「あの人のことが、どうしても気になってしまう…。」
「どうして、わかってくれないんだろう…。」
親子関係や、身近な人間関係で悩んだとき、そんな風に感じて、どうしようもない疲労感に襲われることはありませんか?
大切な人だからこそ、つい深く関わってしまい、相手の言動に一喜一憂し、気づけば心のエネルギーを使い果たしてしまう。僕自身、心理カウンセラーとして多くの人と向き合う中で、そんな悩みを抱える方々をたくさん見てきました。
オラクルカードからのメッセージ
物理的に難しい場合は、「そういう人がいる」程度の距離感をとりましょう。
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あなたにとってどうでもいい人なら、思い入れもないですし、どう評価されていようといいはずです。
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しかし、どうでもよくないと思って、距離を縮めて対応してしまうなら、何かしらあなたにとって不快を避けるためか、快を求めようとしていることなどを見直してみましょう。
つまり、動機をチェックするということです。
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相手より倫理的に正しいと証明したい
放っておけない利害関係がある
相手を想定内に留めておきたい
良い評価をもらいたい相手である
自分のことを是が非でも理解して欲しい
誤解されたままだと不愉快なので分からせたい
相手にとっての重要人物でありたい
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などでしょうか。
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相手には相手の人生が、あなたにはあなたの人生があります。
相手のことが気になりだしたら、一休みしましょう。
・
思い入れが深い人ほど、相手以上に相手のことを考え、疲労することがあります。
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身体を休める方向に針路をとりましょう。
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結果的にそのことがあなたの「氣」を整え、運氣をあげます。
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使用したカード
「マーメイド&ドルフィンオラクルカード」 ドリーン・バーチュー著
「どうでもよくない人」との距離感
オラクルカードは、人間関係に悩んだ時、まず、「その状況から少し退いてみましょう」という、大切なメッセージを届けてくれます。
物理的に距離を取ることが難しい場合は、「そういう人もいるんだな」と、心の距離を置いてみることです。そうすることで、感情の渦に巻き込まれることなく、冷静に状況を見つめられるようになります。
ここで、一つ面白い心のからくりがあります。
もし、相手があなたにとって「どうでもいい人」なら、どう評価されていようと気になりませんよね?なぜなら、そこには、思い入れも期待もありませんから。
しかし、どうでもよくない相手、大切な相手となると、僕たちは、なぜか必要以上にエネルギーを注ぎ、その人との距離を縮めようとします。
なぜ、そうしてしまうのでしょうか?
それは、僕たちが、その関係から何かしらの「不快を避けるため」か、あるいは「快を求めるため」に、無意識のうちにその行動を選択しているからです。
どういうことでしょうか?
心の奥底に潜む「動機」をチェックする
オラクルカードは、さらに深く、その「動機」をチェックすることを僕たちに促します。
例えば、
- 相手よりも倫理的に正しいと証明したい
- 放っておけない利害関係がある
- 相手を想定内に留めておきたい
- 良い評価をもらいたい相手である
- 自分のことを是が非でも理解して欲しい
- 誤解されたままだと不愉快なので分からせたい
- 相手にとっての重要人物でありたい
これらの心の奥底にある動機に気づかされることがあります。
もし、このような動機が隠されているなら、相手との間に「本当の信頼関係」を築くことよりも、「自分の期待を相手に満たしてもらうこと」に、心を向けてしまっているのかもしれません。
これは、決して悪いことではありません。人間であれば、誰もが持つ、ごく自然な欲求です。しかし、その欲求に気づかずにいると、相手をコントロールしようとしたり、自分の期待通りにならない相手を責めてしまったりと、人間関係がこじれる原因となってしまいます。
「思い入れ」が深すぎる時、一休みを
オラクルカードは、こんな時、「相手のことが気になりだしたら、一休みしましょう」と、優しく語りかけます。
思い入れが深ければ深いほど、私たちは、相手の人生にまで踏み込み、相手以上に相手のことを考えてしまうことがあります。それは、相手のことを大切に思っているがゆえの行動ですが、心のエネルギーを過剰に使い、疲労の原因となってしまいます。
しかし、考えてみてください。
相手には相手の人生があり、あなたにはあなたの人生があります。あなたが相手の人生を生きることはできませんし、その逆もまた然りです。
僕たちは、つい相手の人生の責任まで背負い込み、そのことで疲れてしまうことがあります。
心と身体を休ませることが、関係を整える
オラクルカードは、そんな時、「身体を休める方向に針路をとりましょう」と、具体的な行動を促します。
悩みの渦中にいる時は、まず、頭の中を休ませ、心と身体をリラックスさせることが大切です。美味しいお茶をゆっくり飲む、音楽を聴く、瞑想をする、あるいは、ただ静かに横になるだけでも、充分に休まります。
心を休めることで、感情の波が穏やかになり、物事を冷静に、客観的に見つめることができるようになります。
結果的に、そのことがあなたの「氣」を整え、心のエネルギーをチャージし、運気を上げてくれるのです。
健全な距離が、本当の愛を育む
人間関係において、健全な距離感を保つことは、相手を突き放すことではありません。それは、相手の人生と自分の人生を尊重し、互いを大切にするための、最も優しい方法なのです。
心の奥にある動機に気づき、心身を休ませることで、あなたは、より穏やかで、より満たされた気持ちで、相手と向き合えるようになるでしょう。
あなたの心と体が、本当に安らぐような、温かい人間関係を築いていけますように。
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