いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。
AQUA MIXT 潤治です。
先日、開催されました「ママ・プレママランチ会」にて、
集まったパパ・プレパパたちの話題に出産の立ち会いというものがありました。
パパ、どうする?立ち会いする?というプレパパへのプレッシャーを感じざるをえませんでした。
僕の経験からは、立ち会いはとても素晴らしい経験だと思います。
その生命の大イベントに立ち会う権利は男性にもあります。
寛子が娘の小葉を取り上げる姿は新しい命がこの世に生まれてくる奇跡に感謝する機会になりました。
そして、また、自分がこの世に生まれてきた奇跡にも、同時に命をつないでくれた母・父、そしてご先祖様たちへの感謝も心の奥深くから湧き起こってくることを感じました。
生命の連続という流れにいる小さな自分と、大きな意義を思いました。
出産直前の記事は「この世に明日を約束されている人は…」
「お産はスリリング!(1)最高のお産」をご参考ください。
出産の立ち会いは、寛子が見ることのできない場面に遭遇することになりました。
和室のフリースタイル分娩室に通され、その時を待ちました。
子宮口が全開になり、ゆっくりと娘の小葉は頭を出し、肩を出しながら、
とくに泣き叫ぶでもなく、静かにこの世に出てきた様子は
「よっこいしょ」と言った大儀な仕事を終えた人のようでした。
実際に出てきた小葉と対面した時は、
もっと「いわゆる赤ちゃん」という姿をイメージしていたので、
数回、何か吐き出すように咳のようなことをした後、静かにこちらを見る目に、
僕は思わず、「あ、こんにちは。」と言ってしまいそうになりました。
「あ、人だ。」という感じでしょうか。
ゆっくりと新世界に出てきた小葉は周りの状況を観察するかのように目を動かし、
「この声、覚えているよ、お腹の中で聞いていたもん!あなたがパパだったんですね?」
というような話しかけるような僕に対する視線は忘れられません。
寛子のお腹の上にしばらくの間、小葉は置かれ、
ゆっくりと新世界に順応しようとしているようでした。
へその緒は分娩後数分の間、脈打つような感じでした。
命がこの紐のように長いもので繋がっていたんだと思うと生命の神秘を感じました。
しばらくすると、へその緒を切るという仕事を僕が任され、
とても怖かったのを今でも覚えています。
赤ちゃんのタイミングなのか?
僕がそのタイミングを決めて良いのか?と。
寛子と触れ合いながら、ぐったりとしている小葉を見ながら、
良いのかな?と探りながら、差し出されたへその緒を切らせてもらいました。
何かの開幕式でロープを切るような、新世界へようこそ!
という儀式のように思えました。
分娩のショックをふたりで分かち合うように寛子と小葉は寄り添っていました。
その間に僕は胎盤を見せていただきました。
いかにも普通に扱う助産師さんに、男性と女性の違いを見せつけられました。
プロフェッショナルですもの、当然ですよね。
&ベジタリアンであることに感謝する瞬間でした…。
助産師さんたちの扱いを見て、
胎盤はとても貴重なものという感覚を受けました。
「胎盤、ありがとう!」と思いながら、その処理をお願いしました。
出産を無事に終えて、清々しく笑っている寛子を見ながら、
大丈夫?痛くないの? だって…、と思う僕でした。
何か痛みに対するホルモンも出るのだろうと思いました。
女性の偉業に立ち会うことができて、とても素晴らしかったです。
今回、御一緒したプレパパたちは立ち会いをするのかどうか…。
立ち会いをする素晴らしさをもっと伝えたいと思ったランチ会でした。
出産後の数時間は親子・夫婦の絆を深める大切な時間でもあると感じました。