こんばんは
月のリズムで引き寄せ力がアップした寛子です。
新月に向かうこの時期、物質的なリリース(断捨離とも言う?)が進みます。
今日は、以前ご紹介した暗闇体験イベントについてです。
まっくらな中で、五感を研ぎ澄ます。
森を感じ、水の音を聴き、仲間と進む。
まっくらやみのエンターテイメント、ダイアログ・イン・ザ・ダーク
5月末までは春バージョンを開催しているそうです。
きっと6月からは夏バージョンになるのでしょうね
去年の夏はキャンプがテーマで、暗闇のキャンプ場で遊びましたヨ
今回も、ダイアログ・イン・ザ・ダークでの体験談です。
前回潤治と一緒に参加した時
たまたまだったようですが、
その回に予約していた人数は3人でした。
全盲のガイドさんに連れられて向かった暗闇体験ゾーン
潤治と私ともう一人の女性の方Yさん(初対面)、そしてガイドさんと4人で、密な時間を過ごすことになりました
暗闇に目を慣らしながら、4人で自己紹介。
この時下の名前だったり愛称で自己紹介をし、その名前で呼び合うようになります。
何しろ姿が一切見えない世界になりますから、
暗闇の中では普段以上に、参加者同士で名前を呼び合います。
Yさんとも一緒にブランコで遊んだり、探検したり、
暗闇バーで乾杯をして、おつまみを譲りあったり…
「外部情報の9割を視覚情報(目)から得る」日常から解き放たれていますから、
名前を呼び、声を掛け合うだけではありません。
性別も関係なく、親しさも関係なく、
時には手を取り合ったり、やさしく身体に触れたりしながら
コミュニケーションを取ります。
自然にこの場を共にする人たちへ親しみが湧き、心の距離もぐっと近くなるような感覚でした。
Yさんと無邪気に、見つけたものを紹介しあったりしました。
非日常で感じるこの心の交流…
最近そういえば…と思ったら似たような体験がありました。
大震災のあった3月11日。
私はたまたま、代々木のお客様企業のビルで仕事をしていました。
そして帰宅難民になって、甲州街道をたくさんの人たちとずっと歩き続けた時。
都心では日常では知り合いではない方とあまり話す機会はないですが、
ゾロゾロと歩く人たちは、自然に周りの人に声を掛け合ったり、気を遣い合ったりしていました。
心温まるエピソードもたくさんありました。
さて、この日のダイアログ・イン・ザ・ダークも終わりに近づくと、
少しずつ光に目を慣らしていく部屋でしばらく過ごします。
密にコミュニケーションを取っていた相手の姿がだんだん見えてきます。
それまでの視覚以外の感覚で感じでいたYさんの姿もはっきり見えてきます。
最後に日常の光の中に戻ってガイドさんとお話するとき、
ふとYさんの距離が遠く感じました。
話し方も先ほどよりもよそよそしく、そして仕事モードになっています。
(実際お仕事で記事にするためにいらしたそうです)
私は少し、寂しく感じたのでした。
人は非日常の空間では、より心を通わせやすいのかもしれません。
この暗闇では、役割や仮面を脱いで心を通わせることが出来ました。
目に見えない繋がりを、確かに感じることが出来ました。
けれども光のある日常に戻ると、Yさんは記者という役割をすぐに着込んでいたのです。
心通わすコミュニケーション、それを日常でも出来たらもっといいのにと感じています
この体験は震災前の話でしたが、震災後に色々な価値観の変化が周りの人たちに起きています。
この変化の時、心で感じる交流が増えてきているかもしれません
前回の記事:五感を超える?心の眼が開く暗闇体験