適所が適材を作るんだよ!

潤治の徒然草

こんばんは、潤治です雨veg079.jpg
今日はAQUAMIXT 【中級編】天使のヒーリングハート☆少人数レッスンが開催されました。
雨の中をお越しいただけるご縁を夫婦共々感謝しております。
中級レッスンの内容は、僕がドリーン・バーチュー博士の エンジェル・セラピー・プラクティショナー(R)のコースを受けにアメリカのラグーナビーチに行こうと思ったきっかけにもなったものです。
自分自身を癒し、浄化し、人の癒しのきっかけになりたい…という強い気持ちは、出不精の僕を突き動かしました…。 僕がいきなり海外に行くことをパートナーの寛子でも想像していませんでした…。(過去記事「冒険はいつだって始まる時を待っている」参照)
今では、僕のことをセラピストと呼んでくださる人たちがいてくれますが、20代の頃はスーパーマーケットの青果部で働いていました。野菜や果物を扱っていました。その頃に今のベジタリアン生活を想像することはできませんでした…。
上司に恵まれ、たくさんのことを学びました。その上司たちは皆さん、青果“道”を追求する人たちでした。人生を学ぶ瞬間もたくさんありました。
そのひとつに “適所が適材を作るんだよ!” があります。


新入社員としてスーパーマーケットに入社し、任される部門は青果。
はじめはお荷物のように扱われましたが、そのうちコツや商品知識を身につけて、そこそこ部門の担当者らしくなっていきます。自信も出てきます。1年経つと新たに後輩社員が入ってきます。自信は自己顕示欲にすり替わり、できる後輩を見ると、心がざわつきます。
後輩に抜かれたくない…といつの間にか思うようになります。
通常、担当者→サブチーフ→チーフ という順番で出世していきます。小さい出世です…。
早く、サブチーフにならないと…と焦りだしました。
そして、しばらくして異動があり、サブチーフになることができました。
そして異動先のお店で、上司がしばらく旅行することになり、留守を任されます。
いきなり青果部門の売り場を任され、売り上げを管理することになるのです。
ドキドキしましたが、チャンスであり、自由に売り場を作っていいのですから、ワクワクのほうが強く感じました! “よ~し!やってやるぞぉ~” という気持ちでいっぱいでした。
が、結果は散々でした…。
僕が売り場を作り出してから、どんどん売り上げは下がり、純利益も落ちました。
売り上げを下げる売り場作り…と店長にまで、バカ扱いされる始末でした…。
“使えない新しいサブチーフ” というレッテル。
“大卒のくせに頭の悪いヤツ”というレッテル。
ぺったんこぺったんこ、貼られてしまいます…。
しばらくは、チーフになろう…なんて思えないほど、そのレッテルに呑み込まれ、意気消沈の日々でした…。
同期はどんどん、チーフになっていきます。
そんなときに、上司に言われます。
「水本、お前、いつチーフになるの?」
「えッ、今のところは考えていません…」
「何で?」
「だって、僕、向いていないですよ、青果チーフ。
売り場作ったって売り上げ下げるし、利益は取れないし、センスもないし…、
しばらく、サブチーフでいいかなぁって思っていますよ。」
と、少しふてくされて、被害者意識で上司に向かって言うと…。
「水本、いいか? 向いている向いていないなんて、誰が決めるんだよ?
おまえ、チーフになったことあるのか? ないだろう? だったら、何でなったこともないものの向いている向いていないが判るんだよ? お前は予知能力者か?おまえが勝手に判断するもんじゃないんだよ。」
「だって、前に売り場を任された時に散々でしたよッ!
あんな売り場を作る僕がうまくやっていけるわけないじゃないですか。」
と、ややキレ気味に上司に訴えると…。
「水本、お前、何言っているんだよ? あの時のままか、お前は? 違うだろう?
よく適材適所なんて人事の奴らがいうけど、あんなの嘘さ。適材だから、適所に行く…なんてそんな枠で苦しむのはやめろ。本当はな、適所が適材を創りだしてくれるんだよ。チーフという場所が、お前を一端のチーフに育ててくれるんだよ。だから、機会を活かせよ。向いているかどうかなんて判断をするのはよせ。とっととチーフになっちまえよ。」
このときの上司の言葉は、レッテルを貼られた僕に勇気を与えてくれるとともに、情熱も呼び起こしてくれました。
「チーフになろう。その場所で僕にできることをしよう。」
「僕に向いている向いていないは、未来の僕にしか、判らない。」
「今、とやかく悩むのはよそう。」
そんなことを思いながら…
新しい一歩を踏み出すのでした。
今でも、向いているか、向いていないか…と思うとき
未来の僕にしかわからないことを今の僕が判断するのは、やめようと思うのでした。
ドリーン・バーチュー博士のコースを受けにアメリカに行くときも
そんなことを思いながら、飛行機に乗り込んだのでした。

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