松明を捨てる。

 僕の家は暖房力がない…。貧弱である…。でも、ほわほわ靴下が家の中での最愛の友です。
ああ、キャンプファイヤーでもしたら、温かいのに…と思っている時に思い出した話です。
  ある男が無人島と思しき、小さな島に漂流しました。
  夜の闇が広がるその無人島で男は松明で辺りを照らしていました。
  静かな闇の中で、バチバチと松明が音をたてながら、燃えていました。
  松明で照らしても、辺りは深い闇。 何も見えてきません。
  男は不安で仕方なく、松明を増やしました。
  しかし、松明はやがて、燃え尽きてあたりを深い闇がおおいました。
  そして、男は途方にくれました…。
  しばらくすると、男の目は闇に慣れ、目を凝らすと、遠くに微かな灯りが見えてきます。
  耳も静けさに慣れ、船の音が僅かに聞こえてきます。
  完全に自分がどこにいるのかが判ると男は、もう不安など感じなくなりました。
  …心に残っているお話です。  どこで話を聞いたんだろう…?
 自分の松明が明るすぎて、まわりの微かな光が見えてこない…。
 そんな感覚はよくあります。
 相手の気持ちを自分の松明で灯してみても、全然見えてこないし、自分の心も
実は、松明を消してじっと見つめないと見えてこないのかもしれません。
 松明っていろんなもの…。
 それは恐れからくる偏見かも…。
 自分はこうして生きてきたっていう受け取り方かも…。
 心配というなの不安なのかも…。
 周りから聞こえてくる雑音かも…、期待かも…。
 親からもらった価値観かも…、物語かも…。
 
 どのみち、松明を灯せば、自分の周りしか見えない…。
大丈夫かぁ~自分ッって思うときがあります。
暗闇の中だと思っていても、“聴こえてくる”んだって。
暗闇の中だと思っていても、“観えてくる”んだって。
自分の心の…
人の心の…
松明を捨てて、光を見ていきたいな。
我が家の暖房力不足はこんな気持ちにさせてくれます…。

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