こんばんは、普段はとてもツイてるけど…たまにツイてないと思ってしまう、寛子です。
時々、思わず「ツイてない・・・」って思う事ありませんか
私は先週、一見ツイてないと思うような出来事が連続で起きました。不思議と、続きました。
でも、そんなツイてないと思える出来ごとの裏にも、何かしらの祝福が隠されているのです。
「人間万事、塞翁が馬」という中国の故事も大好きです。
『全ては必然であり、ベストのタイミングで起こる。』
とはいっても、私自身全ての出来ごとにすぐに祝福を見いだせるかというと、そうではありません。
10年掛って、最悪だと思っていた出来ごとからやっと祝福を見出したこともあります。
(詳細は、20代の頃の体験「夜明けのレッスン」参照)
ずっと続いていたツイてない一連の出来ごとの中の、ひとつを紹介しますネ。
先週、潤治は終日セミナー受講で出かけていたので、寛子は実家の家族と「足利フラワーパーク」に藤を見に行った時のことです。
節約コースで電車を乗り継ぎ乗り継ぎ、東武足利市駅へ。
そこから、日本最古の学校「足利学校」や足利氏のゆかりのお寺「鑁阿寺」を散策しました。
お昼を済ませた後は、足利フラワーパークに行くためにひと駅の道のりをJR利用しました。
足利は、ひなびていてなんだかとても田舎に来たような気分になりました。
(佐野の方が栄えて、足利は寂れてしまったそうです。)
1時間に一本のJR両毛線がやってきて、一駅でしたが席に座りました。
この日は天気もとてもよく、足利市も夏日となったようです。
足利フラワーパークの最寄駅、「富田駅」(写真)に到着して席を立った瞬間・・・
不思議な、何かが引っ掛かるような、
でもひっぱられるというよりも、
びよ~んと伸びるような感覚が足あたりに・・・
なんだろう・・・
その異様な感覚に振り向くと、そこには・・・
座席と私のジーパンの太ももあたりをつなぐ、白いチューインガムが ”びよ~~~ん” と伸びているではありませんか
驚いて、気が動転してしまいました。
伸びているチューインガムは、ジーンズから取りたい。
でも、伸びてる先の座席には(誰が捨てたのか分かりませんが)この陽気で柔らかくなり、しかも私のお尻でプレスされてベットリとシート部分にくっついてしまっているのです。
「きゃ~
どうしよう
降りなきゃ
でも、ガムが」
駅での停車時間も、それほど長くありません。
人が次々と乗ってきています。
ホームの人たちが乗り終わったら、ドアが閉まり発車してしまいます。
慌てふためく私、何も出来ずに横で困っている私の家族。
その時、私の隣に座っていたおじさんが、落ち着いた表情で、そして落ち着いた手つきで鞄からティッシュを出し、座席のチューインガムを包んでくれたのです。
私のジーパンと座席をつなぐチューインガムが無くなりました。
電車の扉も閉まりそうだったので、慌ててお礼を言って降りたのです。
ジーパンにはまだまだシッカリと白いガムが繊維の奥まで付いてしまって、降りたホームでこすってみても取れなかったのですが・・・。
フラワーパークに向かう道のりの中で、ぐるぐると色々と考えていました。
電車の座席にガムを捨てるなんて、非常識過ぎる!酷いわ!!
取れない白いガムを、お尻(正確には、ももの付け根あたり)にくっつけて歩くなんて、恥ずかしい~
せっかくのViENUS JEAN by RISAKO(三浦りさ子さんとエドウインのジーンズブランド「SOMETHING」とコラボ)の限定モデル(といっても2008年夏バージョン)が・・・
果たして、洗って取れるのかしら・・・
などと、悲しくなったりしたのです。
でもでも、なんかツイてない出来ごとだったけれども、きっとこれにも意味があるはず。
「これにはどんなポジティブな意味があるんだろう?!」
と、家族にぶつぶつと話すこと5分経過。
あぁそうか
電車の中で困っていて、周りの人も、私も、私の家族もビックリして何も出来ない中、無言で冷静にガムを処理してくれたおじさんの優しさに触れたこと。
そのとっさの的確な動き、そして優しさに、救われたんだ。
「あのおじさん、素敵だったね~」
家族全員一致で、素敵なおじさんだったねと言い合いながら向かった、フラワーパークでした。
一見ツイてないと思える出来ごとに、実は素敵なおじさんのさりげないやさしさに触れることが出来ました。
そして、その感情を実家の家族と共有出来たことが、今回の祝福だったのかな。
さて、フラワーパークは藤の見ごろが丁度過ぎてしまっていてちょっと残念でした。
写真では如何でしょうか?
紫色の八重の藤、それから黄色い藤は見ごろで綺麗でした!
しかしガムが気になって・・・
帰りもバスや電車のシートにガムの残りが移ってくっつかないように、足利の地図をお尻に敷いて帰りました。 (うっかりしたら、またびよ~~んの再来ですから・・・)
ガムの付着した部分は、気温と体温でベッタベタ。
本当にこれ、落とせるのかしらとやっぱり悲しくなりながら、帰って来てから調べました。
衣服に付着したガムの取り方(Yahoo!知恵袋)
一緒に足利に行った弟からは、冷やすといいと言われたのですが・・・
すでに繊維の奥まで沁み込んでしまっていたので、油で溶解する方法を試しました。
ちょうど洗面所を見たら、最近使わなくなったオイルクレンジング(メイク落とし)があるじゃないですか!
オイルクレンジングで皮脂を落とし過ぎたせいで、皮脂をより多く出そうとする肌の作用でニキビが増えたので・・・濃いメイクもしないし、ほとんど使わなくなっていたのです。
メイク落とし用オイルクレンジングをガムが付着した部分に沁み込ませてしばらくして、ブラシで優しくこすります。
見事にベットリくっついていたチューインガムが落ちました。すばらしい
どんなツイてないと思う出来事にも、時には時間がかかるかもしれませんが祝福があるんだなぁと、改めて思った出来ごとでした