こんばんは、潤治です
朝は銀世界だった、ここ多摩市聖ヶ丘も、夜になると雪も道路には残っていません。
昨夜は、子供たちのテンションの声が響いていました。
季節の移り変わりが見せてくれる世界は一瞬一瞬が大切なものです。
今朝、朝日が昇り、公園に日差しが当たり始める頃、いつもの高台に登りました。
すでに夜のうちにソリで遊んだ跡がありました。
この場所から、いつもは富士山を望んでいます。
公園内を散歩していると、人が踏み入れていない場所があります。
そこを歩きながら、高村光太郎の 「道程」 ごっごをします。
“僕の前に 道はない 僕の後ろに 道は出来る…”
ふり返ると自分の足跡があります。
雪けむりをうっすらとあげている雪面をぼんやりと眺めます。
こんなに雪が積もるのも、一年に数回あるかないか…。
テンションがあがりますッ。
こうした公園が歩いてすぐのところにあることに感謝です。
「ありがとう」
記して、先に進みます。
しばらく歩いていると雪だるまを作りたくなり、雪をすくい上げると、サラッサラ…。 雪を固めること難しく…。
まったく雪だるまを作れるような雪質ではなく…。
手が雪で冷たさを通り越して、痛くなってきました。
それでも再度、雪だるま作りにチャレンジしていると…。
「冷たいでしょう? 手、痛くないの~?」 と近所のワンちゃんのお散歩に来た貴婦人が声をかけてきます。
「大丈夫です! でも雪だるまを作るのは難しそうです…。」と僕。
「いいわよねぇ~、雪のこの景色。朝のこの時間じゃないと趣きがないもの。」
「本当、ありがたいですよね。こういう景色を見せてくる瞬間が近くにあるって。」
「そ、そうなの。ありがたいのよね、この自然の見せてくれる瞬間って…。このところね…、落ち込んでいたから…、でもこうしてこの景色を見れることに感謝よね。」
「そうですよぉ、本当、ありがたいですよね。ワンちゃんがお散歩したがっていますよッ。」
「あら、ゴメンナサイねッ。ありがとうね。」 と立ち去る貴婦人。
ワンちゃんも楽しそうでした。
嬉しいよね、雪の中を歩くのは…。
自然の移り変わりに見せてくれる瞬間に感動させてもらえた1日の始まりでした。