こんにちは、潤治です
ここ多摩市聖ヶ丘の桜はあと少しで満開となります。都心よりも少し遅いタイミングになります。一日一日の変化が楽しみです。今が満開っていくタイミングで、桜の前にいられることを祈っています。
先日、友人たちと会食をしました。いつも行く“奇跡のインドカレー屋『マハ・バーラト』” です。一切の妥協をせずにインド料理への愛情を貫くオーナーの姿には、“インドカレー道” を究めんとする意思を感じます。ひっそりとしたお店のたたずまいから、カレー屋と判らずに通り過ぎてしまう人も少なくないだろうと思います。
そこでの会食はいつもさまざまな方々が集まります。特に制限はなく、毎回予測できない楽しさがあります。今回は子連れでご参加された方もいらっしゃいました。お母さんに連れてこられた男の子…、この子が今回はメッセンジャーになってくれました。
事情があって、久しぶりのお母さんとの再会だった彼にとって “大人たちの会食の場” も関係ない駄々っ子ぷりでした。その甘えっ子ぶりを見ていて、心がざわつくのを感じました。
何故?
容赦なく、公衆の面前で母親に甘える彼の姿を見て、
人によっては、ほほえましい姿と思う人もいると思います。
また、人によっては “うるさい” “わがまま” と
嫌悪感を抱く人もいるでしょう。
僕の場合は嫌悪感でした…。
感情的になる彼を見て、嫌悪感を抱くのでした…。
しかし!
“「嫌い」とは成長する機会” と思えるようになった最近では、
なぜ、「嫌だ」 と思うんだろうか?と自分を省みるようになりました。
その時に浮かんできた言葉が、
「ずるい!きみばっかり、容赦なく甘えることができて!」
「子供の頃の僕は甘えたくても、我慢してきたんだ!」
「迷惑をかけないように、我慢してきたのに、きみはわがまますぎる!」
「きみも我慢するべきだ!」
僕の心の中にそんなことを訴えたい僕が存在しているのです。
訴えたい僕は、子供の頃に置いてきたまま、
迷子になっていたのかもしれません。
迷子発見のきっかけになってくれたのが、
今回の甘えっ子の彼でした。
彼が母親に対して、感情的になってくれたおかげで、
抑えていた僕の感情が素直に表に出てきます。
「きみの年齢の頃、僕は甘えないで頑張ってきた!
それなのに、容赦なく甘えるなんて、ずるい!
泣かないでやってきたのに、迷惑にならないようにやってきたのに…
そうやって成長してきた自分がバカみたいじゃないか!?
きみは…イイよねぇ~(はるな愛風)」
心の中にいる “ちっちゃな迷子の自分” 探しは
癒やしにつながると思います。
そのきっかけを彼はくれたのでした。
ひょっとしたら、そのきっかけに気づかずに、
子供はわがままで、周りの迷惑を考えずに振る舞うので嫌だ…
という “大人の” 思考でストップして、
迷子の自分に出会えなかったかもしれません。
大人になると、その迷子の自分の叫びに、
“黙ってなさい!” とか、“迷惑でしょ!”
とか、“そんな子は嫌いだよ!” と
注意してしまうのかもしれません。
「自分らしくない」 なんて言葉で…。
迷子になっている自分の感情に気づかずに、
正当論を振りかざして、自分を擁護してしまうかもしれません。
感情的になることを怖れるのは、何か大事なことに気づきたくない
という自分もいるからだろうと思います。
“ちっちゃな迷子の自分” はいろいろなタイミングで、
自分自身の前に現れようとします。
それを機会と見るか、邪魔な存在と見るかで
人生のぬくもりが変わってくるように思います。
彼を見て、僕の幼い頃を思い出し、
素直に甘えられる彼をうらやましく思いました。
嫉妬満開でした…。
身体は大人になったけど…心は…?
心に大人も子供もないのかもしれません…。
インナーチャイルドワークショップ~あなたの子供の日~
・2011年5月5日(水) 10時~14時 聖ヶ丘 ※ローフード or 菜食軽食付き
あなたの心の中にいる “ちっちゃな迷子の自分” 探しは癒やしにつながります。大人になって忘れてしまっている“あなたの中の子供” の声を聴いてみませんか?