「なんだか、うまくいきそうになると、不安になる」
「幸せなはずなのに、心がざわつく…」
もし、あなたがそんな風に感じることがあるなら、それは、もしかしたら、あなたの心の奥に、ひそかに「幸福」を怖れる気持ちが潜んでいるサインかもしれません。
僕たちは、皆、幸せになりたいと願っています。しかし、その一方で、無意識のうちに幸せを拒んでしまう、矛盾した行動をとることがあります。これは、心理学的に「幸福恐怖症」と呼ばれる現象に近いものです。
では、なぜ、僕たちは、心から望んでいるはずの「幸福」を、怖れてしまうのでしょうか?
いくつかのパターンがありますので、自分自身の傾向を知ると対処しやすくなります。
幸せを拒んでしまう、あなたの心のパターン
恋愛がうまくいかない
せっかく良いご縁があっても、関係が深まるにつれて、無意識のうちに相手に冷たくしてしまったり、連絡を絶ってしまったり…。それは、幸せな恋愛関係を築くことで、いつか、その幸せが失われてしまうのではないかという、漠然とした不安があるからかもしれません。
成功を恐れる
努力が実を結び、成功や達成感を感じると、その後に大きな不幸が訪れるのではないか、という根拠のない不安に襲われることがあります。「良いことの後には、悪いことが起こる」という思い込みが、せっかくの成功を素直に喜べなくさせてしまうのです。
優しくされると居心地が悪くなる
人から親切にされたり、優しくされたりすると、素直に喜べない。それは、相手の優しさがいつか消えてしまう、期間限定のものだと感じてしまい、その後の失望を恐れているからかもしれません。「こんなに優しくされてもいいのかな?」という罪悪感が、心のシャッターを下ろしてしまうのです。
幸せな状況を自ら壊してしまう
せっかく手に入れた幸せな状況を、なぜか、自分から壊してしまう。パートナーにわざと意地悪を言ってみたり、好調な仕事でミスをしたり…。これは、幸せが長く続かないという不安から、自分自身のコントロール下に置いて、「どうせ壊れるなら、自分の手で終わらせよう」と無意識のうちに選択しているのかもしれません。
幸せを感じることに罪悪感
「私なんかが幸せになっていいのだろうか?」
心のどこかで、そう感じていませんか?自己肯定感が低く、「自分には幸せになる価値がない」と思い込んでいると、幸せを享受することに強い抵抗を感じてしまいます。まるで、自分に罰を与えるかのように、幸せな状況から遠ざかろうとするのです。
他人を信じられない不信感
誰かが自分に優しくしてくれたり、褒めてくれたりすると、「何か裏があるのではないか?」と疑ってしまう。これは、過去に傷ついた経験から、他人を信用することが難しくなっている心理状態です。相手の好意を素直に受け取ることができないため、せっかくの人間関係が、深いものへと発展していきません。
心の奥に潜む「怖れ」の正体
これらの心のパターンは、決してあなたの意志が弱いせいではありません。多くの場合、幼い頃に経験した心の傷や、愛着関係のパターンが深く関係しています。
「愛されること」「幸せになること」に対して、安全ではないと感じた経験が、大人になった僕たちの心に、深い傷となって残っているのです。
しかし、その「怖れ」の正体に気づくことができれば、僕たちは、その怖れに囚われることなく、心の深い部分から癒しを始め、幸せを心から受け取れる自分へと変わっていくことができます。
それでも好きに正直になりたい
幸せを怖れる心は、あなたが、とても感受性豊かで、深く考えることができる証でもあります。大切なのは、その怖れから逃げるのではなく、その正体を優しく見つめ、一歩ずつ、その怖れを手放していく勇気を持つことです。
あなたは、幸せになることを許された、かけがえのない存在です。
この瞬間から、少しずつ、心からの幸せを、ありのままに受け取れるように、自分自身に優しく語りかけてみませんか?
ライフパーパスオラクルカード(ドリーン・バーチュー著)より
正直に生きる心地良さをイメージしましょう。
好きなものに好きと言い、
嫌いなものに嫌いと言い、
大好きなものに囲まれることを
自分自身に許可しましょう。そのことが、周りに良い影響を与え、
その愛の循環の輪を作り出すイメージを持ちましょう。
あなたから始まるちょっとした勇氣を、
今日、この瞬間から始めましょう。
(カードから受けた直感リーディングメッセージ:潤治より)
コメント