だって、だって、だって!…と責任転嫁のひとつも言いたい気持ちです。
残念ながら、夫婦、パートナーシップでは、
相手をどんな人間にするかは、自分に責任があるということです。
日常、パートナーを見ていて指摘したい点が出てきます。
減点法で相手を裁きたい自分もむくむくと出てきます。
「もう、いつも電気を消し忘れるんだから!」
「また、出しっ放し!」
「やるって言ったのに、やってないじゃん!」
「もう、結局、僕がやる羽目になるんだから。」
とひとしきり、相手に不満をぶつけます。
しかし、その不満が心の深いところで、自分自身に必要であることを
感じてみるといいかもしれません。
ひょっとしたら、
「あなたは、僕がいないと何もできない人」
と僕が僕自身に充足感を与えたいがために、相手を利用しているのかもしれません。
相手に「あなたは僕がいないと何もできない人」というラベルを貼れば、
その人はそのとおりになってくれます。
僕自身が充足感を得たいために、相手を利用しているのにもかかわらず、
相手を裁く権利があるように振る舞うなんて、お恥ずかしい話です。
相手をどんな姿にするかは、僕自身に責任があります。
そして、ポジティブなラベルも紹介します。
この人は嘘をつかない人
この人は時間に遅れない人
この人は優しい人
この人は昔から知っている人
…などのラベルを相手に貼ってみます。
そして、それが相手に伝わるかのように、相手とコミュニケーションを取ります。
そうすると、そのとおりになってくれます。
「あなたは駄目な子」と育てられた子よりも、
「あなたは出来る子」と育てられた子のほうが、きっと人生を豊かに捉えるでしょう。
心理学では、「ラベリング理論」 と言います。
知識として頭に入れるよりも、日々の生活で実践、気づきを得ていくことで、
身につくことになります。
あなたの目の前の人をどんな姿にしますか?
可能性がある、素晴らしい人にしますか?
それとも、可能性を狭めた人にしますか?
だからこそ、自分の未来の姿を信頼してくれる人間関係があることで、
人はいくらでも変わっていけるのだと感じます。
その練習は永遠に続くかも…。