こんばんは、潤治です。
屋久島で今年は皆既日食があるようです。
皆既日食ってめったにないことなのだそうです…
寛子が何やら計画している様子…
好奇心というものは、人のフットワークをどこまでも軽くするなぁ…と痛感しています。
さて、今回の台湾の旅シリーズは、台湾茶で有名な「猫空」に行きます…。
そこで待ち受けていたトラブルにお付き合いください(文章ヘン?)。
では…お付き合いくださると幸いです。
奇跡と祝福の連続の旅 IN 台湾 「猫空(マオコン)ロープウェイ」
思い通りにいかない台湾旅行…、しかし怖れを手放すと道が開ける経験のひとつでした。
台北市立動物園西側からロープウェイで行けば4キロほどの距離。
台湾茶の産地として有名な猫空地区に僕たちは行こうと早朝から徒歩&電車で向かいました。
台北市立動物園まではMRT木柵線というモノレールのような地下鉄のような…列車で向かいます。台北101というどでかいビルを遠めに見つつ、アトラクションのような気持ちで進みます。
台湾はすでに暑さを感じる気温で、その中で山に登ってお茶を飲むという相方の提案を賛成しつつ、面倒な自分がいるのも事実でした…。
到着した駅が「動物園」だったので…、そこを見てまわってもイイねぇ…などと消極的な選択肢を掲げる始末。「パンダ観れるよッ!」みたいな…。
ロープウェイ乗り場に行くと、まだ朝だからなのか日本人らしき男性がふたりが入り口の前で立ち往生しているのが目に入ってきます。
“あれ…、どうしたのかしら。”“旅行慣れしていない人たちかな…、どれどれ”
僕、旅行慣れしています…的な感じで近寄ると、ハプニングの言葉をプレゼントしてくれました。
“ロープウェイが動いていないらしいんですょ…” “えッ…”と僕ら、いや、僕。
“う~ん、…パンダかなぁ”と心の中で僕。
“あっ、変な感じで引き寄せているかも…”と僕。
入り口の中にいる警備員らしき男性が、全身をフルに使い“バツ(×)”“バッツ”と僕たちを入り口の中には入れないようにしています。ドアを開錠させる気配もなく…。
タクシーで行こう…みたいな話をその男性ふたりがしています。
でも、ふたりだと…高くつくんじゃないか…とか、聞こえてきます…。僕の耳に入ります…ッ。ドキドキ。
何か事態が大きくなっていくのがわかります…。感じますッ。
横を見ると寛子はポーッとしています…。流れを楽しんでいるよう…。
この温度差は何?
いつものことながら…、世界観の違いに驚愕します…(大袈裟ッ)。
“あの…”と殿方のおひとりが声をかけて来ます…。
“キ、キターッ”と心の中で叫んでいると、寛子に声をかけています…。
“あれ、ご主人さまはこちらですけど…”“旦那さまはこちらですよぉ…”とひとり言でお伝えしようとするも、寛子と何か相談が進んでいる様子。
“じゅんちゃん、タクシーで行く?”と寛子。
“あッ、うん”と僕。
流れに任せよう、流れに委ねよう。
面倒くさいはやめよう、消極的な選択はやめておこう…。
僕の中の面倒くさがり屋さんを正当化する僕をすこしの間、“まぁ、まぁ、お願いしますよぉ…”となだめ…。
僕のエゴが思考停止している間にタクシーに4人で乗り込み、猫空へ向かうのでありました
それも猫空ロープウェイは昨年の台風の影響で営業停止しているために、そのあおりを受けて、お茶を提供してくれる茶芸館も営業しているかどうか判らないという状況らしいのです。
どのお店に行くかも判らず、営業しているかも判らず…。
タクシーで行ったところでそのまま、山を歩いて下ってくる可能性もあるという。
…と理解したのは、もうタクシーの中で…でした。
昔なら、こんな選択はしないのに…。旅行で見ず知らずの人と行動を共にする…
的なこともしないし…。
信頼する…、ゆだねる…、流れに逆らわない…、予測しない…。
そうはいっても自分の1番苦手な部分で、何だか判らなくなることもあります…。
そんなときはどうすればいいかは中級レッスンにて
そして、景色のいい場所でタクシーから降ろされた僕たち…。すこしくだり坂を歩くと…
ありました…、茶芸館。
それも人っ子1人いません。営業しているのか?!
お店の人が奥のほうからやって来て…。
“営業しているよ、どうぞ、どうぞ”
“週末はそこそこ人が来るけど、平日は地元の人が来るくらいさ”
…っと言っているような感じ…。 後で聞いたら本当にそうでした。
素晴らしく景色の良い茶芸館が僕たちだけの貸切状態。
僕たちだけのために、お茶を入れてくれるお店の人。
車の音もほとんどせず、鳥の声が聴こえてくるだけ…。
す、素晴らしいじゃないか…。この状況…。
4時間くらい…はみんなで歓談し、お茶を楽しみ、大笑いし、はしゃぎまくりました。
殿方たちは医大生の卒業旅行で台湾に来ていたそうです。
その後も4人で街に降り、散策をしました。ずっと話しっぱなし…。
結局、楽しかったんです。ええ、楽しかったんです。
素敵なご縁が出来て、自分ではしない選択をし、大いに楽しめました。
素敵な事故にあったなぁ…と感慨深い1日でした…。
その後、僕たちは夜市に行くのでした
(続く…)