫はいつも無し(マイナス)になっています。」
「安産のためにはね、浮腫もだけど今の産科の基準を変えなきゃならないよね~わーい(嬉しい顔)
確かにそうかもしれません。
病院では浮腫については何も言われませんから、その視点からは酷くはないのでしょう。
でもBe born助産院では浮腫や冷えを気を付けるように、様々なセルフケアについてアドバイスをもらいます。
そして顔の視診。
「ここ(顎周りのニキビ)が気になるね。」

「なかなか良くならないんです。」
「腎臓と…ホルモンバランスだな。」

実は妊娠前から、顎周りのニキビは悩みでした。
オイルクレンジングは皮脂を取り除き過ぎてしまうと皮膚科で指摘されたことがあり、乳液タイプのクレンジングに変えたりということもしたし。
潤治からも「腎臓の機能の問題」と言われていたのですが、菜食生活だけでは駄目だったexclamation&question
たつの先生もそのニキビを見て
「腎臓弱ってるね、普通は肉を食べ過ぎるとなるけど。
でも、肉食べないんだよね…だとしたら、ストレス」

と言われていました。
どうやら私の場合は、精神的なストレスが腎臓に負担として掛かりやすい体質のようです。
これら一連の視診・触診を終えて、鉄剤と漢方薬のブレンドを処方していただくことに。
鉄剤は人によってお通じに副作用が出るらしいのですが、私が鉄剤にお世話になったのはいつか思い出すと、中学1年生の時に貧血検査に引っかかりその短期間だけ。
現在の鉄剤がどうかは不明のため、漢方の効きもどうか1週間様子をみることになりました。
そして1週間後の再診の前に、Be born助産院で33週妊婦健診を受けたのですが…
「浮腫良くなってないね…岡田先生にちゃんと伝えてね」
と言われてしまいました。
そして迎えた一週間後の再診。


■3月22日 (金) 午前中 漢方岡田医院
妊娠33週

この日もさほど混雑しておらず、スムーズに診察を受けることが出来ました。
処方された鉄剤は副作用もなかったので(吸収をよくするためにビタミン類と一緒に摂取するように工夫をしてます)、継続することに。
そして漢方薬の効果は…
また足を出して浮腫チェック。
「全然、変わらないか~。う~ん。」

そこで急に
「背中出して、ここに座って」
??
背中を出すと、超音波検査のプローブを当てられました。
「これが腎臓で…ここに映っている管、水が溜まってるの。
出産後は、自然に直るけどね。」

http://cancerinfo.tri-kobe.org/Media/JP/CDR0000666578.jpg妊娠中は大きくなる子宮に圧迫されて、腎臓・肝臓・胃腸の機能が弱まってしまうのはしょうが無いことです。
胃腸は消化力が落ちるので、消化・排泄によい食養生が大切になります。
腎臓・肝臓の不調は自覚しにくいものなので、妊婦健診は毎回尿タンパクの検査をしているのです。
健診で尿タンパクが出たこともないのですが、やはり腎臓が弱っているんですね。
こういうことを自覚出来るだけでも、東洋医学の視点はありがたいなと感じます。
そして漢方薬の配合を変えて、処方していただきました。
ちょっと強い薬になったのだと思います。
その後日に3回飲んでいますが、むくみとニキビは改善に向かっているように見えます。
もちろん薬だけに頼ること無く、日々のライフスタイルの見直しも必要ですね。
寒くてサボりがちだったガルシャナ(インド・アーユルヴェーダの絹手袋を使った乾布摩擦)にも、まじめに取り組むようになりました。
これは心地よいペースでさすっているだけで、リンパや氣の流れをとても良くするのものです。
むくみで悩む女性は多いもの…紹介した知り合いもみんな
「一日パンプスで歩いていても、脚がむくまない!」
と効果を実感している、優れものです。
シルクのガルシャナ向け手袋は、1,050円と安い投資ですクラブ
私は、Be born助産院の初めての妊婦健診の時に、セルフケア用として購入しました。

東洋医学・予防医学の視点からは、検査に引っかからないから健康ではないのですね。
ストレスなど負担が掛かるとどこが弱りやすいのか分かっていると、対策も取りやすくなります。
自分の身体の弱いところは体質もありますから、変えることは難しいでしょう。
でもそれの弱いところを知っていると知らないでは、全然違うと言われます。
私の弱いところは、気管支というのは自覚していましたが、腎臓も大切にしよう…
ちなみに、腎臓には小豆やいんげんまめなど、腎臓に似た形をした豆類がいいそうですよ。
レッドキドニービーンズ(赤いんげん)は、直訳すると腎臓豆なんだそうです。


そういえば、つわりが終わってから、豆類をたくさん常備してマタニティご飯を作っていた私ですが…
レッドキドニービーンズは、豆料理で特によく使っていたことに気付きましたレストラン
うるちあわと豆のクスクス風(左:うるちアワのクスクス風・ひよこ豆とレッドキドニービーンズ入り)
(右:豆づくしランチ 5種類の豆カレーにレッドキドニービーンズ入り)
妊娠中期から、お腹のまねちゃんより「豆・雑穀リクエスト」がありましたが、ちゃんと私に必要な食べ物を分かっていたのですね。
だから腎臓も、尿タンパクや血尿が出るようなこともなく、この程度の弱り方で済んでいるのかもしれません。
いつもこの子に守られているなぁって、感謝の気持ちで満たされます。

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