産後、徐々に仕事も復帰しています
AQUA MIXTの水本寛子です。
出産から産褥期を経て、赤ちゃんとの新しい生活が始まりました。
徐々にそのリズムもつかめてきて・・・セッションも少しずつ再開し、こちらのペースでやらせていただけて感謝です
産後はホルモンバランスや身体の変化で精神的にもかなり不安定になったりします。私はしっかり、マタニティブルーや産後うつも経験しました
1ヶ月半が過ぎ大分落ち着いてきましたので、お産の体験レポも書いていきますね。
41歳初産というハイリスク出産。
それでも安産に向けての身体作りを心がけて、普通はハイリスク出産の人は事前に断られるはずの助産院での自然分娩もOKが出て、臨月も大きな問題なく過ごしていました。
赤ちゃん自身が、生まれる日も場所も選んでくる。
これは本当でした
私が1番良いと思う予想を全く超えた、ベストな選択をして生まれてきてくれたのです。
よく、お産は最後まで何が起こるか分からないと言われます。
こちらの予想を超えた出来事となり、私にとってはとってもとっても、スリリングなお産体験でしたね・・・
今回は、そんなスリリングなお産の、あらすじのご紹介です。
お産はイメージトレーニングが大切、とも言われます。
助産院での自然分娩のイメージ、自然分娩やフリースタイル分娩、アクティブバースなどなど。
私がイメージしていたお産は・・・
出産予定日は、平成25年5月5日。
出産予定前後、ゴールデンウィークに家でのんびりしている時に陣痛が始まり(痛みが定期的に10分間隔になったら陣痛開始)、だんだん間隔が短くなって5分間隔になったら、分娩説明会で言われた通りに助産院に向かって・・・
呼吸をとにかく意識してリラックス。
お産を助けるアロマグッズを持って、潤治にもフリースタイル分娩を手伝ってもらって、最後には自分で取り上げて感動の対面をする・・・
実際に生まれたのは、ゴールデンウィークも過ぎて
平成25年5月10日12:24(午後0:24)ちょうどお昼時でした。
この日は、牡牛座の新月
ゴールデンウィーク中、陣痛が始まるようで、また痛みが遠のいて…を繰り返して、肩すかし感がありました。
なかなか始まらないお産に「もしかして新月狙いなの?」ともちらりと思いましたが
妊娠が分かった時と同じく、出産も「予測やコントロールを手放す」ということが私たち夫婦の学びだったようです。
そしてスタートは、就寝後眠りに入りそうな時にいきなり破水から。
かなりの量が出て、予想外の展開にちょっとパニック
どんどん出てくる羊水に
「羊水が無くなっちゃったら、
お腹の中の赤ちゃんはどうなってしまうのだろう?」
と怖くなり、怯える気持ちもありました。
破水から、入院準備をして急いで向かった出産予定だったBe born助産院。
そこで直ぐに分娩前胎児心拍モニタリング。赤ちゃんがとても元気で心配ないことを確認してから、私自身の診察。
その時に、赤ちゃんが降りてきていないことが発覚
赤ちゃんが降りてきていれば、子宮口を赤ちゃんの出ようとする頭がふさぎます。
そして破水して流れ出る羊水の量も、減っていくのですが…
赤ちゃんの頭が蓋にならないとなると、このまま羊水はどんどん流れ出て。
院長たつの先生「これじゃあ、動かせない!!」
いくら天使を信頼していても、恐怖の瞬間でした。
動かせないと言われ、病院にも行けないの
なるべく動かずに、そのまま寝ていてくださいと言われ・・・
ちょっと起きたりトイレに行ったりするだけで、すごい量の羊水が出ます
不安を感じながら夜が明け、いい陣痛がつくように助産院でケアや指導を受けて過ごしました。
これで陣痛が来なかったら、リスクが高まるため提携先の病院へ行くことになります。
きては遠のく前駆陣痛・・・
その日の夜、破水から20時間以上経過して、やっと一定間隔(10~15分間隔)になり陣痛開始となりました。
日が変わり、新月と満潮の時間を調べていた私。
満潮はお産が多い時間帯と言われています。
朝の満潮に向けて、一気に行けるかしら・・・
この時、潤治の力も借りてフリースタイル、チャレンジしました
最初は、陣痛の痛みも力に変えていける気持ちでした。
しかし朝を迎え、痛くて苦しいばかりに…。
診察の結果、子宮口が4割ほど開いたところ。
しかし、お産につながりにくい微弱陣痛、これ以上長引かせるのも母子ともに負担となるし、出血も増えてきているので大事を取った方がいい。
「ここまでよく頑張りました。
最後は陣痛促進剤の力を借りましょう」
とたつの先生の判断で、朝のうちに提携先の府中の森土屋産婦人科へと移ったのでした。
その時の模様は、潤治の記事『この世に明日を約束されている人は…』
男性視点だと、お産ってどんな形でも壮絶に見えるんだろうなと感じました。
実際、母子ともに命がけではあるのですが・・・
幸い破水から40時間近く経過しても、赤ちゃんはお腹の中で元気にしてくれました。
急に難産になったり、赤ちゃんの心拍が弱まるなど万が一の緊急帝王切開手術も可能な状況で、先生やスタッフが待機してくれました。
病院で通された分娩室は、分娩台のない助産院のような環境(和室のフリースタイル分娩室)
「今、いい流れになっていますので、一気に産んでしまいましょう」
病院の助産師さんの励ましで、朝から一気にお昼まで駆け抜けた感じです。
最後は、自分で赤ちゃんを取り上げさせていただき、自分の胸に抱いてカンガルーケア
肩まで出てきたところで、脇に手を入れて私の胸まで抱き上げたのです。
(そして感動の対面をしているまま、その後の処置を済ませてくれました)
産声はほとんど聞えなかったなぁ…
元気だったのにほとんど泣かず、分娩室にいる私や潤治、駆けつけてくれた私の母、助産師さんなど、一人一人に視線を合わせてニッコリと笑顔を見せる、赤ちゃんの落ち着いた様子に、ただただびっくりでした。
様々な叡智の助け(インド生命科学アーユルヴェーダ・東洋医学・漢方・鍼灸・ハーブ・西洋医学などなど)や自然のリズムにのって
牡牛座の新月の日を選んで生まれてきた娘・小葉(このは)。
しかも開業3年目の府中の森 土屋産婦人科で999人目に誕生した新生児。
出産予定日の555に続き、誕生した瞬間もぞろ目のエンジェル・ナンバーだったのです。
私たちの予想を超えて、この時この場所を選んで生まれてきたのですね!
赤ちゃんとの生活は、生命の神秘・奇跡を目の当たりにする日々ですね。
子育ての合間をみて、「お産はスリリング!」出産体験シリーズや、マタニティ・育児体験談もぼちぼち、こちらのブログに書いていきたいと思っています
続きはこちら
「お産はスリリング!(2)出産日はいつ?☆妊娠10ヶ月(37週)」