娘泣く 上手に泣けないパパの代弁者

ハッピーライフ

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AQUA MIXT 潤治です。
先日、「こども写真館 スタジオアリス」にて、
愛娘 このはのお宮参り写真を撮ってもらいました。
個人経営の写真館が激減する中、チェーン店ならではの強さときめ細かいサービス、価格設定に驚かされます。
成人式あたりまで長いお付き合いになる可能性もあるため、お客さまへの導入期の値段設定は低く、サービス供給が需要をはるかに上回っているように感じます。
ディズニーキャラクターやタレントデザインの洋服を我が子に着させて、さながらアイドルのような写真を撮ってしまったら、親御さんの財布の紐はゆるゆるになってしまうことが予想されます。
このはもしっかりとカメラ目線で笑い…、まあ、神々しい…。
撮影後、店員さんのサービス供給が滝のように我が身に降りかかり、
どうされますか?こちらはいかがですか?という問いかけに、
全部、現像して下さい…と言ってしまいそうになる中、
きっちりと事前に調査をして、きっちりと最少額で希望最大の結果を獲得する寛子さんがいるので、NOと言えない僕のゆるッゆるの財布の紐を守ってくれるのでした。
自宅に戻ると気遣いに疲れたのか、このはは愚図り出します。


「もう、気を遣って疲れたぁ!カメラを前にして頑張っちゃったよ!
貸衣装も誰が着たか分からない、ちょっとゴワゴワしたドレスで、
首のあたりが赤くなっちゃったじゃない?
今日はふたりに付き合ったけども、車での移動も意外に面倒だし、
本当はママのおっぱいに四六時中寄り添っているのが、
今のわたしの望みなんだからね。」


…という主旨を泣き声のトーンや強弱で伝えてくれます。
愛娘が愚図り出すと途方に暮れていましたが、充分におっぱいを独占し、
愛情の確認をたっぷりとして、納得がいくと、スヤスヤと眠ります。
この納得がいくまでの時間や濃さはうかがい知れぬものです。
怒濤のような愛情欲求に僕は正直、ビビってしまうことが多々ありました。
しかし、母性というものはスゴイですね…、それを受けとめきっています。
ひとしきり続いた寛子の授乳や抱擁に満足するとこのははそのまま眠りだすのですが、
ママがその隙に彼女をベビークッションに寝かせてその場から離れようものなら、
「今、わたし、ひとりにされちゃってない?
この孤独感と欠乏感はたまらないのよね。
一体感こそが今のわたしが欲するものなんだから。
さぁ、ママ!ここにいるわたしは、この孤独感と欠乏感を
解消するべく全力で叫ぶわ!」

…という主旨で泣いて、ママを呼び戻します。
その直球をキャッチャーのように真正面で
受けとめているママ 寛子の姿は(全国のママさんたちの姿は)
神々しいですね。
そんなママと娘のやりとりを目をそらさずに見ていると、
またまた、洞察力が働きます。

「これって大人になった僕の愛情の求め方と大差ないのでは?」

孤独感と欠乏感を埋めようと、
僕は泣きませんが、うまく人の注目が集まるように、
自己憐憫にひたり、他人を動かそうとしたり…、
見てみて!頑張ったでしょ?褒めてくれる?という主旨で、
いろいろなことをことさら必要以上にアピールしたり…、
僕は泣きませんが、不機嫌になって他人をコントロールしよとしたり、
自分の存在を目立たせて、人の注意を引こうとしたり…、
はあ…見たくない自分の器…w。
このははそれをもっと素直にアピールしているだけのかもしれない。
孤独感に戸惑っている!欠乏感に自分を見失いそうだ! と。
それを「泣く」というシンプルな方法で。
シンプルに愛情を求めてくる愛娘 このは は、
幼い頃に成しえなかった僕の気持ちの…、
代弁者なのかもしれないと思うようになりました。
言葉で伝えられるのに、ずいぶんと愛を求める方法が複雑になってしまった僕に、
愛娘 このは は全身全霊でシンプルに愛を求める方法を教えてくれているようです。

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