玄米甘酒を使ったプチ断食(ファスティング)で心も身体もリニューアル

健康・美容

玄米甘酒を作る

玄米甘酒(三分搗き玄米を使用)を作る過程は、ただ料理をするだけでなく、日本の叡智とも言える糀の力を感じることができます。

手で糀をかき混ぜ、しっかりと揉み込むことで、糀が持つ栄養を引き出し、三分搗きの玄米と組み合わせます。この作業はただの調理作業と言えないものがあります。

というのは、自分の手と糀との触れ合いであり、自分の身体や心への働きかけとも言えます。特に、自分の手に常在する菌を大切にすることは、身体の免疫力や健康を保つ上で重要です。

このようなことを通じて、自己肯定感を高め、自分の身体と心に対する意識を深めることができます。玄米甘酒は、その美味しさだけでなく、身体と心の健康を支える大切な存在となり得ます。

常在菌はたいせつなもの

常在菌は、その人その人特有のもの

皮膚には、一兆個の常在菌がいます。

この菌たちが、汗や皮脂を餌に出したものが、天然の弱酸性であるバリアです。

そのバリアが皮膚の環境を守ってくれます。
菌にも(人間にとって)良い菌と悪い菌があります。良い菌は人間を悪い菌から守ってくれるわけです。菌のバリアです。

赤ちゃんがなんでもかんでも口に入れるのは、いろいろな菌を身体に入れて、病気になりにくい身体を作るためです。生後数ヶ月で動物園に連れて行くのも良いとアドバイスをもらったこともあります。

アルコール消毒や薬用石鹸は必要?

何でもかんでも除菌、抗菌、殺菌する排他的な考え方は、回り回って自分の健康にダメージを与えるかもしれません。

というのも、そのどちらも良い菌だろうと悪い菌だろうと、一緒に洗い流してしまうからです。菌のバリアがなくなったら、病気になりやすくなります。

つまり、消毒や抗菌加工などのものを使って、菌を遠ざけると細菌に対する抵抗力が弱くなるわけです。ばい菌から家族を守ると、よかれと思ってしている消毒や殺菌が、実は身体の機能を衰えさせています。「薬用」という言葉にのせられないでいたい。

甘酒

簡単!甘酒の作り方

今回は、米麹300グラム・3分搗き玄米2合半で作りました。

「シャトルシェフ」のような保温調理器具があるといいですね。

  1. 米麹を常温で戻す(40℃くらいのお湯200㎖をかける)→1時間ほど置く
  2. 手で揉んで常在菌をつける
  3. お粥状態でご飯を炊く
  4. 保温調理器具に入っている米麹とお粥状態のご飯を合わせて55〜60℃に設定
  5. 保温調理 8時間 で出来上がり

新月期か満月期かで味も変わります。新月期はさらさらとして、甘さスッキリで、満月期はトロトロとして、甘さが強いです。

お気に入りの塩やすりおろした生姜を加えるのもいいですよ。凍らしてアイスにしても美味です。

玄米甘酒でプチ断食をするメリット

甘酒でファスティングするメリットは以下のようなものです。

デトックス効果

甘酒は自然な発酵飲料であり、体内の有害な物質を排出しやすくするデトックス効果があります。ファスティング中に甘酒を摂取することで、体内の不要なものを洗い流し、新陳代謝を促進します。

栄養補給

甘酒にはビタミンやミネラル、アミノ酸など、豊富な栄養素が含まれています。ファスティング中には摂取カロリーが少なくなるため、甘酒を飲むことで必要な栄養素を補給することができます。

エネルギー源になる

甘酒には糖分が含まれており、ファスティング中にエネルギーを補給するのに適しています。糖分は急激な血糖値の上昇を引き起こさず、持続的なエネルギー供給を行うため、体力を維持しながらファスティングを行うことができます。

消化器官の休息

ファスティング中は消化器官が休息することで、体内のリセットが促進されます。甘酒は消化が比較的容易なため、消化器官に負担をかけずに栄養を摂取できます。

心身のリフレッシュ

ファスティングは身体だけでなく、心にも良い影響を与えます。甘酒の優しい甘さや豊富な栄養素が心をリフレッシュし、ストレス軽減やリラックス効果をもたらします。

これらのメリットを活かして、甘酒を利用したファスティングを行うことで、健康的な体と心を維持し、リフレッシュされた状態で日常生活に戻ることができます。

常在菌を活かす生活

常在菌は、その人を身体の中からも守ってくれています。

大切なその人特有の常在菌はその人の腸に定着しやすいと言われます。

そのため、その常在菌を含む甘酒を飲むことで、腸内環境は良くなり、身体や思考にも大きく影響を与えます。(鬱になりにくい・集中しやすい)

特に発酵食品である玄米甘酒には、食物繊維も同時に摂取できます。
食物繊維は善玉菌の餌になります。

常在菌を上手に活用するためには、すでにやっていることをやめるという選択が大切でしょう。

  1. ばい菌がいっぱいと思わせるようなテレビコマーシャルを鵜呑みにしない
  2. 手洗いは水のみでおこなう
  3. 洗顔も皮脂を整えるくらい

といったことを留意しておくといいでしょう。

何でもかんでも除菌、抗菌、殺菌する排他的な考え方は、回り回って自分や大切な人の健康にダメージを与えます。

常在菌を大切にすることからも、自己肯定感があがります。

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