こんにちは、Rainです。
最近の僕らのワークショップのひとつの内容に人生脚本があります。
"他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる"
よく心理学で話される言葉です。人生脚本とも関係しています。
人生脚本は幼児決断とも言われます。
人生早期に親の影響下で発達し、現在も進行中のプログラムです。
4・5歳くらいから小学校を卒業するころには人生脚本をある程度、描き終えます。
けれども、成人になってもトラウマとして新しい脚本は追加していきます。
たとえば…幼少期に
泣いていると、親に"うるさい"と怒られた。
⇒感情を出すと自分を否定される。
泣いていると、親に無視された。
⇒自分の感覚を信じられなくなる。
両親が不仲で、自分がピエロのように振舞うとふたりが笑ってくれた。
⇒自分がバカになれば、存在を認めてもらえる。
よく、"強い子は好きだよ"と言われて褒められた。
⇒強い子でないと自分には価値がない。
欲しいとねだっても、お金がないから我慢しなさいと言われた。
⇒欲しいものは手に入らない、我慢していればいい。
病気になったときだけ、可愛がられた。
⇒健康になることは、自分に存在を認めてくれないことと同じだ。
お姉ちゃんなんだから…お兄ちゃんなんだから…と育てられた。
⇒人に頼れない。愛情を素直に出せない。
楽しんでいると"ふざけるな"と怒られた。
⇒楽しんではいけない。自由な感情を出してはいけない。
…などなど。
こうした過程で出来上がった脚本が内的世界を作り、客観的現実を歪曲して捉えるようになってしまう。
その後の個人の生涯の重要な局面でその脚本は、どう行動するかを指図するものになる。たとえば、職業の選択・結婚生活・子育て・金銭感覚・人間関係など…。
現在の自分に必要のない人生脚本は何度でも描きかえられる。
人生脚本が今ある自分にどれほどの影響かを知り、もう一度選択しなおすこと。
"変わるパワーは個人の中にある"
そのときの起こった脚本に立ち返り、何が起こっていたのかを知ることはとても大切なことで、そのイメージを描きかえ、昔の自分を癒してあげ、そうすることによって、今の自分も時間差を経て癒される。
"記憶はファンタジー(空想・幻想)である"
これから先に進むとき
その脚本は自分に必要だろうか。
未来の自分にその脚本をプレゼントしたいだろうか。
心の声に従って、新しい脚本を描いてみたいだろうか。
"自分が変われば、自分の中にある脚本が変われば、
自分の過去の記憶の捉え方が変わり、他人への影響も変わり、
周りも変わる。そして、未来の自分も変わっていく"
今後のワークショップのワクワクするテーマである。