僕が嘘をついた「信頼イコール待つ」

ハッピーライフ

こんにちは、潤治です雨IMG_0563.JPG
雨がしとしと降っています、こちら多摩市聖ヶ丘です。
近くの中学校からは、ブラスバンド部の練習の音が聞こえてきます。
夏休みの部活って苦しかったけど、楽しかったなと思い出します。
もっと渦中にいる時に、楽しめたら、人生ももっと楽しめるような気がします。
先日、実母と映画を観に行きました。
母と話していて、僕の幼少期の嘘のことが話題にのぼりました。
小学生低学年の時、買って貰った傘をさして登校をしていました。
とても嬉しくて、自慢したい気持ちでした。
いいでしょう?買って貰ったんだよ!って。
しかしながら、周りの子たちもアニメのキャラクターのプリント付きのものや、大きな傘を持っていて、自分の買って貰った傘が何だか色あせてしまったのを覚えています。


そして、皆との下校時間に、サッカーボールを傘で突きながら帰るという遊びをし出しました。
やり出すと楽しくて、自分の傘でサッカーボールを突いて転がします。
友達は、途中から足で蹴り出すのですが、僕は傘を少し乱暴に扱いながら、
サッカーボールと戯れます。
すると、大人だったらすぐに判りそうなことですが、傘が壊れます。
親骨は折れ、受け骨も外れてしまいました…。
『どうしよう…(汗)、お母さんに怒られる…』
お腹に大きな鉛でも入れられたかのように、ずっしりと罪悪感にさいなまれました。
その罪悪感とは、傘を壊したこともそうですが、
周りの皆より、傘がかっこ悪くて、何だか惨めで、壊してしまいたいと思ったこと、
そして、それを実行してしまったことも心に重くのしかかりました。
家に帰ると、そのまま傘立てに傘を入れ、やり過ごそうとする僕でしたが、
あっけなく見つかりました。

「潤治、どうしたの?その傘?壊れているじゃない?」

罪悪感に押しつぶされそうになりながらも、怒られる恐怖から、
思わず、こう答えてしまいました…。
「上級生が急に傘で殴ろうとしてきて、チャンバラになって…
そしたら、壊れちゃったの。」

母は何とも言えない目でしばらく僕を見つめてから、僕を慰めてくれました。
「けがはなかった?もう、チャンバラはしないのよ?」
僕は、その嘘が通った安堵と、疑われているかもしれないと怖れで、
さらに嘘を上塗りし出します。
「今度は、上級生が襲ってきても、先生をすぐに呼ぶから!」
嘘をつく時の僕は饒舌で、落ち着きがありません。
よく考えると、そういう嘘をたくさんついたのに、母は僕を責めることはしませんでした。
子供の頃は、自分を守ろうとする嘘、よく見せようとする嘘、すぐにバレようともつきます。
母は、その嘘を判りながらも、信頼してくれたわけです。
彼女は待ってくれたわけです。
きっと、この子がその嘘の意味を理解して自分の糧にしてくれる…と。
他人と比較して苦しむという自分の心の動きを大人になってから、
理解しだしました。
だからこそ、自分に正直になる勇気を持とう…と
魂がイエスと言っていたら、それに従う勇気を持とう…と
母はずっと待ってくれていたわけです。
小学生の頃の僕の嘘が、きっとこの子の糧になる…と。
信頼とは、待つことなのかもしれません。
大人になると、嘘がさらに巧妙になります。
その嘘にさらに嘘を上塗りすることもあります。
正直に生きようとするのに、勇気が必要だったりします。
自分についているかもしれない嘘に気づかないようにすることもあります。

できれば、自分の嘘に気づけるセンスと勇気を持ち続けたいと思います。
そして、母が僕にしてくれたように、
「待つ」 ということも勇気がいりますが、
実践していきたいと思います。
30年以上、彼女は待っていてくれたのですから。
(途中、忘れていると思いますが…笑)

信頼=待つ (シンライ スナワチ マツ) ―潤治(ジョジョのあおり風)

コメント

  1. 潤治 より:

    お世話さまーず、青です。 さま
    コメントありがとうございます。
    自分と向き合う…だなんて言われると何かすごいことをしているようですが、
    自分の内面からのメッセージを感じようとしていると、
    ある日、とても晴れやかな気持ちや時を超えた癒やしを感じたり、
    また、許しを感じたりすることが多々あります。
    これからもそんなたくさんのメッセージを受け取っていきたいです。
    見守っていただけると嬉しく思います。勇気が湧きます。
    感謝をこめて
    潤治

  2. お世話さまーず、青です。 より:

    潤治さんの、自分を見つめようとする姿勢にいつも脱帽です。ご自分の内面と付き合うことって、結構大変だったりするんだけど、とことん見つめると、ぱっと目の前が明るくなったりして、体が軽くなるのを感じる事がありますね。勇気に感謝ですよ。

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