天使のメッセージを届けるセラピスト
AQUA MIXTの寛子です。
妊娠体験記、ただいま妊娠6ヶ月後半、なのにこの記事はまだ夏の2ヶ月に入ったところ
私の妊娠2ヶ月目(4~7週) 2012年8月26日~9月22日のお話は、
[忘れた頃にやってきた命☆妊娠2ヶ月目(4~7週)Part.2]の続きです。
ちょうど妊娠4週目・2ヶ月に入ったところ。
月経予定日を過ぎても妊娠に気付かず、尾瀬一人登山へ。
いよいよ、念願の燧ヶ岳(ひうちがたけ)登山です。
尾瀬2日目 8月27日(月)
午前6:00燧(ひうち)小屋着
午前6時15分見晴地区 出発
大きな登山リュックを宿に預けて必要最低限の荷物にまとめたら
ろくに休まずさぁ出発。
(写真左)
旅のお供は 左から
・20年以上前から使っているMilletの登山リュック(型が実に古い!)
・弟に借りたLEKI登山用ストック
・最近買ったLowpro一眼レフカメラ用ウェストポーチ
・15年愛用している防水貴重品ショルダーポーチ
・同じく15年愛用しているmont-bell携帯用サブバック
・最近買ったSIGGアルミボトル
ルートは宿のご主人の言うとおり、見晴新道を通って燧ヶ岳頂上を目指します。
朝陽も射してきましたよ~。
見通しの良かった尾瀬ヶ原から、見晴地区を境に尾瀬沼に向かって森林地帯に入ります。
午前6:26 見晴新道入り口
いよいよ燧ヶ岳への登山道入り口分岐点。ここから3.5km。
宿のご主人の話では登山道が荒れているということでした。
最初の1Km程度は普通の山歩きと大して変わらなかったのですが、中盤は相当荒れていて大きな岩がゴロゴロと行く手を阻むところも多かったです。
倒木が登山道を阻む場所も、結構ありました。
しっかり滑り止め付軍手をして、よじ登るって感じですね。
倒木と、大きな岩と、よいしょよいしょとひたすらよじ登ります。
登山用ストックも邪魔になるほどで、登山道の途中に捨てている人がいました。
3本も落ちていて、ちょっと怖かった…
そしてなかなか森林地帯を抜けないのが、この登山道・見晴新道のちょっと残念なところかな。
かなり登ってきても、展望まであと少し・・・
ひたすら黙々とよじ登り続けるしかない、登山道。
でも、森林限界が近づいて来た時の展望は、本当に感動でした
燧小屋を出発してから約3時間、深い森を歩き続けたのでした。
午前9時過ぎ 展望が見えるようになってくる。
燧ヶ岳は1番標高が高い山頂以外にもいくつかの岳(山のてっぺん)が集まっているようす、この上の写真で雰囲気伝わるかな?
午前9時45分 燧ヶ岳頂上 2356m 到着
宿のご主人の言うとおり、荒れた登山道は登山マップに書いてある時間より所要時間がかかりました。
でも、こんな景色が広がっていたらすべてを忘れて、ただただ爽快感だけ
尾瀬を一望出来て、しかも1番奥・至仏山の麓を出発して夜明け前からずーっと歩いてきた自分の軌跡も一目でたどれます。
午前4時からひたすら歩き続けた、1日が報われるような思いです。
360度絶景、尾瀬沼も見下ろせます。
山は古来から神聖なものとされることが多いですが、山に登る時の気持ちは「祈り」に近いものと感じます。
山そのものが聖地だな、と思います。
本当は東北一人旅の予定を尾瀬に変更したのですが、ここも福島県。
そして、福島県は私の父方の本家があり私のルーツでもあります。
東北以北最高峰の燧ヶ岳で、祈りの時間を取りました。
山頂での記念撮影は、リモコンで自分撮りです。
ゆっくりお昼(山荘の朝食をお弁当にしてもらって前日に受取り、ランチ代わりにします)を食べてから、さてどのルートで下山しようか。
宿のご主人のアドバイスを思い出すと、
「ここ数日、昨日みたいに午後に夕立が続いているから、あまり帰りは遅くならない方がいい。
見晴新道を登って頂上から同じ道を戻ってくるのがベストだと思うよ。」
今のところ晴天だけど、きっと午後になると雲が増えてくるのは前日と同じだろう。
でも、来た道をそのまま下山するのも、景色が見えない森林地帯を逆戻りなのも、荒れた登山道を降りるのも魅力がありませんでした。
そこで私の悪い虫が…(ホント、よい子は真似しちゃいけません)
燧ヶ岳山頂は柴安嵓(2356m)といい、燧ヶ岳は4つの岳の集まりからなります。
まだ展望を楽しみたかったことを優先した私は・・・
尾瀬沼側のもうひとつの俎嵓(まないたぐら)2346.0m を経由
そしてミノブチ岳の手前から1番急だと言われる「ナデッ窪」ルートで尾瀬沼に抜ける道へ。
一人の登山では、こんな無茶なこと本当なしちゃいけませんね…反省しています。
それでもやっぱり、その後トラブル続きでも天使に護られていることを実感する下山となったのです。
(Part.4へ続く)