潤治中年の「ありのままウォッチ」

潤治の徒然草虐待

先日、友人が起ち上げを手伝っているイベントスペースの下見を兼ねて、下北沢のタイ料理屋さんに行ってきました。

下北沢でのレッスンや講座、セッションなどもしていくことになると思います。
直近は4月13日(水)のアクセス・バーズ(R)&ボディ・プロセスギフレシ&体験会です。

出無精な僕にとっては、大きな一歩です。

先日の動画配信でもありましたとおり、新しいことを始めるのは人が何故?と思うようなことでも本人たちは怖いことが少なくありません。
そのことでナーバスになって夫婦喧嘩をしてしまうということも…、あります。
自分の中に炙り出される不安や過去の痛みを自分で処理しきれずに、相手にぶつけているだけです。

ああ、残念な僕。

そうして、変容を怖れるあまり、自分を過小評価したり、茶化したり、批評・批判してしまうのですが、そうしたことは「自分を虐げる行為」と感じます。

自己虐待をせずに、自分らしく、その力を認め、ありのままに生きたいなと思います。

そう思っていたからでしょうか…。

世の中には「ありのままの姿」を見せている人が多いようです。
僕よりも先にずるーい!僕の考えすぎなんて滑稽に映るくらい「ありのまま」に生きている人は少なくないのかもしれません。
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下北沢からの帰り道では、歩道を妨げるような形で自転車を置き、サドルにまたがりタバコをふかしているお兄さんがいました。

「おお?自分の中毒性にありのままに従っているなぁ~。吸いたいよねぇ、ところかまわずさ。
公的に恥ずかしい姿もさらす勇気を持っているなぁ~。」

電車の中では、どこかへ行くのでしょう。
お化粧をしている女性がいました。
まるで自宅にいる姿をさらしているかのようです。

「おお?自己中心的な自己愛にありのままに従っているなぁ?
外面的な自分を好きになろうと勇気を出して自宅にいるかのような姿をさらしているのね?
まさに、Let It Go!だね。手放しているぁ?世間に媚びていないなぁ!」

別の日には、電車に乗ろうとホームで待っていると列に横入りしてくるおじさんがいました。

「おお?羞恥心を振り払い、自分さえ良ければという姿勢を見せてくるねぇ?
だよね?どこまでわがままになれるか試してみるの!って思っているんだよね?
ありのままの自分を見せたら、自由だよね、なんでもできる!的なノリかな?」

また、ある日には、歩きながら携帯電話で大声で怒鳴りながら歩いている男がいました。

「怒りを正直に表現しているんだね。ありのままブームだものね。
いいじゃん、いいじゃん!ありのままの声が洩れていることなんて…
すこしも恥ずかしくないわ!だよね?」

Facebookを見れば、自分の怒りを正当化し、上手に文章を綴る人を見ては、

「おお?自分を信じて、何も怖くないわ的に綴るねぇ?綴りまくっているねぇ?
文章にしちゃうと怒りも高尚なものになるねぇ!一般化しちゃうと同調する人も出てきてくれるものねぇ!
そうよ、変わるのよ!それでいいの!自分を好きになって!怖れずにありのままの姿を見せるの!」
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ありのままブームにより、多くの人がありのままの自分を表現していると確信し始めている僕ですw。

「おお、スーパーマーケットのお菓子売り場で床に伏せて、お菓子を欲しがって駄々をこねている子どもがいるなぁ…?」

…といくらでも続く。

ありのままと言いながら、他人に迷惑をかけ、
自分を好きになって!と言いながら、自分だけの世界を構築し、他人との関わりの中に自分を見いださない。
束縛されない自由を賛美し、私的な感情をだだ漏れにする。

「偽すてきやん!」と僕は心の中で褒めたたえています。

「アナと雪の女王」のアナ王女のしぐさの可愛さに二次元女子への恋心を持ってしまった潤治中年ですが、これからも「ありのままウォッチ」を続けていきたいと思いました。

下北沢のスペースはとても良いところで、そこのタイ料理屋のお弁当がついたレッスンプランなども今後予定しています。
全面的にサポートしてくれるという好意的なものでした。

できるかしら?やっても無駄じゃない?
自分を隠して、過小評価して、閉じこもっていればいいんじゃない?
と怖れが僕の魂が望んでいることを阻害しようとしますが、

それこそ、Let It Go!~ありのままで~です。

私心を去り、魂が本来あろうとする姿(ありのまま)を勇気と知恵を駆使して表現していきたいと思います。

応援してくれる人たちに感謝しつつ。

自己虐待をせずに。

口ずさみます…。

「すこしだけ、いつも怖いわ♪」

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