マヤの叡智とマタニティ(2)マヤの神聖暦260日

コズミック・ダイアリーは、前回１ヶ月２８日周期で１３ヶ月＋１日のカレンダーであることを紹介しました。
元々古代マヤでは、１７種類以上もの暦を用途によって使い分けていたそうです。
様々なリズムとの調和、シンクロニシティ、天体観測について、現代科学よりも秀でた部分を持っていました。
その中で、マヤの神官たちが神事のために使っていた神聖暦「ツォルキン」 も、コズミック・ダイアリーに組み込まれています。

２８日周期は自然のリズム・宇宙のリズム（そして女性のリズム・月経や妊娠も含む）であり、
一方ツォルキン２６０日周期は「高次元の時間の周期」と言われ、私たちの意識が変容・進化を遂げるために必要な神聖暦です。
このツォルキンと妊娠の関係について、私が４年前に参加したコズミック・ダイアリー講師養成講座で話題に出たことがあります。
（またその後、コズミック・ダイアリー講師を中心に「日本のお産を考える」というプロジェクトも立ち上がっていました。）
妊娠期間を、かつては十月十日（とつきとおか）と呼んでいました。
これは日本の古い年や月の数え方により、例えば厄年は「数え年」で数える風習が残っていますね。
満年齢ではない考え方です。
月も同じように数えたので、実際には９ヶ月の１０日目という意味になります。
（参考サイト：十月十日の誤解）
現在は、妊娠期間を満週数で数えるのが一般的です。
０週～４０週とし、７日×４０週＝２８０日
しかし、以下の図のように最終月経開始日を０日として０週を開始しますので、
２週間後に排卵して受精しているとすると、２週間は実質妊娠していない状態です。

受精から出産予定日まで、現在では２６６日と言われています。
ここでピンと来ませんか？
先日「忘れた頃にやってきた命☆妊娠2ヶ月目(5週)妊娠陽性反応」で紹介しましたが、
受精した後に子宮内に着床し、命が育まれ始める確率が予想以上に低いと言う事実。
しかも受精卵は、女性の体内では「異物」扱いされ着床までの道のりは様々な攻撃を受けてるそうですよ。
ここでも自然淘汰が行われて、その体内での攻撃に耐えられない弱い受精卵は着床に至らない、ということなのだそうです。
これも、生命力の強い子どもを残すために、必要な過程なのですね。
そんなハードな旅を続けた受精卵は、受精後７日目以内に着床するといいます。
母体が着床した受精卵を新しい命と認識して育む期間は、着床から出産までと考えたら。
その期間はほぼ２６０日となるのです。
講師養成講座で話題になったのは、妊娠期間がツォルキンの２６０日とほぼ同じであるのではということ。
そしてツォルキンは人の意識のらせん状進化モデルでもあるのですが、
赤ちゃんも産道をらせん状に回転して生れてきます。
また受精卵が胎児と呼ばれる大きさになるまでに、子宮内で生命の進化の過程を猛スピードで辿ります。
単細胞から始まり、胎児になる前の胎芽はしっぽやエラがありますからね。
天からやってきた魂が新たな命として母体に宿り、高次元の時間と肉体時間を統合して神聖暦と同じ２６０日の進化の日々を過ごすと考えると…
なるほど～と面白くなってしまいます。
現代科学がいくら進歩しても、生命の神秘は解明出来ない不思議な事ばかり。
けれどもマヤの叡智は、生命の謎も数多くの暦から今の科学とは違う視点で、紐解いていたかもしれませんね。

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