夏が来ると思い出す…

引き寄せ・創造潤治の徒然草

おはようございます、潤治ですひらめき
今日はスーパーマーケットに買い物に行きます。
明日は、「デトックスランチレッスン」です。僕がマクロビ、ナチュラルハイジーン、リビングフードの考え方を取り入れた料理方法をお伝えして一緒に食べる企画です。
スーパーへの買い物が、とても楽しみなのですが、荷物の重さがなければもっといいのに…と思う今日この頃です。
青果コーナーの陳列の仕方、演出、売場責任者の思い、働いているパートさんの士気を垣間見るのがとても楽しいです。
陳列してある、1本のきゅうりから…、売場を感じる、スーパーを感じる、流通を感じる…、いささか大袈裟のような感じがしますが…。楽しい瞬間です。
売場をどう作るのかは、その売場担当者の才覚にゆだねられることが多いです。特にお盆の時期はその差がハッキリと出ます。
売場なんて、どこも変わらない…と思うかもしれませんが、売場の向こう側を観じると青果売場に釘付けになること…、あると思います!
お盆や年末などの大きなイベントになると前年の実績を前年の売場責任者であるチーフは残しておきます。僕が経験したのは、前年の売り上げを越されたくない…という競争世界でした…。


20代の頃、僕はスーパーマーケットの青果チーフでした。
第2次ベビーブーム…、就職しなければならない絶対人数が多い中、「…したい」・「…したくない」という基準ではなく、「まだ、まし」・「どうせなら…」・「…しかない」という価値観のもと、就職していきました。
今、こうして菜食を中心にした食生活で暮らしているとその頃の経験が、無駄ではなかったことに気づかされます。遠回りしているようでも、その道に意味があるという信頼感を今は持てるようになりました。すべてはつながっている…。
産地めぐりなども、この先していきたいな…と夢は広がります。
夏になると思い出すのは、青果チーフ時代のことです…。
懐かしくもありますが、もう戻りたくはない世界です。
スーパーや百貨店の○ヶ月前年割れ…とかいうニュースを聞くと、ドキドキします…。
なにより前年よりも売り上げが下がるのを怖れながら、仕事をしていました。
企業体質なのでしょうが、僕が働いていた頃は、前年を割ることのみに意識が集中していました。
なので、異動なんかあったら大変です。
他の店舗に配属されるということは、そこにそれまでいたチーフの前年を追いかけることになります。追いかけるほうも、追いかけられるほうも嫌な感じ…です。それが評価につながり、前年に追いつくことができなければ、役立たず的な扱いです…。
そんな土壌ですから、自分の前年をいかに追い越せないようにするか…を考えるチーフも数多くいました。真っ向勝負ではなく、策を講じることも多くて、新人でチーフになったばかりの頃はよく、悔しい思いをしました。
夏のお盆の実績をチーフは本部に報告する義務があるのですが、その報告書に細工をするチーフもいるんです…。
自分の実績を来年、違う新人のチーフに越されないための策です。
売り上げ金額の実績は小細工はできませんから、その中の売り上げ商品の構成比、売場展開などをでたらめに残しておきます。信じられないと思いますが、それを参考にして、よく失敗をしました。
配属されたお店で、はじめてのお盆を迎える…なんて時はドキドキでした。
その当てにならない実績書をもとに、お盆前に梨はこんなに売れるはずがない…とか、どこに何を置いて販売していたのか…とか、桃は何個入りのパックが売れるのか…、値段は…? をそのお店のパートさんに聞いたり…(訊き込み状態)、でも残念ながら、覚えていることはなく…(笑)。
僕の働いていた頃、リストラブームで、人員も減らされ、朝から閉店後も働いていた頃を、夏が来るとふっと今でも思い出したりします。
競争なら、いいのですが、足の引っ張り合い。
根も葉もないうわさを広めて、足を引っぱる。陰口を言い合う…。
それも僕が引き寄せていたんだろうと思うと、タイムマシーンに乗ってアドバイスしに行きたいくらいです。でも、その時は受け取れなかったものを今を受け取れるようになっているんだ…と自分の成長を褒めてあげるのでした。
僕たちは成長しています。
昨日歩けなかった赤子が、今日は歩けるようになるような1日を。
僕たちも同じ1日を生きているんです。

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