子育ては親育ち、日々学びを深めている
AQUA MIXTの水本寛子です。
1歳児の娘が、ひょんなきっかけでモンテッソーリスクールのプレクラスに通い始めました。
1月から月3回各60分のクラスと短時間ですが、3ヶ月目になり目に見えて成長を感じます。
前の記事は、「モンテッソーリ教育のメリット・プレクラス体験談(1)」
今回はモンテッソーリ教育の「おしごと」と、その年齢では扱うのが危なそうな道具についてです。
おしごとの難易度は、異年齢クラスですので様々なものが混在しています。
年齢に合わせたものだけ、用意されているわけではありません。
そもそも、乳幼児用玩具の「対象年齢」ってどこまで参考にしたら良いものやらと思っていました。
本人が自分に合ったものを数ある中から自分で選べる環境は、とても良いと思います。
確かに、小さい頃は安全性も考えて対象年齢のものを与える、という考え方もあります。
しかし我が家は日常にあるものは娘が0歳の頃から色々と手の届く場所にあり、ワークショップに参加された方に驚かれたことがありました。
よっぽど危険な命に関わるもの以外は、割と無頓着です。
家具の角なども、尖ったままそのまま。
よくある緩衝材も付けていません。
つかまり立ちを始めた頃はバランスを崩しやすく、その角で顔に切り傷も出来たりしていました。
でもちゃんと成長とともに、角にぶつからなくなっていきました。
とは言っても、前回書いた通りハサミなど刃物は持たせないようにしていましたね。
興味を持つのですが、危ないものだと言い聞かせてこちらに渡してもらっていました。
でも、プレクラスで1歳児でもちゃんとハサミを扱えるということが分かりました。
その代わり安全のため、始めは大人が持ち方のサポートをします。
ハサミを持って歩かないように注意したり、使い終わったら刃にカバーをして片付けるなど、危ないものの扱いについて理解する機会になります。
切った紙も容器に入れて、最後は袋に入れてまとめるところまで、片付けも最後までやります。
他にも千枚通しを使うものもあり、同じように注意して扱います。
またオヤツに出される食器はワレモノ、陶器製のお皿とコップです。
幼児用と考えると割れない素材を選びたくなるものですが、これも注意して扱う練習となるようです。
危ないものだと理解して丁寧に扱うようになれば、必要以上に触らせない・禁止するということもなくなります。
ダメというほど子供はやりたがるので・・・。
危ないから、手際が悪いからとつい家では大人が手を出し過ぎることもあります。
そこをぐっと我慢して、見守れるか。
モンテッソーリ教育は、
見守る大人がいる
ということが最大のポイントなのですね。
手を出し過ぎず、放置し過ぎず。
この適切な距離感が、子供のやる気や自信を育むのだと感じます。
体験談は、さらに次回に続きます。