インナーチャイルドって、何だろう?
「インナーチャイルド」という言葉、聞いたことがありますか?
それは、僕たちの心の奥底に、まるで幼い頃のままの姿で生き続けている「内なる子ども」のことです。
僕たちは成長し、大人になりますが、幼い頃に経験した喜び、悲しみ、怒り、寂しさといった感情や、満たされなかった願い、あるいは傷ついた記憶は、消えてなくなるわけではありません。
それらは、心の深い場所に「インナーチャイルド」として居続け、僕たちの日々の行動や感情に、知らず知らずのうちに影響を与え続けています。
たとえば、
「どうしても完璧じゃないと氣が済まない」
「周りの期待に応えようと、自分を犠牲にしてしまう」
「本当は嫌なのに、『NO』と言えない」
「求められると応えてあげたいと思う」
「頑張りすぎて、いつも疲れてしまう」
こんなパターンに心当たりはありませんか?
もしかしたら、それは、幼い頃のあなたが経験した出来事や、親や周りの大人たちとの関係の中で、無意識のうちに身につけてしまった「生き方の癖」かもしれません。
愛されたい、認められたいという純粋な願いが、形を変えて、今のあなたの行動を支配していることが少なくありません。
インナーチャイルドは、心の奥で、あなたの声かけを待っています。
「泣き方」が教えてくれる、内なる子どもの声
悔しかったり、悲しい時、どのように涙を流しますか?
声を上げて、えんえんと号泣しますか?
人目をはばかるように、しくしくとむせび泣きますか?
あるいは、涙をぐっとこらえて、決して泣かないようにしていますか?
実は、その「泣き方」には、あなたの「内なる子ども」が、これまでどのように感情と向き合ってきたか、そのヒントが隠されていることがあります。
もし、あなたが幼い頃に、
「泣くのは弱いことだ」と怒られたり、
「泣かないなんて、えらいね」と、感情を抑えることを褒められたりした経験があるのなら、
あなたは、いつの間にか、自分の気持ちや感情を素直に表現することを避けるようになってしまったのかもしれません。
「しくしくと、抑えるように泣くあなた」 の中にいる内なる子どもは、もしかしたら、ずっと我慢し続けてきたのかもしれません。
「本当は、もっとこう思っているのに…」
「本当は、もっとこうしたいのに…」
そんな小さな声が、心の奥底で響いているのです。
そんなあなたには、ぜひ、日常の中で、そっと自分自身に問いかけてみてください。
「ねえ、本当はどう思っているの?」
そして、「苦しくて、悲しい時に反射的に『大丈夫!』と言ってしまうあなた」の中にいる内なる子どもは、もしかしたら、誰にも弱みを見せまいと、必死に頑張り続けてきたのかもしれません。
「これ以上、自分を傷つけなくていいんだよ」と、あなた自身に、そっと優しい許しの言葉を囁いてあげましょう。
自分との対話が、心の傷を癒す魔法
インナーチャイルドの傷を癒す旅は、自分自身との「対話」から始まります。
それは、まるで、幼い頃の自分に語りかけるように、優しい言葉をかけてあげること。
「ずっと我慢してきたんだね、辛かったね」
「本当は、もっとこうして欲しかったんだね」
「頑張ってきたね、もう休んでいいんだよ」
そして、できれば、怖れずに、泣きたいだけ泣いてみてみましょう。思いきり、誰にもはばかることなく…。
感情を解放することは、心のデトックスのひとつです。
そして、泣きやんだ後には、心がすっきりと軽くなり、また一歩、力強く歩み出すためのエネルギーが湧いてくるはずです。
使用したカード
「子どものためのケルビムエンジェルカード」
ドリーン・バーチュー著
オラクルカードは自己対話のガイド
オラクルカードは、この自分自身との対話を深めるための、素晴らしいガイドとなります。カードのメッセージは、あなたのインナーチャイルドが伝えたいこと、心の奥底にある本当の願いを、優しく、そして的確に示してくれるでしょう。
僕たちは、皆、内なる子どもを抱えながら生きています。その子の声に耳を傾け、優しく抱きしめてあげることで、僕たちは、過去の傷を癒し、本来の自分自身を取り戻すことができるのです。
あなたの「内なる子ども」に、優しい言葉をかけてみませんか?
きっと、あなたの心が、温かい光で満たされることでしょう。
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