外食産業ではコストを抑えると考えると油を安いものに切り替えることも視野に入れるからです。
さて、当日は皆さんとともに「ギー」を作りました。
無塩バター(カルピスかよつ葉)を鍋に入れ、中火でひたすら煮ます。
大きな泡が出てきますが、そのうちシュワシュワと小さな泡に変わっていきます。
一面がシュワシュワしたら、鍋の下には凝固したタンパク質が変色して沈殿しています。
このタイミングを実際に作ることで共有したかったのでした。
「ギーを使って早速、料理を作ってみよう!」というモチベーションになってくれたようです。
今回、ご希望の方には実費でギーをお渡ししました。
所要時間は20分くらいでしょうか。
火力と鍋にもよりますね。
450gの業務用がお買い得ですょ。
鍋からは甘い香りがしてきて、トーストにそのギーをトロ~リたらして、アガベシロップをつけてサクサク、ジュッワァ~という食感があなたを天国に連れていくでしょう。
スパイスチャイも香り高く、アッサム茶葉の可能性を限界まで引き出す方法をお伝え致しました。
ターメリックとクミンが欠かせない!です。別の鍋で油とヒーングとクミンを炒めたものをジュッと鍋に流し込み、ココナッツミルクを入れて出来上がりです。
トマトスープも絶品で、トマトホール缶をミキサーにかけ、少量の重ね煮、ギーを混ぜて味付けし鍋で煮るだけ、仕上げにお麩を入れればリッチなスープの出来上がりです。
カリフラワーとジャガイモのサブジ(炒め物)は 冷めても美味しい逸品です。蒸したジャガイモ・カリフラワーを用意しておき、鍋で油とヒーング、クミンを炒め、そこにじゃがいも・カリフラワーをまるで ゆっくりとお風呂に浸かるように入れてあげて、蓋をします。(油が飛びますから)そして、塩・胡椒・コリアンダー・レッドペッパー(カイエンペッパー)・ ターメリックなどで味付けして出来上がりです。長崎産のスナップエンドウを色合いに入れてさらに食力を上げますw。クミンシードはマスト!です。
重ね煮で作ったドレッシングは 唯一無二、唯我独尊的な美味しさです。やっぱり油が自分で管理できるのは素晴らしいことですし、添加物も減らせるというメリットがあります。重ね煮少量に てん菜糖、オリーブオイル、塩、胡椒、オレガノ(乾燥)、玄米酢を混ぜ合わせて出来上がりです。市販のものは砂糖が入っていますし、コストパフォーマンス にやや難があり、買ったは良いけど冷蔵庫で賞味期限切れを密かに狙っているところがプレッシャーになり、そのまま冷蔵庫の主になる可能性もあります(僕だけ?)。美味しくて納得のいくサラダを食べたいという熱い思いがこのドレッシングを生み出しました。(ドレッシングは飲み物だ!宣言。)世の中、トランス脂肪酸が席巻していますから…残念!
食の楽しさ、エキサイティング、大切さを共有することは本当に楽しいです。
我が家に小葉がいるおかげで赤ちゃん連れでお越しになる方が増えました。