対人関係・仕事 すべては自己肯定感が握っている
あなたの周りで「自己肯定感」の高い人はいますか?
自己肯定感が高い人は何をやってもうまくいくように思います。
そういう人は眩しくて、近寄りがたい輝きがあります。
いかがでしょうか?
僕自身、自己肯定感をあげたい、そう思いながら出てくるのは、両親への恨み辛み…。
機能不全の家庭に育った自分へのどうしようもない失敗感でした。
失敗作感とも言えるでしょうか。
しかしながら、今現在の自分を思うと、何をやってもうまくいくと信頼しています。
すべては自分の思ったとおりになると感じています。
もちろん、自分が育った機能不全の家庭を思い返しては苦笑します。
過去への感謝を大勢の人に伝えられるほど、りっぱなものではありません。
しかし、自己肯定感はとても向上したと、人間関係が良好になり、仕事もうまくいくことから感じています。
この変容はなぜ起こったのか?
と自分でも不思議になることがあります。
自己肯定感をあげたかった20数年前の自分は、とにかく「どう見られるか?」を氣にしていました。重装備、武装、厚化粧…いろんな表現ができますね。
残念ながら、自己肯定感とは油絵のように上塗りしていった先にあるものではありません。
自己肯定感の上手な育み方
条件ありきの自己肯定感
世の中には、他人からの良い評価をもらうことを大切にする教育があります。
いつの間にか、自分が自分をどう評価するよりも、他人の評価を氣にするようになるわけです。
良い評価で得をすることの多い世界です。
勲章を集めて、褒められる世界とも言えます。
そうすると、ハマりやすいのが、競争や比較でしょうか。
そこから、条件ありきの自己肯定になる傾向があります。
「わたしは、お絵描きが得意だから、自分を肯定できる」
「わたしは、友達と仲良くできるから、自分を肯定できる」
「わたしは、高い成績を取れるから、自分を肯定できる」
「わたしは、人前で話すことができるから、自分を肯定できる」
など、自分を認められるという「条件ありきの自己肯定感」ですね。
条件ありきの自己肯定感は外部的な要素やスキルに依存しているとも言えます。
それがなければ自己肯定感が揺らぐ可能性があります。
ですから、条件を次々にクリアしていくのはしんどいと思う人もいるでしょう。
もちろん、それが好きな人もいます。
そのあたりは、各人が自分の心に問うといいでしょう。
条件のない自己肯定感
条件のない自己肯定感もあります。
「わたしは、自分の意見や感情を大切にできるから、自分を肯定できる」
「わたしは、自分の努力を認めることができるから、自分を肯定できる」
「わたしは、自分自身を受け入れることができるから、自分を肯定できる」
条件のない自己肯定感は、自分自身を大切に思う氣持ちや内面的な特徴に基づいています。つまり、自分がどんな人でも、自分自身を認めて受け入れることが大切です。それを人と分かち合うことでさらに自己肯定感が加速します。
例えば、
過去の自分の欠点や失敗が、誰かの役立つ経験
自分のネガティブ感情が他人の役に経つ経験
自分のできなかったことが他人の勇氣になる経験
といったように。
自己肯定感をはぐくむ「お願い」の仕方
自己肯定感を得るためには、自分自身の内面に目を向けることが重要です。
もちろん、取り繕うことなく、自分を認められればしめたものです。
そうしていくうちに、自分を受け入れるようになっていきます。
どんな自分も、どんなことが起ころうとも、自分の過ちや失敗を氣にしないで学びや成長の機会と捉えることができるようになります。
どんなことが起ころうとも…と言いましたが、大いなる存在(神と呼ばれる存在)は、ときにすべてを失くしてしまうようなことをします。
「優しく『条件のない自己肯定感』を得られるようサポートしてください。」
と、離婚・リストラ・意識不明状態を経験した僕は、いつもお願いするよう心がけています。自分にとって心地の良い状態をイメージすることが肝心です。