相手を思いやることと優しい伝え方

ハッピーライフ

こんばんは、心理学を学びをスピリチュアリティと融合させる潤治です。DW076.jpg
桜が満開を迎え、近くの公園でははらはらと花びらが落ち始めました。
春が来て、新しい人間関係が始まることが多い季節ですね。
新しい人間関係を作る時、
自分が持っているコミュニケーションパターンで
その人間関係の居心地が決まります。
優しくて遠慮がちな人は、
パワーのある人に圧力を感じるでしょうし、
優柔不断で悩みがちな人は、
妙にプラス思考の人に世話をやかれます。
また、高圧的で相手をコントロールしたい人の周りには、
おどおどした萎縮した人たちばかりになるかもしれません。
あなたはどんなコミュニケーションをとりますか?


僕たちを取り巻く人間関係が、
自分の性格、思考パターン、行動パターンの反映であることに気づけると、
その関係に変化が起こることがあります。
心理学の「交流分析」でいうところの
自分が変われば、他人も変わる」
ということですね。
よく聞く言葉かもしれません。
交流分析とは、人とのコミュニケーションを通じて、
自分自身を知り、より良い方向へ自分を変えていく学問です。

相手がどんなコミュニケーションを取ってきても、
その本意を知り、自らを変容させて、
そのコミュニケーションを美しくしていきます。
「思いやり」ですね。
それが人間関係をとても豊かにしていきます。
しかしながら、相手を思いやるだけではうまくいきません。
なぜなら、それでは被害者のように感じてしまうことがあるし、
相手のために我慢したり、犠牲になることは本質ではないからです。
もうひとつ大事なことは、
「自分の思いを伝える」ことです。
ポイントは「あなた」を主語にするのではなく、
「わたし」を主語にすることです。
それを「I」メッセージ、「YOU」メッセージと言います。
【例 1】洗濯物が夜になっても干してあることに気づいた場合
◆「YOU」メッセージ
「洗濯物がしけっちゃうから、(あなたが)取りこんで!」
「さっき頼んどいたよね?(あなたが)入れておいて!」
「(あなたが)洗濯したんだよね!?」

YOUメッセージに愛をのせることは中々難しいですね。
相手を裁いたり、責めたりしている自分に気づきます。
そのうえ、
相手の恐怖や無価値感に訴える言い方の特徴は
「○○○(条件)しないと▲▲▲(悪い事態)になっちゃうよ!」
相手がとても不安になります。
これを効果的に使う人もいます。
怖れで人を動かしたい人ですね。
「準備しておかないと、みんなに迷惑かけちゃうよ!」
→喧嘩になりますね、きっと。
◆「I」メッセージ
「洗濯物を入れてくれると(わたしが)嬉しい。」
「洗濯物を入れてくれると(わたしが)助かるわ」

「愛」メッセージはそれをしてくれることで
自分が「助かる・嬉しい・ありがたい・安心する」
などの自分の気持ちを伝えます。
【例 2】電車の中でヘッドフォンステレオがうるさい人に注意する。
◆「YOU」メッセージ
「(あなたは)うるさいですよ。みんな迷惑していますよ。(強迫)」
みんながあなたに迷惑していますと言われて、相手は怖くなりますよね。
不安や怖れから、相手は反撃してしまうかもしれません。
◆「I」メッセージ
「音をすこし小さくしてもらえると(私が)助かるんですが…」
何を伝えるか?よりも、
どう伝えるか?に集中してみると
コミュニケーションが楽しくなるかもしれません。
ほんのちょっとの勇気をだして。
5月の終わりに交流分析と言外を読む力
テーマにしたレッスンを行います。
◆心理カウンセラー潤治の
「言外を読む力×交流分析 レッスン」
 5月26日(土) 13時半~17時
 聖ヶ丘セラピールームにて

エゴグラム(自分の性格構造が解るテスト) をして、
自分の性格の基本的構えを知り、
その活かし方を見つけていきます。
難しく思えるコミュケーションも、
シンプルな思いが複雑に表現されているだけとわかります。
その相手の「心の叫び」を受け取り、
優しく向き合うことで驚くほど、
人間関係は豊かになります。
世界が一変するかもしれないレッスンです。
詳細は近日中に…。

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