常在菌はたいせつなもの
常在菌は、その人その人特有のもの
皮膚には、一兆個の常在菌がいます。
この菌たちが、汗や皮脂を餌に出したものが、天然の弱酸性であるバリアです。
そのバリアが皮膚の環境を守ってくれます。
菌にも(人間にとって)良い菌と悪い菌があります。良い菌は人間を悪い菌から守ってくれるわけです。菌のバリアです。
赤ちゃんがなんでもかんでも口に入れるのは、いろいろな菌を身体に入れて、病気になりにくい身体を作るためです。生後数ヶ月で動物園に連れて行くのも良いとアドバイスをもらったこともあります。
アルコール消毒や薬用石鹸は必要?
何でもかんでも除菌、抗菌、殺菌する排他的な考え方は、回り回って自分の健康にダメージを与えるかもしれません。
というのも、そのどちらも良い菌だろうと悪い菌だろうと、一緒に洗い流してしまうからです。菌のバリアがなくなったら、病気になりやすくなります。
つまり、消毒や抗菌加工などのものを使って、菌を遠ざけると細菌に対する抵抗力が弱くなるわけです。ばい菌から家族を守ると、よかれと思ってしている消毒や殺菌が、実は身体の機能を衰えさせています。「薬用」という言葉にのせられないでいたい。
簡単!甘酒の作り方
今回は、米麹300グラム・3分搗き玄米2合半で作りました。
「シャトルシェフ」のような保温調理器具があるといいですね。
- 米麹を常温で戻す(40℃くらいのお湯200㎖をかける)→1時間ほど置く
- 手で揉んで常在菌をつける
- お粥状態でご飯を炊く
- 保温調理器具に入っている米麹とお粥状態のご飯を合わせて55〜60℃に設定
- 保温調理 8時間 で出来上がり
新月期か満月期かで味も変わります。新月期はさらさらとして、甘さスッキリで、満月期はトロトロとして、甘さが強いです。
お気に入りの塩やすりおろした生姜を加えるのもいいですよ。凍らしてアイスにしても美味です。
常在菌を活かす生活
常在菌は、その人を身体の中からも守ってくれています。
大切なその人特有の常在菌はその人の腸に定着しやすいと言われます。
そのため、その常在菌を含む甘酒を飲むことで、腸内環境は良くなり、身体や思考にも大きく影響を与えます。(鬱になりにくい・集中しやすい)
特に発酵食品である玄米甘酒には、食物繊維も同時に摂取できます。
食物繊維は善玉菌の餌になります。
常在菌を上手に活用するためには、すでにやっていることをやめるという選択が大切でしょう。
- ばい菌がいっぱいと思わせるようなテレビコマーシャルを鵜呑みにしない
- 手洗いは水のみでおこなう
- 洗顔も皮脂を整えるくらい
といったことを留意しておくといいでしょう。
何でもかんでも除菌、抗菌、殺菌する排他的な考え方は、回り回って自分や大切な人の健康にダメージを与えます。
常在菌を大切にすることからも、自己肯定感があがります。