寛子が新しく始めるボランティアのお話、続きです。
いきさつは 「雑木林との共生☆多摩の自然に恩返し」 をどうぞ。
多摩中央公園内グリーンライブセンターの前には、園内の元ゴミ箱までプランター代わり(写真左)
ゴミは持ち帰りましょう…てことでしょうか。
お天気にも恵まれ、陽の光を浴びながら向かいました。ピラミッド型の温室を通り過ぎて、ライブホールにて第9期グリーンボランティア講座(案内のサイトはこちら)の開校式。
受付を済ませて用意された名札を付けて着席すると、
周りは予想通りといえば予想通りでしたが、今期参加者42名のうち、中高年のおじさまが7割、おばさま2割、そして私と年代が近い人?!1割 といった構成比。
なぜかといえば、多摩市は40年ほど前からニュータウン開発が始まりました。
その頃入居した人たちの多くが、定年を迎えているのです。私の実家は25年前に多摩市に越してきましたが、私の父ももう70歳です。
つまり多摩市は…すっかり高齢者の街になりつつあるのです。
けれども、集まったおじさまたちは目をキラキラさせて好奇心旺盛。
自然に対してのボランティアなので、金銭はもちろん精神的な見返りも求めるものではありません。純粋に関わりたくって、雑木林のこと、多摩市のみどりのことを学びたくて、ワクワクしているのが私にも伝わってきます。
グリーンボランティア講座開校式では、多摩市長をはじめ、ボランティア講師の方々、すでに活動されている方など、様々に関わって下さる方たちの挨拶がありました。
その挨拶中も、ほとんどの受講生が真剣にノートを取っている。真摯な眼差しに、感動しました。
すでにグリーンボランティアとして、雑木林の管理・育成に携わっている方の挨拶があった時。
周りには、妖精がいっぱいでした。その方も、妖精の生まれ変わりのような雰囲気で、レプラコーン (Leprechaun) みたいな方でした。
そして、現在ボランティアとして関わっている方たちの挨拶が終わった頃。
「ありがとうありがとう」と聴こえてきて…
ふとピラミッド型の温室の方に目をやると、植物たちが今回集まった私たちに対して、とても喜んでいるのです。
一斉に「ありがとう」とお礼を伝えてくれている。
実際に実習では伐採などもあるので、木を多く切ることになるかもしれません。
けれども、植物たちは切られる、刈られることよりも、もっと大きな視点で私たちのすることを見てくれている。
不思議な安心感に包まれながら、開校式が終わりました。
さて、この後は中央公園にある雑木林を周り、活動のイメージを掴みます。
(続く)