成長するときは、独りのとき。

ハッピーライフ

こんばんは、潤治ですやや欠け月PC050039.jpg
最近、新作レシピの開発に勤しんでいます。
…と言っても、ただ料理の本を片っ端から読みまくっているだけですが…。
マクロビオティック、ローフードやリビングフード、肉・魚を使った料理…といろいろです。ただただ、読んでは頭の中で料理をします。材料費がかからないので、リーズナブルです(微笑)。
昔から外食するたびに、“どうやったら、この味がでるんだろう?” と頭の中で料理を繰り返すことが少なくありませんでした。いつかその料理を作る日が来ることを楽しみにしつつ、想像は続くのでした…。
そんなことをしていると、いつの間にか料理の腕が上がっていることが少なくありません。
ある料理本のレシピを参考にしながら、料理を作り終えると
 “とりあえず、完成した” 状態になります。
作る前はドキドキしながら、うまくいかないこともありますが、
少なくとも “食べれる” 状態になります。
完成した喜びもつかの間…


“とりあえず、出来た” 状態は、歯がゆく、とても自分のレシピに出来たとは思えません。
レシピどおりに出来たけど…
もっと改良する余地がある…
もっと手際よくできるために工夫がいる…
違う食材で作るには、どうすればいいのだろう…
自分らしいテイストを入れていくにはどうすればいいのだろう…

と自分の力の無さやまだまだ伸びる自分の成長の余白を感じます。
ちょうど、音楽に似ていると思います。
課題曲をギターで弾けるようになったけど…
ひととおりピアノで楽譜どおりに弾けるようになったけど…
歌詞を覚えて、歌えるようになってけど…
もっと、感情を込めて弾くには、歌うにはどうすれば?
もっと、リズムを大切にするには?
もっと、その作者の意図をくみとって弾くには?

本当のスタートは、“ひととおり” できるようになってからなのだと思います。
ギターやピアノ、歌が本当にうまくなっていくのは、
ひとりで反復練習をしている時です。
いわば、課題曲がひととおり弾けるようになるまでは、
練習の準備のようなものです。
料理も、ひととおり作れるようになってからが、
上達する段階に突入します。
チーズは ただ、茹でるだけよりも揚げてから、
茹でたほうが濃厚ながらもさっぱりとして美味しいのではないか?
お酢が与えるインパクトよりもレモン汁のほうが優しい味になるのではないか?
カリフラワーのコリコリ感を残しつつ、やわらかく仕上げるにはどうすれば?

心の中で繰り返されるのは…
「さらに美味しくするためにはどうすれば?」
という自分への質問です。
その質問の量が、料理の腕を向上させます。
そして、その質問に応えるべく、行動することです。
自分からの自分への質問に応えていくうちに、
確固たる自信のようなものが出来上がってきます。
人からの請け売りや情報ではなく、自分からの質問に自分で応えていく…
人からの気づきはとても有難いものです。
その気づきを今度は自分自身に質問してあげることです。
そして、行動を起こすことです。
昔、メンターの男性に

“水本君が僕の話で感動しくれるのは、とても嬉しいことだよ。
でもね、その感動を行動に変えて、水本君自身の人生を変えていってくれたら、
もっと嬉しいんだよ。できれば、そうあってほしい。
それが僕の話から、伝わって欲しい ことだから。”


と言われたことがあります。
見透かされたような気持ちでした…。
いい話を聞いては、感動し、成長したように感じる…
これが僕の繰り返してきたパターンでした。
成長するときは…
僕が僕自身の質問に行動で応えるとき…
情報や請け売りの知識ではなく、自分の内から湧きあがってきたことを試すとき…
それはほんの日常の一場面…

ただ日常の家事のひとつの料理ですが、
その料理を通して、自分の中に湧きあがって来てくれる学びは深いと感じることがしばしばです。

何もないところからは直感は出てこない
直感は蓄積した知と体験が、組み合わさった上に出てくるものだ

    ―福原義春(資生堂名誉会長)


才能とは、自分自身が自らの力を信じることである

    ―ゴーリキー(ロシアの作家)

成長するきっかけを探したり、深めたりするのに、
AQUAMIXT のセッションやワークショップはいいと思います。

    ―水本潤治(日本の主夫)

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