男のええ恰好しい「君に迷惑かけたくないんだ。」4 内田編

いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。
AQUAMIXT 潤治です。visions
先日、男の気持ちを捉える「恋愛講座」を開催いたしました。
平日での開催なのにも関わらず、受講していただく方がいらっしゃることに感謝いたします。
次回は5月24日(土)になります。
講座では、ロマンスエンジェルカードを使いながら、男の3大欲求を共有していきます。
その欲求は大人になるほど複雑になり、より言葉で着飾って発現することになります。
知識や情報で思考を固め、理論武装をし、
それをあたかも自分のパワーや優位性であるかのごとく振舞うなどは
単なる「男の3大欲求」のひとつの現れです。
女性の中にはその男の言葉が持つ綺麗な響きに乗っかってしまう人もいるでしょう。
「あの人ね、言っていることは信頼できる人なの。」
いいかげんで、無責任、自由を怖れて自分の弱さを隠して役割を全うしたり、
演技をしている男に自らの破滅願望や共依存癖から信じてみようとする女性もいます。
「君に迷惑をかけたくないんだ」
という男のええ格好しいをそのまま信じてしまうのは、
どこかで裏切られたい、絶望したいというダークサイドが見え隠れしています。
この物語に出てくる内田という女は、どこかで男に対して絶望しています。
それなのに、信じてみたいという甘い罠を自分自身に仕掛けてしまいます。
そして、より絶望するという負の連鎖です。


内田の父親は彼女がまだ幼い頃、あまり家に帰ってくることはなかった。
彼は、ある程度の暮らしを家族にさせてやりたいという思いから、
自分の人生を犠牲にして働いているようなところがあった。
内田自身、父親が笑った顔を見た記憶がなかった。
ひょっとしたら自分のせいでお父さんに苦労をさせてしまっているのではないか?と
小学生ながらに彼女は思うようになっていた。
中学校から私立の学校に通いだし、
そのままエスカレート式に大学まで進学することになっていた。
眠れずにいたある夜に、遅くに帰宅した父親が一度だけ、
母親を怒鳴っている声が聞こえてきたことがあった。
「誰のために、俺はこんな辛い思いをしてまで
働いているんだと思っているんだ!?」
何も言い返せずにしくしくと泣いている母親を情けなくも思ったし、
父親の激しい葛藤や怒りを癒せない自分自身のこともふがいなく思ったりもした。
「わたしはお父さんの役に立っているの?」と、
彼女はこの世に生まれてきて良かったのだろうかと思うこともあった。
そして、母親のような男性に頼って生きる女になんかならない、
自分で生きていける女になろうと内田は中学生の頃には心に決めていた。
元々、頭も良く、努力家であった内田はその決意の通りに人生を歩むことになる。
しかし、内田の心には時折、どうしようもない寂しさや虚無感が襲ってくるのだった。
そのような時に限って、内田の虚無感を一時的に埋めるかのごとく、
周りの男から言い寄られたり、気になる男が目に入るのだった。
「痺れるような感情と
刹那的な肉体の交わりを味わいたい。」
今回の橋本との出会いも、仕事に行き詰まり、自分の人生に疑問を感じている時だった。
彼の弱さやずるさは深い意識では感じていたし、
それを自分自身の投影と気づいてもいた。
しかし、そんな自分の狡猾さを擁護したい気持ちも働いていた。
橋本を助けることで、癒されていない自分を救いたいと思っていたのだ。
その動機では、決して自分を救えないことも薄々感じていたのだが…。
表層意識では、彼は私にだけ本当の姿を見せてくれていると自分を励まし、
そして、自分を騙していくのだった。
「君には本当のことを言えるよ。」
あの夜以降、橋本と飲みに行く機会が増えた。
メールアドレスも交換し、仕事上の付き合いと自分を納得させて橋本と会うのだった。
「いえ、わたしも橋本さんといると
素直に思っていることを口にできるので、
とても助かっているんです。」
「本当に?仕事のできる君の口からそんなことを言われるとなんだか嬉しいよ。
君に愚痴を漏らす僕を許してほしい。情けないよね、こんな課長は。」
「そんなこと、ないです。橋本さんは立派だと思います。
プレッシャーの大きいポジションなのに、会社では愚痴のひとつも漏らさないですもの。
だから、嬉しいです。わたしに愚痴を漏らしてくれるなんて…。」
「奥さんにも、心配かけたくなくてね。
君にはとても感謝しているよ。」
「橋本さんの奥さんが羨ましいです。
そんな風に思ってくれる男性と結婚したいな。」
こうしてふたりは幾つかの夜を越えることになる…。
―内田の絶望を手助けするようなことをするな!橋本!
やっぱり口では綺麗なことを言っておきながら、わたしを抱くのね?的な。
内田も内田だよ!罠がえげつなさ過ぎる!
随所に女の武器を使い過ぎ!
ことごとく男はその罠にハマリ、惨敗するだろう。
橋本もおまえのシースルーブラウス話法(※)にその鎧を脱いでしまうだろう。
自らの癒されていない感情を見る勇気をお互いに持ちましょう。
持たないから、幾度の夜を過ごすのだが…。
※【潤治メモ 「シースルーブラウス話法」】
中に何を着ているか完全に分かるような目のやり場に困るブラウスのように、
完全に「もう、すでに言っちゃっているよね?」的な話法を指す。
例えば、内田の例で言えば…
「嬉しいです。わたしに愚痴を漏らしてくれるなんて…。」や、
「橋本さんの奥さんが羨ましいです。
そんな風に思ってくれる男性と結婚したいな。」は、
つまりは、あなたのこと好きです!とギリギリの線で伝えています。
かといって直球でもないので、相手は渾身のスイングに入りづらい
という相手側の困惑も招きます。
相手側からすると誘っているの?どうなの?
キャミなの?ブラ紐なの?キャミ+見せブラなの?
と煩悩の無間地獄が待っています。

次回 5月24日(日)の14時~ です。

Skype受講も可能です。

「The 男」をテーマに徹底的に解剖していきたいと思います。
潤治が講座を担当します。

恋愛、パートナーシップは自分では気づいていない自分を

気づかせてくれる大切な人生のカリキュラムのように思います。
だらしなく依存することも、泥仕合のような喧嘩別れをしても、
浮気されてもしても、不倫でも…そこには人生の学びがあります。

向きあわずに「無感情」になることで、自分自身を守ろうとする習性がありますが、
恋愛はそれを陵駕する「好き」という思いがあります。

だから、傷つくこともあるのでしょう。

でも、ひとりでは辿り着けない人生の祝福があります。

Blue Balloon

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