お産はスリリング!(9)安産のためと思ったことが・・・☆妊娠10ヶ月以降(40週)

40代マタニティ・出産体験
妊娠・出産は人生観を変えた
AQUA MIXTの水本寛子です。
マタニティ写真
出産のあらすじは「お産はスリリング!(1)最高のお産」
前回の記事は、「お産はスリリング!(8)急かされる予定日後(40週)」

出産予定日の5月5日が過ぎ、前駆陣痛も遠のいて生まれてくる気配がなくなってしまったため、マタニティ鍼灸の「ヒーリングゆう」さんで陣痛付けの施術を受けることに。

病院でも助産院でも、予定日が過ぎると、生まれるようにと妙に急かされる感じがありました。
初産は予定日を超えることが多いのだから、もうちょっとのんびりしてもいいよねぇとも思いましたが。
最近のお産の現場は、こんなに急かすものなのかしら。
親の世代に聞くと、そんなことなかったよと言います。(病院にもよるのか?)

私は予定日8日超えて、逆子だったのが前日にぐるりんと回転してから生まれてきたという、お腹の中に居たときからマイペースな性格で。
でも、母も逆子だと心配することなく、産科医からも「大丈夫」って言われていたって。
今は、逆子だと直ぐに帝王切開と言われたりと時代が違うのですね。
産む側も、産める身体になっている人が少ないといいますし・・・
5月8日(水) 酵素ラボ マタニティ鍼灸@ヒーリングゆう

Be born助産院から、陣痛付けの鍼灸を受けてくるようにと言われたため、初めて行った提携先の鍼灸院。

フロアにはカーテンに仕切られたベッドがたくさん並んでいて、予想以上の規模の大きな鍼灸院でした。
http://www.k-park.co.jp/bath/img/yomogi.gif

まず身体を温めるためのヨモギ蒸し(参考サイト)。

ハーブティを飲みながら、お尻からヨモギや生薬を使った蒸気を当てて、身体を温めていくもの。
デトックス、子宮を温めるなどして、冷え性、不妊、生理不順にも効果があるそうですよ。
こちらも初めての体験でしたが、お尻がアチチとなるので、まめに蒸気の出る量を調節(椅子の下の方に調節レバーあり)しながら。
じんわり汗をかき、なかなか気持ちいい体験でした。
これが終わるとベッドへ移動し、いよいよ鍼灸を受けます。

初めてで鍼を刺すなんてどうなるんだろう?と思っていましたが、担当の女性の方といろいろおしゃべりしているうちに、全身鍼だらけ・・・。
そのおしゃべりも、初めて知ることが多かったです。

身体の状態をチェックしてもらいながら、「昔から、運動されていますか?」と聞かれました。
中学高校と硬式テニス部、部活では毎日筋トレをしていたし、大学では自転車、社会人になると基礎スキーと、30歳過ぎまでは運動ばかりしていた気がします。
そして臨月は、1日2~3時間 丘陵地帯のウォーキング。
その話をすると、「昔から運動をしていてインナーマッスルが鍛えられている人は子宮口を締めてしまうから、お腹の中の赤ちゃんが降りて来にくいんですよ!」と初めて聞く話がexclamation×2
それで、赤ちゃんは今降りて来られないんでしょうか・・・
「臨月は、赤ちゃんが降りてきやすいように、緩める歩き方があるんですけど」
知らなかった~!!
インナーマッスルを鍛えてきた人は、無意識にお尻を引き締めて歩いてしまうため、子宮口も閉まって赤ちゃんが降りてこられないんですって。
臨月になってからは「良く動くこと」と言うことばかり言われて、その通りにしていたのですが。(良く動くのは、家事でも外を歩くのでもよいと言われます)
女性は一般的に、インナーマッスルを鍛えている人が少数派なので、その場合は良く動くことで赤ちゃんも降りやすく安産につながるそうです。

しかしインナーマッスルを鍛えて来た人は、動けば動くほど知らずに子宮口を締めてしまっているという・・・
確かにこれは、早産予防になります。
そういう良いでは、あまり運動をしない女性は、動きすぎると早産の危険性があると言われるわけです。
でもいよいよ産む段階になり毎日せっせと歩いていたことが、私の場合は裏目に出ていたのですね。
この日も午前中の酵素ラボから一駅、電車を使わず徒歩でヒーリングゆうまで歩いていましたし。

お産も育児も体力・持久力が大切なので、妊娠中に大きなお腹を抱えて良く動くことは、いいトレーニングになると思います。赤ちゃんを抱っこしてのお出かけは、「大きなお腹(+10kgくらい)で良く歩いておいて、良かったな~」と思います。

でも、やはりお産って人それぞれ。
いいと言われる情報が、本当にその人にピッタリな情報とは限らないのです。

途中、院長先生もチェックしに来て下さり、担当の女性とお二人で内緒?!
「うんうん、これは子宮口が開いてしまえば、早いよ!」
とのこと。
どこをみての判断か分からないのですが、インナーマッスルで締め上げていること以外は、良い状態だとのことでした。
超高齢初産とはいっても、自然分娩希望ですから。

そして結果からいうと、子宮口が開くまでが時間かかったんですけどね・・・
子宮口が開いてしまえば、確かにあまり時間が掛からずに生まれてきてくれました。

鍼が終わると、今度はお灸。
体中にお灸をしてもらったのですが、特にお尻は家でも自分でやって下さいと言われました。
「お灸が必要な場所に、ペンで印をつけておきましたから」
今までも経絡の知識があるパートナーの潤治(整体師でもある)に、お灸をするのを手伝って貰うこともしていました。
しかしお産に向けてラストスパート?
言われてみたお尻には、ペンで印をつけられたくさんの黒い点が・・・(全部で20個くらい?)
ちょっと笑えました。

最後に、赤ちゃんが降りてきやすいように、お尻を緩めながら歩く方法を教わりました。
帰り道から早速、実践。
イメージは、お尻の穴を緩めながら、ドスンドスンと歩くイメージです。
今までスタスタと歩いて、インナーマッスル鍛えていたのは早産予防には良かったのでしょうが、赤ちゃんが降りてこられないと最悪の場合は帝王切開ですしね。

そういえば、欧米では帝王切開で産む人も多かったり、好きな日を選んで予約して帝王切開で産むのがセレブの間ではやっているとか聞いたことがあります。あと無痛分娩も多かったり。
しかし、日本人には不思議と「お腹を痛めて産む」ことに対する美徳?があるようですね。無痛分娩が可能な病院も、限られているようです。
欧米人と日本人の感覚の違いかもしれませんが、産後たくさんの人に言われました。
「下から産めて(経膣分娩で)、本当に良かったですね」って。

自分自身「自分の産む力を最大限に発揮してみたい」と思ったからこそ、助産院を選択しました。
赤ちゃんと、自分と向き合うための選択肢として、一番だと思ったからです。
前回書いた、痛みに弱いヴァータ体質という話ですが、何故かお産の痛みは別だと思っていました。
実際、いい陣痛は辛い痛みではなかったですね。(痛みを忘れるホルモンが効いてるだけ?)

話は戻りますが、こうして家まで歩き方を意識して帰りました。
その後はいつも通り、夫婦で静かに夕食、そして早寝で夜9時過ぎに就寝。
潤治も次の日にレッスン開催の予定でした。

布団の中でうとうとしていると・・・
夜10時頃、バシャーとパンツがビショビショになる感覚があり、勢いよく破水。
前駆陣痛すらきていないのに?

こうして突然、お産ドラマのスタートです。

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