こんばんは、AQUA MIXT 潤治です。
前回の記事 「負けず嫌いが過ぎて過ぎて…」の続きになります。
負けず嫌いが過ぎた僕は、勝負をしないという選択をしていました。
負けないために勝負をしないということですね…。
やってみたい、挑戦したい…という子供の頃のようなワクワクが、負けたらどうしようという自分の怖れの前にしぼんでしまうのでした。
高校生でそんな気持ちを感じていたのだから、早熟だったと思います…。
大好きな人に告白してフラれるくらいなら、
好きでいることは自分の心にそっとしまっておこう状態です。
なので、心理学をこよなく愛し、カウンセラーという職業に就きたいと思っていながら、
周りが勧める、内定も早くからとれたスーパーマーケットに就職しました。
それは喩えるなら、
大好きな人に思いを伝えなければ、少なくても片思いのままでいられる…
それなら、その気持ちを抑えてでも、両親の薦めてくれるお見合いで、
これから好きになれそうな人と結婚しようと思うような気持ちです。
好きになっていけるはず…
ゆっくりだけど、相手の良いところを見つけて好きにならなくては…
好きになれるだろうか…
新入社員でがむしゃらに数年は働きました。
役職もあがり、責任も増えていきました。
たしかに仕事の中でやりがいや楽しさはあるのですが、
何かモヤモヤするものが常にありました。
好きな瞬間はあるけれど、愛しているか?と訊かれると首を縦に振れませんでした。
愛している人とこれからの人生は一緒にいたい
それは、愛している仕事に一生の時間を費やしたいと同じ事でした。
告白したって…、フラれるかもしれない。
その痛みに耐えられるのだろうか。
人間は、行動した後悔より、行動しなかった後悔の方が深く残る。
―トーマス・ギロビッチ(米国の心理学者、1954~)
…と当時の勉強していた本に書いてあり、
なまじ心理学を学んでいたために、人生の選択を迫られることになりました。
行動しなかった後悔…
告白しようと思って、伝えられなかった告白の数々
チャレンジしてみようと思って出来なかった行動の数々
たしかに心に深く残っていました。
爽やかな残り方ではなく、鉛がお腹の中にあるような重さです。
好きだって言えること自体に
もうすでに価値があるのではないだろうか?
そんな風に思い立ち、怖れを感じていましたが、
告白することにしました。
人生そのものに…。
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