いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。
AQUA MIXT 潤治です。
寛子に出逢ったのは、共通の知り合いの方を通してでした。
学歴も職歴も、住む世界も別々のふたりが出逢うために神さまが用意してくれた偶然でした。
流れで食事をすることになり、話の中心は「将来、何をしたいか?」というものでした。それは会って数回という者同士がするようなものではありませんでした。
「個人が豊かになる世界にしたい。」
「自宅でセラピールームを運営してカウンセリングなどをしたい。」
これがふたりに共通する未来のヴィジョンでした。
個人対個人の仕事がしたいというものでした。
企業対企業の仕事のサポートや歯車ではなく、自分の市場価値を知り、個人ベースに影響の輪が広がっていくような世界に住みたいと思ったのでした。
自分の人生を生きるというリスクを背負ってみたくなったと言えるでしょうか。
多少のギャンブル性はありましたが(寛子にとっては投資だったようです。)、
手漕ぎボートで自由な海に乗り出したかったのでしょうね。
当時の僕は人生最大の最安値時期でしたから、
これからは右上がりしかありえないと根拠の無い自信のようなものがありました。
(その自信は長く続く 安値安定傾向で打ち砕かれるのですが…。)
個人をベースに仕事をしていると、密に深く思いをその人と共有することが多々あります。
人生を変えたい・人生をよくしたい・自分を変えたい・幸せになりたい…という人たちが、
目の前に現れるたびに、その人に
「よくなって欲しい、良い人生にして欲しい。」
という気持ちが湧きあがってきたものでした。
先日、「愛と怖れとネットワークビジネス」という記事を書かせていただきました。
反響は大きく、人の感情が増幅しやすいビジネスなのだと感じます。
ネットワークビジネスは個人が豊かになることを大義名分にしている会社が多いです。
奉仕や貢献といった純粋な理由で従事する方もいるでしょうし、
それを隠れ蓑にしてお金儲けという動機もあるかもしれませんね。
ネットワークビジネスで扱う商材の多くは
一般市場に出回るものよりも、原価率が高く、品質が良い物が多いようです。
広告費や流通費をかけないために
ネットワーク販売という形を取っているのですから当然ですね。
ユニークな商材なので、それに出合った人を
商材の熱狂的なファンにすることもあります。
しかしながら、その反面、流通させる手法が「個人」に任せられているので、
その個人のマナー・人間力がそのまま他人に影響を与えることになります。
商材の熱狂的なファンの人にしてみれば、
それを使っていない、持っていない人に
使って欲しい、持って欲しいという熱い思いを持つかもしれません。
それこそ、その商材を使って、
その人に良くなって欲しいと強く願うのかもしれませんね。
その「良くなって欲しい」という気持ちを
掘り下げてみることも人間関係のバランスを保つために必要かもしれません。
「良くなって欲しい」と願う気持ちのもうひとつの側面、
「今のあなたは何か足りない」
「今のあなたは不十分」…というメッセージを送ってしまうことでしょうか。
そのメッセージを使って、相談者を依存させる手法もこの世の中には多いようですね。
それは美しいでしょうか?
この世に光と影が存在するように、
僕たちの心にもその自然の法則は適応されます。
僕自身も、出逢った人に良くなって欲しいという気持ちが
むくむくと湧きあがってくることがありました。
(もちろん、今でもあります。)
その僕の思いの強さが、
相手の「今のままの私では駄目ですか?」という
存在否定を生ませることにつながることもあったかもしれません。
僕の思いの強さが相手の囁きを
かき消してしまう可能性があるということですね。
その思いの強さがどこから来ているのか?
なぜ、人に対して良くなって欲しいという思いを持つのか?
そのために人間関係のバランスを崩すことはありませんか?
それはある「すり替えの論理」から発生していたのでした。
AQUA MIXT プロフェッショナル養成コース【行動編】に続く…。