前世でこんな罪を犯したから、今の人生はこんな困難があってもしょうがない、とでもいうような。
しかし、私たちが天使たちに様々な「スピリチュアルな法則」を教えて貰う中で、
『カルマ(業)という考え方は天界には存在しない』
ということを知りました。
幸・不幸もそもそも、人間の作り出した尺度です。
天使の視点からみると、すべての出来事が人生の祝福なのです。
その時には受け入れがたい出来事であったとしても・・・
私も10年以上かけて理解した、封印したいほどの過去も今は祝福です。
(詳しくは、ブログ連載「夜明けのレッスン」にて)
天使たちは罪を裁くことなく、何度でもやり直す機会を与えてくれます。
もし前世でやり遂げることが出来なかった課題があったとしたら、生まれ変わってもまたそれに取り組む機会が与えられます。
それは今の人生の中でも同じです。
それでは、どうして過去生の生き方や出来事を知る必要があるのでしょうか?
「今を生きる」ために、何故必要なのでしょうか?
私たちは輪廻転生、魂の生まれ変わりの連続の中で生きています。
人によって転生の回数も魂の成長度合いも違いますが、目的は『この地球上で魂を磨き成長していく』ためです。
天界は「愛と光」だけの場所ですから、地球上に生まれてから初めて影や恐れというもの知り、その扱い方を学びながら、成長します。
子供の頃に失敗した体験から、大人になってとある状況下で躊躇してしまう気持ちが出てくることってありませんか?
私たちの記憶は、無意識・潜在意識下にすべて蓄積されています。
そして今の人生の記憶だけではなく、転生の記憶も刻まれているのです。
幼少期の記憶と同様に、過去生の記憶も潜在意識に存在し、私たちの無意識の言動に、多大な影響を及ぼしています。
それが良い影響なら問題ないのです。
しかし時には、今の人生で自分らしく生きるために、不要になる記憶もあります。
たとえば私は潤治に出逢う前、運命の人(ソウルメイト)だと思う人に出逢い、決して一緒になれない人であるにも関わらず、執着していた時期がありました。(詳細は、上記紹介した連載「夜明けのレッスン」にて)
初めて会ったときから、とても懐かしく肉親のように感じ、すぐに仲良くなったのです。
年齢差から、兄のように慕っていた人でした。
いつしか、想う気持ちが抑えられないほどになっていて・・・
相手は妻子持ち。
自分の人生を歩もうと思えば思うほど、一緒に居られないということはよく分かる。
連絡がつかなくなると(例え相手が地下鉄で携帯の電波の届かないところにいるだけでも)
パニックになる時もありました。
そしてそれは、過去生での関係に大きな影響を受けていたのです。
私の20代の恋愛は、潜在意識にある過去生の記憶に影響を受け、怖れに満ちたものでした。
大切な人が、突然居なくなってしまうかもしれない。
理由の分からない恐怖に、よく襲われていました。
大学時代の彼氏にも、多大な迷惑を掛けたな…と。
今でも、謝りたいくらいです。
相手がいくら私を安心させようとしても、無力に終わりました。
そして社会人になってから、その原因になった過去生で死に別れた父親だった人と出会ったのです。
その時はソウルメイトという言葉は知らなかったのですが、間違いなく、ソウルメイトでした。
直ぐに懐かしい感覚、家族のような親さを感じて友人付き合いが始まり1年ほどたつ頃に・・・
自分の中に、どうしようもない気持ちが存在していることに気付いたのです。
決して、今の人生では一緒になれない相手。
でも、運命を感じてしまうのは、何故?
それから絶望の数年を過ごすうちに、私も29歳に。
友人から、数秘術で人生の転機になる年齢だと聞きました。
人生の分かれ目。
確かに私は、外資コンサルティング会社での仕事以外に、もっと自分らしく活動出来る場をと行動範囲を広げながら、躁鬱の激しい自分の状態の原因を探していました。
本格的に自分の癒やし・スピリチュアルな旅が始まり、カウンセリングやセラピーなど、人と密に関わる仕事に興味を持ち始めた時期でした。
一生この苦しみから解放されないのか、と思っていた、そのソウルメイトである前世の父親だった彼への想いは、との頃に受けた「前世療法」で解放されました。
今を生きることが出来るようになった私に、ほどなくして今の人生のパートナー・潤治との出逢いがあったのです。
その時の体験はこちら↓
夜明けのレッスン(8)前世療法 Part.5『ソウルメイト』
実は、別れを経験するために出逢うソウルメイトも存在します。
参考記事:ココリラの連載[ソウルメイトはパートナーではない?!]
過去生(前世)で父だった人と死に別れ、残された自分には大切な人を突然失う、という悲しみと絶望が残りました。
「もっと、一緒に過ごしたかった…」
転生し、大人になってから出会ったその人に、たとえようもない親しみと懐かしさを感じました。
その感情の出どころは分からなくても、とても大切な人だと魂は感じていたのです。
また突然失ってしまうのでは?という怖れも潜在意識に刻まれ、連絡が付かないと、自分でも訳が分からないパニックに陥ったのでした。
今思えば、彼の身近で過ごせた期間は神様がくれた時間でしたね。
出会ってから、自分の人生に向き合い執着を手放すまで、6年ほどだったでしょうか。
今思えば、父と息子の関係だったと納得します。
やり残したことを、生まれ変わってもまた出来たのです。
父と息子が一緒に過ごしたかった時間を、与えてもらいました。
現世では年齢も近い男と女に生まれてきてしまったので、その枠で考えると、
「相手は妻子持ちで、叶わぬ想い」となり苦しいことばかりでした。
しかし、過去生の関係を理解して出逢えたことに感謝できるようになりました。
前世のやり残しのために使っていた人生から、今の人生の目的に向き合えるようになったのです。
もしあの時、出逢えたことに感謝できず、ずっと神様を恨むような気持ちでいたならば。
今でもそんな気持ちを抱き続けて、前世の怖れにとらわれていたのではないでしょうか。
そして、「私は人生のパートナーには出逢えない」 と思い込んでいたかもしれません。
この人にどうしてこんな特別な感情を抱くの?というとき、あるいは、異性に対し興味を持てなかったり臆病になるとき。
深い潜在意識の中にある前世の記憶によるかもしれませんね。
潜在意識の記憶をたどる「過去生リーディング」は、人との出逢い・ソウルメイトだけではなく、人生の様々な面に影響を及ぼしています。
魂の転生の記憶は、確かに今の思考・行動パターンや人格にも、影響を与えているのです。
- 今のパートナーとの関係は?
- 自分の生まれ持った資質を知るには?
- 無自覚のトラウマを解放するには?
- 理由が分からずとても惹かれる好みの理由は?
- 前世から持ち越している、課題は?
- 地球外過去生とは?
- 人間界以外の過去生もあるの?
書き出すと、色々ありすぎて止まりませんね。
自分の抱えている悩みについて、過去生からヒントやアドバイスが欲しい方には、スピリチュアル・カウンセリング。
過去生リーディングが出来るようになり、日常で活かしたい方には、魂の羅針盤シリーズがお勧めです。
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