私たちは、皆『人を大切にする心』を備えています。
『人を大切にする心』は自尊心の拡大とともにその影響の輪が広がります。
自分の好きな人・家族・友人…というような近い関係と思える人に対してから始まり、知り合い、街で見かける人、自分のことを非難してくる人…というように、『人を大切にする心』はあたりまえと思える対象以上の人たちに広がっていくこともできます。
自分のことを非難してくる人にすら、『人を大切にする心』を使うことができると感じます。
自尊心を拡大していくことでそのことを可能にしていきます。
この時、エゴの声は言います。
“自尊心を上げ過ぎると、自己中心的な人間になるぞ。”
自尊心の上げかたについて考える時、自分のこういうところが好きとか、自分を褒めてみたりとするのですが、この方法だと限界があるのではないかと思います。自分の中にある罪悪感や無価値観が邪魔をしてしまうかもしれません。この時、他の人に対する尊敬の心が不在だとなおさらです。自分のことだけを考えていると自尊心は上がっていかないことに気づきます。
この時、守護天使の声が聞こえます。
誰かのために祈るとどうして涙が出るかわかりますか。それはその時、どこかであなたの知らないところであなたの為に祈っている人がいるからです。
あなたのことをあなたの知らないところでサポートしています。
あなたの生活を支えるものすべて、あなた以外の人々によって支えられています。
何気なく使う割り箸や、皿にもそれを作る過程でいろんな人の思いがあります。
その思いに支えられて、あなたは生きることができるのです。
あなたはあなた以外のすべてのものに生かされているのです。
そのことに感謝をすればするほど、あなたという人の尊さをあなたが感じることができるでしょう。
「人を大切にする心」はこうして循環していくのですね…。 そんなことを感じていました。(潤治)