コーヒーのおかわり要るか要らないか怖くて訊けないお話

ハッピーライフ

こんばんは、学生時代にチェーンの喫茶店でアルバイトをしていたことのある潤治です。
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STARBUCKS などのシアトルスタイルのカフェとは違い、日本の喫茶店チェーンのお店。
ブレンドコーヒーがとても安いお店でした。
社員は店長ひとりで、あとは学生アルバイトだったので、サークル活動のようにアルバイトをしていました。
僕もトレー(お盆)を持って、接客をしていました。
ホールを回り、コップの水が少ない人を見つけては、補充を伺ったりしていました。
今でもカフェなどでコーヒーのおかわりを伺ってまわるホールの店員を見ると懐かしく思います。
「コーヒーのおかわり要りますか?」
「要りません。」

そんなやりとりを見て思うことがあります。
自分自身の市場価値を知るというお話です。
個人で事業をされている方のご相談をいただく時に思うことです。
「わたしのサービス、必要ですか?」
「わたし、必要ですか?」


自分自身の市場価値。
それは年収やキャリア、ビジネススキルなどで計れるかもしれません。
自分の市場価値を知るということは、
とても怖いことに思える時もあります。
「コーヒーのおかわり要りますか?」
そうお客さんに訊いてまわるカフェの店員は、
それを訊ねるのに、怖いという感情はないでしょう。
「要りません」
とお客さんに言われても、傷つくこともありません。
「僕が提供するコーヒーを飲んでくれなかった…」
と自分の存在価値が揺らぐこともないでしょう。
当たり前のことですね…。
しかしながら、
自分がとても大切にしていることで、断られたらどうでしょうか?
ましてや、それが自分が持つサービスだったりしたら…。
「わたしのサービス、必要ですか?」
「わたし、必要ですか?」

自分の好きなことを仕事にしようと思って、
それを発信する時、

さまざまな感情を持つかもしれません。
自分のことを知って欲しい
自分がイイと思うことを解って欲しい

そんな無邪気な気持ちもあるかもしれません。
僕のおもちゃ、見てぇ!格好いいでしょ? みたいな…。
それに賛同してくれる人も出てきます。
応援してくれる人もいます。
また、こんな気持ちもあります。
このサービスを必要な人がひとりもいなかったらどうしよう
誰もこのイベントに来てくれなかったらどうしよう
自分が思っている良いことが理解されなかったらどうしよう

それが何度か実現してしまったら、
痛がり屋さんの怖がり屋さんになってしまうかもしれません…。
もう、怖くて怖くて、
コーヒー要りますか?
と訊けなくなってしまうかもしれません。
コーヒーに対しての思い入れが強いので、
コーヒーをみんなに理解してほしいから、
それを否定されることが
断られることが、
怖いと感じてしまうかもしれません。
自分の市場価値を知るということは、
年収やキャリア、ビジネススキルなどで計る以外に、
とてもシンプルなのは、
自分の大好きなことを発信し続けること
で得られるかもしれません。
そのことで大切にしていることは、
状況をコントロールしたくなる自分に気づくこと
その時の結果をそのまま受け入れること
自分中心で考えていることに気づくこと

…これらのことについては、次回に続く

コメント

  1. 潤治 より:

    ゆっこさま
    「人事を尽くして天命を待つ」気持ち、とても素敵ですね。
    ベクトルが自分向きだと、
    コーヒーをどう使うかよりも、
    おかわりを断る人の気持ちにロックオンしてしまいそうです。
    怖さを克服したくなります。
    コーヒーに対しての思い入れが強さよりも、
    コーヒーをみんなに理解してほしいという気持ちよりも、
    相手が何を望んでいるのか?
    に集中できる力を身につけていきたいなと思っています。
    そんなことを続きのblogに書こうかなと…。
    お読みいただければ幸いデス。

  2. ゆっこ より:

    潤治さん、コーヒーのお替わりの話、私のために書いてくださったのかと思うくらい、心に刺さりました。
    書いてくださり、ありがとうございます。
    続きが気になります(笑)
    たしかに、自分にとってどうでもいいことだったら、断られても痛くも何ともありませんね。
    自分が大切に思っていることだから、お断りされたり反応がないと怖くなるのですね。
    イベントの集客が思うように進まず苦しかったときに、友人が教えてくれたバイロン・ケイティの『ザ・ワーク』をやってみたところ、自分の中の非合理的なビリーフに気付き、ありのままに現実を見ていないことがよく分かりました。
    また、「これはいい!」と思っているのは私の独りよがりな考えで、実は押し売りをして周りに迷惑をかけているのではないか・・・と感じたこともありました。
    でも、そんな中で私の想いをたくさんの方に発信し続けたら、共感してくださる方、応援してくださる方に出逢うことができました。
    今はただ「人事を尽くして天命を待つ」気持ちで動いています。

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