こんにちは、潤治です
本日から北海道に行きます、3月3日までの予定ですメールなどの返信は遅れてしまうことをご了承いただければと思います。
小学校4年生のときに H という女の子に恋をしました。
両思いのような、そうでないような…、確かめることもなく、時が過ぎ…、その間にも他の女子を好きになったり、要はひとりに絞るという感覚すらなかったのでした。
しかしながら…、女子はませています。
6年生になっていよいよ、H と僕が付き合っているような雰囲気を周りがお膳立てし始めます。
「もっちゃん(少年~青年期の潤治の呼び名)と H ちゃんは付き合っているからねぇ」
「映画行くんでしょう?」
「ふたりの邪魔しちゃ、悪いっか~」
ただ、H と話しているだけでも、そんなことを周りに言われて、困惑していました。周りに言われれば言われるほど、何だか僕のH に対する想いが本当なのか、何なのかわからなくなり、いつの間にか距離を置くようになっていきました。
今思うと、人を好きになることで何か責任や義務が生じてしまうことを面倒くさい…
と思ってしまったんです、あの頃の僕…。
本当は、H のことを好きかどうか…だけのお話なのに…。
勝手に周りにお膳立てされた荷物のようなものを持たなければいけない
という観念の世界に迷い込んでしまったのかもしれません。
勝手に、自分自身で「付き合わなくっちゃ」と責任を背負い、勝手に苦しくなって怖くなって、勝手にやっぱり無理だ…と終わらせる始末でした。周りからのプレッシャーに負けた被害者のような気持ちになって、責任転嫁です。
H と付き合えたら…と淡い気持ちが湧きあがり、ワクワクしだしたとき、そのときはまだ怖れや不安はありませんでした。そのときに話をどんどん進めればよかったなぁ…と感じます。
そのうち、「いや、待てよ…」と始まります。
僕の中にいる保護者のような人が出てきます。
この人は僕に安全で退屈な世界へ誘います。それが彼の仕事です。
「いや、待てよ…、大体小学生で付き合いだすって無理がないか…?映画代は誰が出すんだ?ふたり分払えるのか?電車で行くんだったら、その間の会話はどうする?話す話題とか、考えているのか?ノートに一度書き出しておいたほうがいいんじゃないか?ランチは何を食べるんだ?おいおい、そんなことも考えていないのかよ?でもよぉ、そんないろいろなことを考えるくらいだったら、デートとかしないでひとりでのんびりしてなよ、な?」
と彼は僕に何もない、退屈で安全な世界の素晴らしさを説きます。
「う、うん…。そうだよな、面倒くさいもんな。やっぱり無理だよな。うん。」
と僕は彼にワクワクした実現しかけた未来という代価を払います。
それで手に入れるのは、退屈で安全な世界です。
H とは、同じ中学校に進学することになり、程なくして彼女は他の男性と付き合いだします。
そのとき、僕は思います。
「H のあの笑顔は、本当は僕といるときにしていたかもしれないのに…、僕、何してんだ?」
僕の中にいる彼は、僕を励まします…。
「いやいや、あんな男はたいしたことないよ。つまらないヤツじゃん。お前のほうが面白くてかっこいいよ。だからH のことは忘れような、な?」
「う、うん…、そうだよな、あんなヤツと話して笑っているなんて、たかが知れてるな。良かったんだよな、これで。」
僕の中にいる彼は、僕をいつだって被害者にしてくれて、僕を守り、僕を退屈で安全な世界へ誘うのでした。
今、彼はあまり僕の人生に口を出しません。
彼の誘いを断っているうちに、彼も諦めてきたようです。
彼に払っていた代価を、僕が受け取るようになりました。
「ワクワクした実現しかけた未来という代価」です。
ワクワクした実現しかけた未来を、僕はこれからも実現させていくつもりです。
彼が僕を守ってくれたことには感謝しますが、
今の僕には、彼の保護はいらないのです。
あなたの中に「彼」はいますか?
潤治のオンラインスピリチュアルセッション 「QUIET TIME 」
日常の喧騒を離れ、自分自身との対話をしてみませんか?
「彼」 との対話もできるかもしれません。
目に映るすべてのことがメッセージであると日々確認できるなら、私たちの世界は、今まで見ていた世界よりさらに輝きを増すでしょう。各テーマを通して、自己の内面の旅をしていきます。
星の羅針盤シリーズ 番外編 「決断力」
・2010年3月20日(土) 聖ヶ丘 13時~17時
いつだって何度でも、私たちはスタートをきれます。
何度も凹んだり、打ちひしがれたりするけれど…
ぶれない自分でいるために…、過去の自分を受け入れ、今を生きるために…
自分の内側で行われるコミュニケーションを見つめていきます。