誰のために謝っているんだよ?

潤治の徒然草

こんにちは、潤治です雨FA145.jpg
雨が降っていても、何だか冬の雨とは違いますね。
大地の温度は確実に上がってきている…と感じます。
こうして、季節が移り変わっていくのを感じられる幸せを思います。
冬が懐かしくなるような、季節になっていくんですね。
冬をもう少し楽しんでおきたいです。
20代、スーパーマーケットで働いていた頃、この季節の移り変わりは野菜の販売カレンダーで確認していました。3月に入ると果物は柑橘類が主力になってきます。柑橘戦国時代突入です。
野菜は春野菜が全盛です。新たまねぎなども売り場に並びだします。春茄子もとても美味しく、熊本・博多・福岡の長茄子が我が家の食卓に上ることが多いです。皮が柔らかいので、蒸し炒めのようにしてあげると茄子そのものの味を味わうことができていいです。葱味噌をつけていただくことが多いです。

スーパーマーケットに置かれている茄子は大体が袋に入っています。
袋から取り出すときに茄子の皮が滑りにくく、取り出すのに苦労したことはありませんか?
その逆で、スーパーのパートさんが茄子を袋詰めする際は、とても面倒で茄子のヘタのとげが指に刺さって、とても加工しにくいのです。
スーパーマーケット時代に、袋詰めをあらかじめしてある茄子を10箱(1箱30袋入り)ほど発注しようとして、誤って袋詰めされていないバラの常態の茄子10箱を発注したことがありました。

お店の売り場に並べるためには、袋詰めしないといけないので、パートさんは嫌がるし、作業は増えるし、原価は高いし、利益が取れないしで、誤って発注した自分を呪いました…。
パートさんの勤務時間内に袋詰めが終わらないと、僕の仕事が増える…。

パートさんに作業が増えてしまうことを謝りました。
上司にも謝り、今後発注に気をつけることを伝えました。

「すみませんでした!以後、気をつけます!」
と少し、オーバーアクションで謝ります。
すると、上司は…、
「水本、おまえさぁ、誰のために謝っているんだよ?
「えッ? 誰のため…?ですか?」
「パートさんだって、おまえが発注を間違えたことはすぐにわかるさ。それに作業が増えてしまうことだってすぐに察して、作業の段取りを変えてくれているんだよ。おまえひとりがあたふたしたって始まらないんだよ。」
「はい…、すみません…」
「だから、“すみません”じゃないんだよ。おまえ、誤解された状態でいることを怖がるなよ。お前は自分のために謝っているんじゃないか?勝手に反省して、誤解を早く解いて、気持ちよくなってんじゃねえよ。」
「わかりました…ッ。しっかり今回のことは受け止めて、パートさんたちに指示をしてきます。」
「そうなんだよ、水本。おまえの“すみません”は受け止めていないんだよ。それが伝わってくるよ。」
「すみません…。」
「だ~か~ら~、水本。おまえの“すみません”は条件反射だな…(笑)。」
たしかに、そのときの僕は、謝っておけば何とかなるだろうと考えていました。
とりあえず、謝っておけば波風が立たずにすむと…。
しかし、この“茄子10箱の誓い”以降、謝るときに自問自答するのでした。
「その“すみません”は誰のため?ひょっとしたら、
誤解されたままの状態が怖くて弁解したいだけなのでは?」
スーパーマーケットの売り場で茄子を見るとそのことを思い出すのでした…。


コミュニケーションの楽しさを感じるには…
 プレゼント「星の羅針盤」 シリーズ
 ぴかぴか(新しい)番外編 「決断力」
・2010年3月20日(土) 聖ヶ丘 13時~17時
ぶれない自分でいるために…、過去の自分を受け入れ、今を生きるために…
自分の内側で行われるコミュニケーションを見つめていきます。
 第7回 「SEE ONLY LOVE~愛だけ見つめる力~」
・2010年4月17日(土) 聖ヶ丘 13時~17時
目の前に現れる人は偶然でしょうか。なぜ、あなたの前に現れるのでしょうか。
その人からのメッセージを受け取る唯一の鍵は「愛だけ見つめる」ことです。
コミュニケーションの与えてくれる奇跡を感じていきましょう。

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