お産はスリリング!(7)予定日まで☆妊娠10ヶ月(39週)

40代マタニティ・出産体験

icon.jpg妊娠・出産から実に多くを学びました
AQUA MIXTの水本寛子です。
女性の身体・健康・医療問題・スピリチュアルな課題など、多岐に渡る学びを、今年も発信していきますね。
もうすぐ8ヶ月になる娘は、相変わらずママにベッタリでパソコンに向かう時間がなかなか取れないですが、少しずつ他に出来ることが増えてきました。
2013年のゴールデンウィーク、出産予定日までの日々についてです。
出産のあらすじは「お産はスリリング!(1)最高のお産」
前回の記事は、「お産はスリリング!(6)身体を温めよう☆妊娠10ヶ月(39週)」
あんなに夫婦2人でドキドキ過ごしたゴールデンウィークは、初めての体験ですね。
例年のゴールデンウィークは、天使のコースを開催したりお仕事三昧でした。
しかし2013年は予定日近くということもあり、立ち会い予定の潤治も仕事を入れずゆったりスケジュールでした。
出産予定日は5月5日ひらめき
そして5月2日におしるしが、来てさぁいよいよ、よね?
いつきてもいいように、心の準備ね!
いつ本陣痛が来てもいいようにと、今か今かと待って過ごして…夫婦でドキドキの日々のお話。


■5月2日(木) おしるしが来た?!
朝、トイレに行き・・・
これは、おしるし?!
分かりにくかったので、その時は判断保留に。
そして、予定日前の漢方岡田医院への通院。
岡田先生しばらく考えた後
「よし、一気に勝負を賭けよう!」

どうやら、良い陣痛がつくように処方を変えるということらしいです。
調剤薬局ではなく、岡田医院で漢方の生薬を処方されました。
いろんな生薬が入っている煎じ薬を、毎日自宅で煎じて1日分飲みました。
漢方特有の、香りがしましたよ~。
そして帰宅しても、やはりおしるしのようなものがあり・・・
おしるしが来たらBe born助産院へ受け入れ準備のこともあるので、連絡。
事前に受けたBe born助産院の分娩説明会>にて。
本陣痛が始まってから陣痛が5分間隔になったら助産院に移動するという予定で説明を受けていました。
(病院では、10分間隔になったらというところが多いようです)
通常はおしるしから24時間以内に本陣痛が始まるとのこと。
でも中には、環境や気持ちの準備が出来ていないと、2~3日後や1週間かかる人もいるそうです。
大切なのは、お腹の赤ちゃんに集中すること。
ああ、いよいよお産が始まるんだわと、未知の領域へのワクワクドキドキ感、スタート!
・多摩市最高地点 天王森公園へウォーキング
相変わらず、良く動くことで子宮口が柔らかくなるというアドバイス通りに、ウォーキングを1日2~3時間が続きます。
そして、私の安産の象徴である大樹に導かれていたことに気付いた日。
(参考記事 「お産はスリリング!(4)大樹の癒し・前編」 & 「お産はスリリング!(5)大樹の癒し・後編」

多摩市最高地点にある天王森公園・八坂神社のご神木、樹齢400年のスダジイ
カメラロール-1743八坂神社 スタジイ

■5月3日(金・憲法記念日) この痛みは・・・

にぶい生理痛並の痛みを感じる1日。
ゴールデンウィーク中に出てくる準備なのかな?
この日も春日神社から、ジブリ映画「耳をすませば」の舞台へと2時間強のアップダウンウォーキング。

耳すま 案内マップ

そのまま聖蹟桜ヶ丘に出て、ランチは自然食ビュッフェ「野の葡萄」。
赤ちゃんが生まれたら、ゆっくり夫婦で外食も出来なくなるのかと、最後のチャンスとばかりに満喫。
Be born助産院から、おしるしのその後の経過確認の電話。
にぶい生理痛並の痛みは、前駆陣痛にならず・・・
■5月4日(土・みどりの日) いよいよ前駆陣痛?

お腹の赤ちゃんに集中しようと、ノンビリ過ごす1日。
いつ産まれてきてもいいようにと、入院の荷物の準備も万端で。
妊娠中は、21時前後に就寝を心がけていました。
助産院でも早寝をアドバイスされていましたが、
夜の睡眠は特に、赤ちゃんの成長のためにとても大切という感覚があったからです。
就寝後しばらくして…23時過ぎ
「前駆陣痛」かな?
ちょっと重い生理痛、痛みの間隔はまだハッキリしないけれど、15分間隔くらいの時もあり。
これが段々短くなり周期的になれば本陣痛になるから、そしたらBe born助産院に電話連絡だわ。
※分娩第一期は、10〜15分おきの陣痛=本陣痛。
それまでの間隔の空いた陣痛は「前駆陣痛」と呼ばれ、お産の前段階。
いよいよ?
今夜始まるか?
と、夫婦で待ち構える夜中…
私は眠れないし、潤治も緊張気味。
そうこうしているうちに、寝落ちして痛みも遠のいてしまった。
■5月5日(日・こどもの日)
出産予定日 Be born助産院 40週健診

結局、痛みもなくなってしまいました。
桜ヶ丘公園の鯉のぼり
緊張してあまり眠れず、夫婦共に待ちくたびれて、まるですっぽかされてしまった感で、クタクタ。
予定日は、予約をしていた40週健診のため、Be born助産院へ。
道を覚えるために、潤治の運転で車で行きました。
この日は初めて、NSTと呼ばれる赤ちゃんの心拍測定。

NST=「ノンストレステスト」
ストレスのない状態、つまり陣痛のない状態で赤ちゃんが元気がどうかを検査し、お産に耐えられるかどうかを調べる方法の1つ。
胎児の心拍を調べる検査なので「胎児心拍数モニタリング」とか「モニター」と言われることもあります。

お腹にセンサーを巻きつけて、胎動と心拍を時系列で記録していきます。
赤ちゃんは元気で、問題なし。
担当の助産師Kさんのお話だと、実はこのGWはお産・産褥入院が続いて大変だったとのこと。
「やっと落ち着いて来たから、手厚くお産のサポート出来るわよ」と言われました。

「助産師さんの手の空いている時に、明るい日中に生まれてきてね」

と、いつも赤ちゃんにお願いしていたので、GWを避けて助産師さんたちの手が空くそのタイミング待ちのようです。
そして何よりも、母体がリラックスして緩むこと、そして産むと決めることも大切。
「ノンビリ夫婦の時間を大切にして、食事にでも行くと良いですよ。」とアドバイスをいただきました。
まあ、そう思ってちょくちょくも夫婦で外食をたのしんでいるのですが、ポカポカ陽気でお天気の良い甲州街道ドライブ、帰り道にある府中のシズラーでサラダバーランチ。
ベジタリアンはいい陣痛がつくように、お産直前はお肉を食べて下さいと何度も助産師さんに言われていたので、シズラーのステーキをいただきました。
ステーキを食べたの、一体何年ぶりだったでしょうか…。
感謝しながら、美味しくいただきました。


【初産の場合】
予定日より出産日が遅れる人は、6〜7割。
ですから、予定日が過ぎても心配することは何もありません。
予定日ちょうどに産まれる赤ちゃんは、20人に1人とも言われています。
経産婦の場合は、子宮口が初産婦よりも開きやすいので、予定日よりも早まることが多いそうです。
陣痛は赤ちゃんが生まれてこようとして赤ちゃんが起こすものだと、産科医療の研究から分かってきました。
赤ちゃんと、お母さんと、双方の準備が出来てやっといい陣痛が始まるのです。
私たちの親の世代は、予定日より経過してもノンビリ構えていたようですね。
しかし最近の産科医療の風潮は、予定日を過ぎるとリスクを考えてお産を急がせるような感じがします。
予定日を1週間過ぎた41週以降は、胎盤の寿命というリスク(酸素・栄養の供給が滞る可能性)を考えて、陣痛促進剤を使うことが一般的だそうです。
私が生まれた時のこと(40年以上前)を母に聞くと、今と違ってノンビリしたものでした。
私は4月20日の予定日を8日過ぎて28日(41週)に生まれ、臨月の時はずっと逆子でした。
病院では「大丈夫ですから、初産ですし、待ちましょう」と母も言われて、予定日が過ぎても1週間ノンビリ構えていたそうです。
そして1週間経つと、お腹の中にいた私は自分からクルリと回って逆子から正常位になりました。それが産まれる日の前日。
次の日の満月に合わせて、生まれてきました。満月は、自然分娩のお産が1番多い日です。
産まれる前から、私って自然時間に委ねて超マイペース!
今は逆子だと、リスク回避のために予定帝王切開にする病院が多いようです。
逆子でも経腟分娩が出来る病院は、少数派です。私がお世話になった府中の森土屋産婦人科は、逆子でも普通分娩が出来るようにサポートしてくれるので、自然分娩を希望の妊婦さんに人気です。
もしかしたら、産まれる準備が出来たらクルリと回る赤ちゃんもいるかもしれないのですよね。しかし、予定帝王切開で出産日を予約するのに予約がいっぱいのた
めに、正産期に入ったばかりの37週でしか予約が出来なかったという方も市の両親学級に参加したときに、いらっしゃいました。
本来は正産期とはいっても、予定日までは赤ちゃんは出来るだけ長くお腹の中で育った方が良いのです。
産婦人科医の不足の問題、産科が少ない現状、訴訟が多いが故にリスク回避に進んでしまったこと、生まれてくる赤ちゃんにとって居心地の悪い現状が多く存在することを知りました。
さて私の体験も、予定日が過ぎてからはどうも母子ともに急かされる感がありました。
それから、私の中には予定日までに生まれてきて欲しい!という怖れの気持ちがありました。
それについて、予定日後の体験談に続きます。
「お産はスリリング!(8)急かされる予定日後☆妊娠10ヶ月以降(40週)」

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